こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

みんな大忙し

2011年11月07日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
カンファレンスにて、某科の先生が、
「ええと、今日は火曜日だから、明後日の木曜日がオペ日?」
これを受けて、別の科の先生が、
「なに言ってんだよ、今日はまだ月曜日だよ。休みがあったのは先週。今週来週は休み無しだよ!」
「あ、そうか、となると、明後日は水曜日だから、あ、オペが重なっちゃうけど、病棟、大丈夫?」
・・・

もちろん、半分冗談ですが。これに近いことがあるのも事実。

曜日の感覚が無くなってしまうのはみんな一緒なんだなー、と、思いますね。

まあ、ずーっと働いているせいなんでしょう。
だけど、人の命を預かる医療現場でこんなことあってはいけません。
もちろん、こんなことになっちゃうことが多いから(実際はなくて、ありがちという意味)、何重ものセーフティーネットがしかれていて、インシデントレポートたくさん書いて、アクシデントが起こらないようにする。
上の話なんかも、「思い込み」の典型例。
だから、カンファレンスで話すことも大事。みんなで情報を共有する。

あと、ずーっと働いてて、テンション高くなるのはいいけど、ずーっとやっていると、血圧上がって良くないようにも思いますね。
病理の場合、迅速が夜にずれ込んだりするともう大変。
朝、予約が入っているのを見てから、19時、20時に終わる頃まで、ずーっとテンションあげていなくちゃならない。
そうすると、少しずつ頭が痛くなってきて、迅速診断のときなんかは、これで患者さんの治療方針決まっちゃうよ、なんてプレッシャーがかかって、もうピーク。
もちろん、だいたいの症例は、わかるのだが、難しい症例が来た日には・・・頭がしびれてくるわ、手に汗かいちゃうわで、どうみても小さな血管の2、3本は切れているように思う。

労働環境は、まあ、あまり良いとはいえないが、今のところよい仲間に支えられてやっている。
これ、すなわちチーム医療。