本など読んでいる場合ではないとしばしば思う。
それに、スマホのおかげでこんきも(このブログ)の更新が往復の電車内で楽にできるようになって、これまでの読書の時間にあきらかに食い込んでいる。
なかなか、難しいところだけど、他人の考えに触れるということは人間としては最低限必要なことだ。時間は限られているが、なんとか読書の時間をひねり出して、今年も1冊でも多くの本を読みたい。
2013年1月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:649ページナイス数:118ナイス
下に見る人の
感想「負け犬の遠吠え」の作者とは知らず、タイトルと帯を読んで購入。それにしても、タイトル負け。そもそも社会人生活を学生生活の延長においているのがどうかしている。自分が変わろう、成長しようという意志が感じられない。「あたしは、このままのんびり過ごして年取っていけば良いの。生きてりゃ、この先いいこともあるだろうし、なるようにしかならないわ。」読んで、自分の糧にならない本というのは滅多に無いが、これはそんな無駄な本。いや、こういう、ブログネタ程度の文章でも、私のような人間には売れるということがわかったか。読了日:1月29日 著者:
酒井 順子
ふくわらいの
感想体も言葉もバラバラにして、それを再構成した作品。そして、その再構成はみごとにあるべきところに落ち着いて、というか、定にしても、守口にしても、ほかの誰にしても何がどこに落ち着いてもよかったということだったのだ。だって、今あるあなたがすべてだから。小説そのものもいろいろなパーツからできている。筒井康隆、開高健、谷崎潤一郎、ほかにもいろいろな作家の文体、テーマが織り込まれているように読めた。そして、最後に一つの作品となっている。いろいろと楽しめる、小説好きのための作品。この作品、傑作ではないか。読了日:1月25日 著者:
西 加奈子
間抜けの構造 (新潮新書)の
感想書評での評価が高かったので、思わず手に取ってしまったが、この本から何か学べる、人生の役に立つことが得られると思って買った私が間抜けだった。なんていうことはない、芸人ビートたけしのただの半生記。オールナイトニッポンの頃からTVタックルまで、月に2,3度彼のしゃべりを聞かされてきた者にとって、何ら新しいことは無かった。その都度彼がしゃべり散らしていたことが思い出される。彼にしてみれば、この本が数十万部の大ヒットとなったことが、次なるネタになるだろうし、買った者はなんだかんだとからかわれるんだろうな。読了日:1月24日 著者:
ビートたけし