こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

だから、そうじゃなくって

2013年02月23日 | 生き方について考える
 午前中、フラットコーテッドレトリバーのナイトの散歩で妻と一緒に歩いていたら、少年野球チームの練習が目にとまった。ほぼ毎週、熱心に朝から晩までやっているチームで、思わず、「今日も朝から、大きな声で、一日中か・・・」と漏らしたら、妻が、「どうしていつもいつもそうなの?そうじゃなくって、『今日も、元気のいい声が聞こえて、こっちまで元気がもらえるわ』でしょう?」と叱られた。

 たしかに、どうしてそういうふうに考えられないのだろう。そちらの方がよほど楽しくなる考え方で、自分自身が幸せになれるのはあきらかだ。

 なぜ、ものごとをいつも否定的に捉え、口にしてしまうのだろう。




 少し考えてみたら、わかった。
 私はものごとを否定的に捉えてなどいなかったのだ。少年野球を見ても、『ああ、いいな』と思っていたのだけど、それをそのままま口にすることができないでいたのだ。
 ものごとは肯定的に捉えていて、そのことを人に言いたい。だけどそれができなくなっていた。どうしてか。
 それは、自己肯定感が無かったから。

 自分が口にすることに自信が無い。何かを口に出していったときに、否定されたり、批判されたりするのが怖いので、もっとも否定的なことを言う。
そうすれば、そのことを否定されることはない。


 みんながみんな、そういうわけではないだろうが、私は自己肯定感の欠如が、自分以外の事物への皮肉、否定につながっていたのだと理解した。
 自己肯定感の欠如は、さまざまな原因で起こる。
 私の自己肯定感の欠如の原因をここでいうのは気が引けるが、少なくとも自分の育ってきた環境によるということは間違いない。

 自己肯定感をいまさら取り戻すことはできないだろうが、少なくとも自分を否定するのはよしてみよう。






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