こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

私はずるい

2013年02月04日 | 生き方について考える
この間から、「自分で考える」だの「自分で決める」などと、急に自分で自分でなどと口走っているが、よくよく考えてみたら、ずいぶん狡い言い方だ。
こんな、50近くのオヤジの立場で、偉そうなことを言ったところで、そんなのまったく何の普遍性も無い。ブログのような誰もがアクセスできるところで、普遍性の無いこと、すなわち自分の偏狭な視点での考えを述べても意味が無い。
自分の日記だなんだと言いながらも、誰かに読んでもらっていることを期待もしているのであれば、自分なりにもっともっと人生のこと、生きることというのを深く考えなくてはならない。

私は病理医という仕事を持っており、その仕事を全うするために多大な時間を費やしている。従って、哲学書、小説をはじめとする人生を勉強するための書物を読む時間というのは、物理的にほとんど無い。それでも、なんとか時間をひねり出して読むようにはしている。
そして、自分で考えないといけない。
この、考えるというのがせめてもの自分が生きている証しとなるのだが、そのときに、果たして私は普遍的なことを目指して考えているだろうかと思う。

自分自身の置かれた立場からの考え方。これまで生きてきた中での考え方であり、それは、コロ健、というきわめて小さな存在が、自分のことしか考えないでいることにしか過ぎない。

どうしたら、少しでも多くの人が幸せな気持ちで過ごせるか、などということは、実はそれほど考えていないのではないだろうか。自分の身は安全なところに置いて、言いたいことを言っているだけのような気がしてならない。
いや、実際、そうなのだ。

私は、ずいぶんとずるいことをしながら生きている、ということになる。
自己弁護に明け暮れ、言いたいことだけ垂れ流している。
ホトホト情けなくなる。
だが、いったいどうすればいいのか、と考えたところで、即座に妙案が出てくるわけではない。

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