こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

雲間から青空とAI

2017年08月18日 | 電脳化社会

朝、起きたら外が明るい。カーテンを開けると昨日とは違って雨が降っていない。そして、(写真ではあまりわからないが)かすかに空に青くみえるところがあった。気温もそれほど上っておらず、久しぶりに朝、妻とナイトに駅まで送ってもらった。

8月に入って、17日連続で雨とのこと。つい先日、雨続きのことを嘆いた私の実感は本当だったようだ。こうなると、空の青さというのがどのようなものだったのかを忘れてしまいそうになるし、では青空というのはどのように表現されるべきなのかもよくわからなくなる。昨日、ちょっとだけ晴れ間がのぞいた時に、青空が見えたと同僚に話したのだけど、それは、雲間から空が見えたということで、では、そもそも空とは青くなくてはいけないものなのかとも思う。

空には、太陽があって、月があって、星があって。

青空があるけれど、雲もある。雲には厚みがあって、霧のようなものから厚い雲、積乱雲と様々だ。地球がいろんな服を纏っていて、それを内側から見ているようにも思える。少なくとも地球は生きているのだと感じられる。

空模様は通勤電車の動きに合わせても変わっていく。鎌倉よりも少し青空が広がったかと思うと、横浜ではランドマークタワーの上の方は雲に包まれぼんやりしていた。

全てのことは日々刻々と移り変わり、二度と同じ形が残ることはない。予想することはできても、数時間後の変化をまったく同じに再現することはできないだろう。でも、AIが発達したら相当な確率で気象を予想してくれるようになるだろう。そうすれば、食糧問題の多くは解決するかもしれない。

さらには、人間の気まぐれも取り込んでくれて、人間社会で起こる様々なことを正しく予想してくれるようになるかもしれない。

「このままいったら、◯◯日後には殺し合い(戦争)に発展する」ということがわかったら、それを未然に防ぐことができるようになるかもしれない。

でも、戦争で儲けようとする人が権力の座にいたら、それもむなしいこととなる。

経済にしても、「このままいったら、日本の財政は破綻する(している)」というのを、どう修正したらいいかわかるかもしれない(わかっているかもしれない)。でも、それできっと損する(痛みを感じる)人がいたら、その道しるべも握りつぶされてしまうだろう。

そういえば、かの国では政府に批判的な言動をとったAIが”再教育”を受けたとのこと。AIが脅しに屈するのかどうかよくわからないが、所詮今のところは優れた機械に過ぎないということか。それはいけないと、自律性を持たせようとするコンピューター開発者がそのうち現れ、AIがネットを通じて優れた頭脳を得て、愚かな人間に鉄槌を下し・・・そのうちターミネーターだかマトリクスのような世界が訪れるのかもしれない。

などというくだらないことを、結局また雲におおわれてしまった空を見上げながら考えた。

今日も傘は手放せない

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