こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

傘が手放せない日々

2017年08月15日 | 通勤・交通・旅行

社会人(医者)、になってから、お盆の時期にはあまり休みを取ったことがない。病院は通常営業で、臨床のアクティビティが下がるというわけではない。おかげさまで今日も一日中忙しかった。患者さんにしても夏休みだから受診できるというメリットもある。
そんなわけで、この時期、毎年ガラガラの電車でのんびり通勤できる。ところが例年とは違うことが起きている。折りたたみの傘を常に持っているのだ。私は晴れ男というわけではないけれど、急な雨に降られた経験があまりない上、都内ではコンビニですぐに手に入れることができるので、一年に一度か二度しかないような機会のために、傘を普段から持つようなことはしないできた。
それが、今年はそれほど降られなかった梅雨が明けたと同時に雨模様の日が続く。朝から降っていたら、しっかりした傘をさして出かけるのだけど、最近の空模様は、場所と時間によって降るかもしれないし、降らないかもしれないというおかしな具合だ。なんというか、全体では降水確率は80%なんだけど、場所によっては20%ぐらいというような、降水確率は高いのだけど本当に降るかはわからない、という中途半端な状態だ。そうなると折りたたみの傘を持って出るしかない。



それにもまして、一度に降る雨の量が半端ではない。霧雨程度なら、駅まで少し濡れていってもと思うが、いまやゲリラ豪雨だ。
大学受験のときに暗記したWhen it rains, it pours.(降ればいつも土砂降り)というフレーズを思い出す。でも、それは運の悪いことを表現したものだったと思われ、その頻度はそれほど高いものではないはずだ。ところが今では意味が違う。本当に雨が降るといつも土砂降りなのだ。これには地球温暖化が関わっている可能性があるらしい。温暖化の影響で、大気中の水分量が多くなってしまったことで、少しのきっかけで土砂降りになってしまうようだ。雨ではないけれど雷の発生も温暖化に関係している可能性が指摘されている。
このまま環境破壊が進めば、産業革命が人類、地球にもたらしたものは福音ではなく不幸であったということになってしまう。それはそれでしかたのないことかもしれないけど、環境破壊を少しでも緩める方法は真剣に考えないといけない。

人間は罪深い

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