こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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人類の知性は守られるか・・・2017年7月の読書記録

2017年08月02日 | 読書、映画、音楽、美術

知性の転覆に一役買っていたような人が書いているのを読むと、一体どういう了見で?なんて、思ってしまうけど、実は自分自身も知性の転覆に一役買っていたということを自覚しないといけないと知らされる。知性ばかりでなく、品性も失われつつある現代社会だから、そんなタイトルの本が売れるのだろう。だけど、そういった言葉自体を商品化して消費していること自体に危うさがある。

知性が転覆しつつあるのは、何も日本だけの話ではない。世界中で同時進行している。水は低きに流れるというが、そりゃあテンションを高く保っているよりは、エネルギーの低い安定したところにいる方がよほど楽。みんなバカになってしまうのが楽ということだ。

バカというのは、勉強ができるできないということではない。知性、品性のないことがバカなのだ。

他の2冊は、勉強用参考書のため、割愛。

7月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:904
ナイス数:51

知性の顚覆 日本人がバカになってしまう構造 (朝日新書)知性の顚覆 日本人がバカになってしまう構造 (朝日新書)感想
知性という気取った言葉が、人類にとって実はとても大切なもので、いつも意識していなくてはいけないものであるということを切々と語っている。そして、語りかけられた私自身が知性の消失に積極的に関わっていたということを自覚して愕然とした。でも、過ぎてしまったことに対して、とんでもないことをしてしまったと後悔しても仕方ない。今からでも自分の体勢を立て直して、知性の消失に立ち向かわなくてはいけない。
読了日:07月22日 著者:橋本治

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