こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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つまみ食い的活字拾い・・・2018年4月の読書記録

2018年05月02日 | 読書、映画、音楽、美術

ここのところ、本を全く読まなくなってしまった。何よりも読書の時間が、ほかのことにより大きく割かれているのが原因だ。

活字を読むこと自体、なんとなく面倒になっている。新聞記事はまだ読んでいるが、本となるとハードルが高い。何かにつけてスマホばかり。朝日新聞の書評欄が4月から突如、日曜版から土曜日に変更になったということも大きい。お知らせはあったのだろうが、習慣というのはそうそう簡単に変えられない。あれで最後のタガが外れてしまったような気がする。

文章を読むのは最近では誰かのブログを読むということがあるけれど、大抵はものの1分あれば読み切ってしまう。文章のほとんどないものも多い。ちなみに、このブログ(こんきも)の平均セッション(滞在)時間はほぼ1分。確かにそんなものだろう。そもそも私は文章家ではないからそんなに大した文章を書く時間も能力もない。もともと、アウトプットではなくてインプットが好きな人間だ。でも、いまやっていることは、活字をつまみ食いしているようなものに思えてくる。

そんな私がインプットを怠ったらどうなるか。というようなことは、これまで何度も書いてきた(「2015年6月の読書記録・・・スマホいじりにはご注意を」ほか)のでここでは割愛するが、これが私だけではなくて人類共通の脅威となりつつあるのが恐ろしい。読書というのは、別の人格を知る最良の方法だと思う。昔は、電車の中で本を読んでいる人はたくさんいた。それがやがでマンガに凌駕され、今や文庫本も漫画も電車内で見かけることはほとんどない。タブレット端末やスマホを覗き込んでいる人はたくさんいるけど、見た感じとしては、3分の1はゲーム。残りの8割ぐらい(全体の5、6割)はニュースかSNSかで、あとはネット漫画。小説を読んでいる人は全体の1%もいるだろうか、というところ。これからの世の中、一体どうなっていくのだろうかと心配になる。

で、それは人ごとではなくなっていて、私自身読んでいない。この前に読んでいたのがラッセルの”幸福論”でこれが難しかったのか、私の読書力が及ばなかったのかわからないが、色々な店で共感できる部分はあったのだけど、挫折してしまった。それから、私の読書習慣も堕落の一途。ブログを書いている以外はスマホをぼんやりいじっているばかりとなってしまった。これではいけないということで、”まずは活字を”ということで、ショートショートなら読み切れるだろうということで、この前、本棚を整理していたら出てきた星新一を再読することにした。ショートショートなら、この本に収載されている作品は、星新一にしてはB級群で、大して印象には残っていないが、まずまず1冊読破することができた。

これで次はラッセル、と急いではまたしくじるので、何か読みやすそうなものを探すことにする。

 

4月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:336
ナイス数:11

おせっかいな神々 (新潮文庫)おせっかいな神々 (新潮文庫)感想
久しぶりに再読
読了日:04月30日 著者:星 新一

読書メーター

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