こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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教育を産業にする人たちの自縄自縛

2018年05月29日 | 日々思うこと、考えること

結婚するしない、子供がいるいない、子育てはどうするかなどということについては色々な人が色々な考え方を持っている。

以前はこうだったけど、あとになって変わるということもある。

きわめて個人的な問題であって、こうあるべき、などということは無い。

このところ、少子化に業を煮やしたのかどうかわからないけど、これの打開策として、若い人に結婚しろ、子供を産めということを上から目線で言う人が目立つ。

保育園問題についてもよくわからないことをいう人がいるようだ。国会議員でもそういうことを平気で言う人がいるのには全く参る。

今の指導者層、というのはバブル景気の恩恵を最大に受けた人たちで、その人たちはバブルの遺産を何も残すことなく、ツケを今の若い人たちに回している世代だ。

あの頃、お金のことばかりにかまけていないで、少子化対策を行なっていたら今のような極端な人口減少社会にはならなかったかもしれない。

少子化の原因の一つは、子育てにかかるお金だ。学校を作ったり、学部を新設することがお金になる世の中、すなわち教育産業に群がる人がこれだけいるのだから、それにお金がかかるのは道理だ。

教育格差を作ることで、教育費を高騰させているけれど、そんなことしたら自縄自縛。

学校に進ませることのできる親なんてそのうちいなくなる。

なぜ、0歳の時から子供をあずけて仕事をしなくてはいけないのか?そう考えることもできない政治家は一体何を考えているのだろうかという思いもある。

保育園にしても、補助金は保育士に回ることなく経営者側に手厚いという話も聞く。

権力欲、金銭欲の強い人は教育産業に携わらないでほしいと思うけど、車窓から見える数々の看板はそういう人こそそれらを発展させる力があるのだと実感させられる。

それにしても、この手の話題となると絶望的な気持ちになるのはなんでだろう。

私自身が教育格差を利用してうまくやってきたという後ろめたさを感じているからかもしれない。

教育は競争の裏返しでもある

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