(昨日からの続き)
わが家であれば、家のローンと車のローンに加えて教育費がかかる。この教育費がばかにならない。おそらく、学校に行かせるだけならとくに問題はないのだろうけど、やれ部活の合宿だ遠征だ、旅行だ遠足だというようにどんどんかかる。さらに、受験ともなると塾代、模試代、受験料と費用はうなぎのぼりとなる。わたしは定職を持つことができ、なんとか収入の算段がついているからこういったものに、なんとかお金を出すことができたが、そうでもない人にとってはこれらは厳しい負担となる。教育が”産業”化しているから、投資を余儀なくされるが、投資をしたくない人も出てくる。今は、将来のことがシュミレートできるので、そうなると子供を持つこと自体がリスク要因となってしまう。そしてそれなら結婚もしないで良いだろうとなるのは当然だ。
右肩上がり、人口増。発展途上国がまだまだ多かった頃の人生設計はもはや成立しない。中高年層も生きるに厳しい世の中となっている。定年が60歳、長くて65歳となっても、寿命は80歳ぐらいまではある。死ぬまでの10年、20年を退職金と年金でやりくりしていくというのは結構大変だ。私にしても、子供2人がそろそろ大学を卒業というところまではくることができたけれど、今度は自分の老後の心配をしなくてはいけない。長生きするのも大変な時代となってしまった。
1人で過ごすのが1番となる