こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

帰ってきた腕時計・・・実はずっと一緒だったのね

2018年05月12日 | 日々思うこと、考えること

大型連休に入る前の日にあった研究会のあと、打ち上げがあって遅くなった(『どれが雑草?』4月29日)。まずは2連休だったのであまり気にしていなかったのだけど、週明けの月曜日、朝起きたら腕時計が見当たらない。カバンの中を一通り見たのだけど無い。研究会の時に着ていた背広のポケットにでも入れたままにしているのかもしれないと、探してみたけれどやっぱり無い。打ち上げで酔っ払っていたけど、どこかのタイミングで時計を外したことはかすかに覚えている。だけど、それが打ち上げの席だったのか、帰りの電車の中だったのか、妻が駅まで迎えに来てくれた車の中でのことだったのかが定かでない。とはいえ、腕時計がないからといって困るご時世ではないので、そのまま仕事に出た。

その腕時計、高級品というわけではなく、30年近く使っているセイコーの普通のものだ。しばらく使わない事もあったりする、肌身離さず使っているというようなのものでは無い。私は骨細で手首が細すぎて、腕時計が似合わない。それでも必要に迫られ、学生時代は腕時計をはめていたけど、携帯・スマホを使うようになって、腕時計を使う必要はすっかり無くなり、似合わない腕時計をはめる事もやめていた。ところが、ここ数年(冬場を除く)出勤時にフラットコーテッドレトリバーのナイトを連れて行くので、電車の発車時刻を歩きながら気にしなくてはならなくなり、また腕時計をはめるようになった。あとはここ1年のジム通いのおかげか前腕が太くなって腕時計をはめても多少は様になるようになったという事もある。

私は腕時計を2個持っていて、これはそのうちの2番手。普段使っていたオメガのダイバーウォッチのリングの表示板が何かの拍子に取れてしまったので、十数年ぶりの再登板となったのだった。近所の時計屋さんで電池を替えてもらったら最初のうちは少し遅れたりしていたけれど不思議なことにしばらく使っているうち正しく時を刻むようになった。そんなことで、最近は愛着を感じながら使っていただけに、今回の行方不明は結構ショックだった。

大型連休後半に入ってまた、腕時計が必要のない生活になったので、捜索もうっちゃっていたのだが、連休が終わって通勤がはじまるとやっぱり不便だ。月火水は雨だったから散歩はしなかったが、木曜になって困った。ちょっと油断して、同じく散歩中の近所のワンコと遊ばせていたりすると、あっという間に時間が経ってしまう。ナイトには悪いが、朝の散歩は時間厳守だ。遊ぶのは、妻と一緒の帰りにしてもらっている。

思い出したように、カバンの中を隅から隅まで手を突っ込んで何度か探してみるのだけど、やっぱり見つからない。探す服の範囲も広げ、他のジャケット、背広のポケットも探したがやっぱりみつからない。さては、家に帰って、カバンだか背広から出して何処かにおいたかと家の中も探したが、やっぱり無い。酔って帰った日のことなので、妻に相談するのはどうも気が引ける。

カバンが怪しい時は、ひっくり返してみるのが一番、というのはよく知っていたのだけど、それはまだやっていなかった。でもついに、昨晩、床に頭を擦りつけてまで探してもみつからないので、いわば”衝動的に”カバンを全部ひっくり返したら、出て来た。薄い腕時計で、カバンのどこの仕切りに隠れていたのかはわからないけど、とにかく、カバンの中の他の住人たちと一緒に当たり前のように落っこちて来た。なんてことはないずっと私のそばで時を刻んでいたのだった。腕時計にしてみたら、私に見つけられるのを待ってもいなかったろう。

飲み屋にまで電話して、今度はJRに問い合わせようとも思っていたが、そんなことをする前に見つかり、何はともあれよかった。腕時計が見つかったおかげで、今朝は安心して駅まで歩いていくことができたし、もちろん遅刻もしないで済んだ。

これからも大事にします

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