こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

”コロナうつ”とマスコミのテレビ報道

2020年03月17日 | 自然災害・事故・感染症
 コロナうつ”という言葉があるのを同僚から聞いた。連日何もいいことがなく抑うつ状態になる。私だって結構参っているのだから、繊細な人はよほど大変だろう。"コロナうつ"の原因の一つとして、民放がワイドショーで連日垂れ流している新型コロナウイルス(COVID19)感染症に関する報道があると思う。閉門蟄居の身であんなものを連日朝から晩までみさせられたら、誰だって気分が沈んでしまうに違いない。
感染症だから、誰かが悪いわけでもないから、責任問題とまではいかず、不満のはけ口がない。そのやるせない不満のはけ口を行政に向けたくなるのはわからないではないが、それならば行政にもっと強権を発動させるのかという覚悟はない。せめて、テレビぐらい何とかならないかと思うが、医学知識のかけらもない知ったような顔をしたMCが”感染症のプロ”と一緒に、国民を不安に陥れている。それが今一番視聴率が取れるからだろうけど、あまりにも罪作りな話だ。あの、連日コメンテーターとして出ている”感染症のプロ”というのは、あんなに出ていて内外のCOVID-19に関する論文を読み込む暇はあるのだろうか。

SNSでも、専門家委員会を”御用学者”と呼んでみたり、一体どうしてこうも皆無責任なんだろう。その、”御用学者”サンとサシで話し合えるような知識があるのであれば、何をいってもいいが、そんなのではない。記者会見で、まともな”専門家”が話しているのを見て私はホッとした。
そもそも新型コロナウイルス(COVID19)感染症について全てを理解することのできる人というのはそんなにいない。医学知識があればいいというわけではなく、”感染症の専門家”といっても、それは”感染の広がり方に詳しい専門家”かもしれないし、”ウイルスの専門家”かもしれない。病理医だったら、”感染症病理”の専門家という人もいる。感染症病理の専門家は、感染拡大の疫学的メカニズムについてはほとんど知らない。

G7の首脳が、人類の英知を結集して戦っていく、というようなことをテレビ会議で話し合ったそうだが、そうすることこそが今の私たちに求められていることだ。実際、根絶などできないわけで、医療崩壊を食い止めながら、感染拡大を緩やかなものとしていくことしかできない。公共の電波を使っている以上、マスコミにもこの非常時、視聴率をとることばかりではなく、誰もが感染のリスクを負っていることを互いの知識として共有していくように誘導し、公共放送としての責務を果たしてほしい。
コロナネタ 私もそろそろ サヨナラしたい

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この通勤の緊張いつまで

2020年03月16日 | 自然災害・事故・感染症
WHOがパンデミックを宣言した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ヨーロッパでの感染拡大が医療崩壊といいうる状況に陥っている。友人のFBを読むと米国でもパニックのような状態になっているようで気の毒だ。
日本でも感染者の拡大はゆっくり進んでいる。気を緩めずに頑張りたい。このままの推移で、ある程度の人が感染すれば、医療崩壊を引き起こすことなく、中高年者・基礎疾患のある人が重くなりやすい肺炎ということに収まっていくだろうが、それまでに何年かかるか。
とにかく、クラスターの発生を抑えていけばなんとかやり過ごすことはできるだろうが、その業界の方への影響は深刻で、前の職場に通勤していた時に利用していた施設の方々の悲しそうな顔が目に浮かびいたたまれない気持ちとなる。

こんな状況でだいぶ楽になったとはいえ、朝晩の通勤ラッシュはそれなりにある。一定期間、外出禁止令でもを出したら中国のように押さえ込むことが可能かもしれないが、致死率の高い病気ではないし、ある程度の人数が感染していないと感染拡大の繰り返しとなるのでそこまでしたら却って逆効果かもしれない。
私の場合、家で仕事をしたくても、生検検体、手術検体から標本を作る、顕微鏡を使って診断する、術中迅速診断に対応する、などといったことは家ではできないので、病院に行かざるを得ない。私に限らず、勤務医は病院に行かないと患者さんをみることができないので、ほとんどの医者は病院に行って診療業務を行う。放射線科の先生は画像診断だけは在宅勤務ができるようだが、血管造影など特殊な撮影は家ではできないので、やっぱり病院に行く。医者だけでなく、通勤電車に乗っている人、それぞれの事情がある。さすがにわざわざ通勤ラッシュに突っ込んでくる野次馬はいないだろう(不要不急の外出とは - 2020年3月2日)。
それにしても、車内で咳払いをしただけでちらっと一瞥されるという緊張状態はいつまで続くのだろう?空気感染するわけではないので、そこまでナーバスになる必要はないのに、なんとなく居心地が悪い。毎年、この時期は花粉症対策でマスクをしているので、マスクをしているのは自分的に違和感はないのだが、この緊張感はなかなか辛い。
冷静になって考える

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家族が増えた

2020年03月15日 | 家族のこと
息子が結婚した。籍を入れただけで、しばらくは別々に住むらしい。
娘が一人増えたと、妻とともによろこんでいる。
お祝いに、仕事に使ってもらえたらと、わが家の姓のシャチハタを銀座に買いに行った。ホコ天(古い)はガラガラだった。
大きな爆買いスーツケースを持った団体観光客が姿を消して、なんだか落ち着いた感じとなっていたが、お店は大変だろう。

アップルストアの前には店員さんがガラス窓の外に並んで立っていた。これから二週間閉店ということだ。店に入っていったひとがいたが、あれは修理か何かだろうか?
あしたからまた仕事(通勤)

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あちこちの春

2020年03月14日 | ガーデニング・菜園・花・緑
昨晩、都内のターミナル駅の前の桜。靖国神社の標準木はまだのようだが、こちらは一足先に開花宣言。
あいにく今日は朝から雨の寒い1日。降り出す前に家の周りの春の写真をほんの数枚撮った。
クレマチスが満開。爽やかで甘い香りが漂ってくる。週末しかみることができないのだけど、そのたびびっくりしてしまう。

植え忘れていたムスカリ。あわてて植えて大丈夫かと心配だったが、毎日、少しずつ開いてきた。もう少しで満開。地植えのものは一足早く咲いている。
道路の横の目隠しにしてあるフラワーポッド。下からはよく見えないのだが、上から覗き込んだら水仙が。秘密の花園というか、最初に植えてから3、4年目で、ずいぶん増えた。
ほかにもあるけど、雨がひどくなってきたので、ここまで。
雨で封じ込め

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女性のことをあれこれいう人は女性とは何かがわかっているのだろうか。私はわからない。(下)

2020年03月13日 | 愛と女性とジェンダーと

実際、私は女性のことなど何一つわかっちゃいない。妻の考えていることが最近少しわかってきたような気がすることがあるが、それでも急には理解できないことを言われて、そんなことは単なる幻想であったと思い知る。もちろん、妻にとってそれは急でもなんでもない、ずっと考えてきたことで、その話題を私が本筋だと思って話している途中で挟んでくる。妻にとっては、それが本筋なのに、私にはそれがわからない。だから、時として話が噛み合わなくなる。娘のことはもっとわからない。女性である上に若者だから余計にわからないのだろう。親子なので、私には多少気を使ってくれているが、いざ話してみると、そんなことを考えていたのかと驚かされる。ということで、私は最も身近な女性のことでさえ十分理解しておらず、従って女性というのがほとんどわかっていないということになる。
そんな私に言わせると、女性のことをあれこれ言う人というのは、女性の思考パターンというか、女性というものをどのぐらい理解しているのだろうか?理解して文句をつけているのであればいいのだが、そうでなければ相互理解はむずかしい。

男性目線、というのは女性のことをわかろうともせず、男社会の男の考え方を女性にも要求し、男性に迎合する女性だけを評価してしまうということではないだろうか。国会に送り込まれた女性は女性の支持も得ているが、どうして女性の支持を得ることができたのかということを考えなくてはいけない。もちろん、女性議員のみならず、職場でも地域社会でも女性の発言をよく理解するためには、まず、女性というものがどういう思考パターンをとるのかを考え、理解しなくてはいけない。それができないなら、女性のことをとやかくいうことはやめておいた方がいい。文句を言う前に自分がどれほど女性のことがわかっているのかを再点検してからでないと、男女の差はいつまでたっても埋まることなく、女性のトップ、議員の数は増えることなく、いつまでたってもこの国は良くならない。上に立つ女性が増えないとなぜいけないかというと、今の男性優位の世界がそれほど良くないからだ。女性の社会進出で世の中がどのように変わるかはわからないが、変えてみることがまず必要だ。こういうことを書くと、男性からはみすみす既得権益を女性に渡す必要はない、といわれるが、すでに世界ではそれが進められつつあり、お飾りではない実力をもった女性トップが数多く出現している。そんな女性がどこにいる?というのであれば、男女に限らず見せかけだけの人物を整理し、地位にふさわしい実力を持った女性を育成することが日本社会には必要だ。
女性目線

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女性のことをあれこれいう人は女性とは何かがわかっているのだろうか。私はわからない。(上)

2020年03月12日 | 愛と女性とジェンダーと
国会で女性議員が答弁に立つのをテレビで見ることが多くなった。女性議員が増え、質問したり、大臣として応じたりすることが増えたからだろう。男性議員のように勇ましく振る舞ったり、逆に女性らしく振舞ったりと、いろいろな人がいる。もちろん、これがこの人の地なんだなと思える自然体の人がほとんどだ。男性議員同士でも比べてみたら、ある程度の違いはあるだろうが、男性議員と女性議員ではその差は男同士での比較に比べ、当然のことながら桁違いに大きくなる。男と女はそれほど違う存在だ。

最近、女性議員のことをあれこれ攻撃する人が増えているように思う。攻撃している人の多くは男性だ。私も、女性議員の発言に”?”と思うことは少なからずある。いや、”???”とさえ思うが、その人の言っていることは本当に間違っているのだろうか?本人は大真面目で本気で考えたことを話しているのではないか?というのも最近”?”と思うことがあまりにも多すぎて、実はそうなんじゃないか、”?”と思う自分の方が悪いんじゃないかと考えるようになった。
人間誰しも発言が二転三転することがあるが、そんなとき女性の場合、”あら、そうだったかしら”で済まされることがある。あとはだんまりか、話をそらす。いちいちとりあってくれない。でも、そういうことが悪いと決めつけるのは男の思考パターンではなかろうか。法律をはじめとした世の中の諸々のルールのほとんどは、これまで男が決めてきた。だから、法律のうちには女性にそぐわないものがたくさんあるのではないか。法律は常識という言葉に置き換えることができる。
”?”と思うのは私が男で、女性の思考パターンというか、女性そのものが理解できていないからではないかと考えるに至った。
(明日に続く)
必要なのは発想の転換?

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最悪の先にある最悪を考える

2020年03月11日 | 自然災害・事故・感染症
以前ほど悲観的ではなくなったので、今は悲観論者ではないと思っている。かつては後先のことをあまり考えない浅薄な人間だったので、こうなったらどうするかということを少しは考えるようになったのは悪いことではないだろう。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全世界的に株価が乱高下しているそうだ。株のことは良くわからないが、月曜日にテレビ東京のドラマ”病院の治し方”を見ていたら、「NY市場で2000ドルを超える下落!」と速報として流されていたのだから大変なことなのだろう。一旦下落して、さらに下落したということだったらしく、私的には、最悪の先に最悪が待っていたということなのかと思う。新型コロナウイルス感染症が一体どのようなものか掴めないでいるなか、今後の広がりやそれに伴う影響が一体どうなる全くかわからない。今できることは、最悪の場合どうするか、そして一体何が最悪かということを、思考停止に陥ることなく考えることだ。


今日は3.11、東日本大震災から9年経った。巨大津波という最悪の事態の先に、原発事故という悪夢が重なった。心や体に負った傷の癒えない人、故郷に帰ることのできない人は少なくない。9年前、こんな事態を一体どれほどの人が思い描いていただろう。

何事においても、最悪の場合を想定することが大事だそうだ。悲観的、というのではなく、現実に起こりうる、その場合どうするかということを、実務の上で考えるということだ。想定しうる最悪の場合に対してシミュレーションを行い、心構えを持つ。
どこかに避難するとかそんなことではない。そうなったらどうするか、その時どうするか、ということを考えるだけでいいだろう。先日、NHKで首都直下型地震の恐怖についてのシミュレーションドラマがあったが、ああいうものから目をそらすことなく、自分自身のこととして考えたい(NHKスペシャル「パラレル東京」 | NHK「体感 首都直下地震ウイーク」)。そして、自分にできるほんのわずかなことをやってみたらいいと思う。


忘れてはいけない

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人間がもってうまれた寿命の長さとは

2020年03月10日 | スポーツ・健康・ダイエット
免疫力というものが年齢とともに低下する、ということを昨日考えた(体は隅々まで歳をとる)。免疫力の低下を食い止めようと体調をいくら調えたとしてもそれには限界がある。
今の私の体を想像すれば、血液を作る骨髄はスカスカだろうし、Tリンパ球を作る胸腺などは痕跡を見出すことすら難しいだろう。血管はコレスレロールがたまって、硬くなっているだろうし、ガン細胞の芽がどこかに潜んでいるかもしれない。もはや肉体は私の命を守ってはくれない。

織田信長は、”人生50年”と喝破していた。栄養状態のそれほど良くなかった時代、飢餓や感染症を乗り越えた強靭な肉体を持った人たちであっても、寿命は今の半分という感じだったのだろう。たしかに、50歳にもなれば、生物学的に有用なのは経験だけだ。男性であれば、20歳過ぎに知力、体力のピークがきて、それから知力のピークもしばらくは続く。40歳ぐらいから経験が加わるが、体力は衰え、積極的に外に出て行かないでいたらそれもジリ貧となる。女性であれば10代で妊娠が可能となり、体力を必要とする子育てを20〜30代でするようにできている。それが終われば、男性と大して変わらない。生物として私は長生きしすぎたのだろうか。

これでは人間も他の動物も大して変わらないということになるが、もちろん動物とは違う。動物としての人間も遺伝子を残すために生きているが、肉体的に脆弱だった人間は、子育てを社会全体で行うために、長老、おばばといった経験を積んだ年長者の存在も必要だったのだろう。そして、寿命の長い個体が人間社会の持続のために機能して、それが今の長寿社会につながってきた。残念ながら、寿命は伸びたものの、体の寿命はそれほど伸びていなかったのだな、と考える今日この頃。
それでも健康管理はしっかりと

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肉体は隅々まで歳をとる

2020年03月09日 | 自然災害・事故・感染症
娘に「なぜ、若い人は(今回の新型コロナウイルスに)かかっても軽くて済んでるの?」と訊かれた。私は感染症免疫学の専門家ではないから、この方面にはそう明るくはないが、それなりに答えた。

もともと免疫機能が低かったり、糖尿病のように免疫機能が下がってしまう病気であったりとかしなければ、大抵の中高年は滅多に風邪をひかない。私も、鼻水が出るのはこの花粉症シーズンを除けば記憶になく、中年期以降、ひどい風邪の思い出はない。これは、自分の免疫力がピークにあるからだろうと思っていた。だが、新型コロナウイルス 感染症のことを通じ、それが間違った認識だったとわかった。
私が感じていた免疫力の強さというのは、”経験に基づいた”免疫力であって、体がそれぞれの病原体に新たに反応して、新たに抗体を作っているのではない。”経験に基づいた”というのは、これまで罹ったことのあるウイルスに対する免疫力であって、そのウイルスに対する記憶が体にあるので、すでにそこらへんにうじゃうじゃいる様なウイルスは撃退することができる。若いうちに散々風邪をひいて、体が”経験”を獲得していたのだ。”経験値の高さ”で各種ウイルスの攻撃を撃退してきていたのだ。でも、これが全く新規のすなわち新型コロナウイルスとなると話が違う。新規の病原体に対する免疫経験はない。未知のウイルスに襲われたら、たちどころに感染してしまう。そして、感染拡大の問題となっているのは新規病原体に対する対応力。
子供・若者はしょっちゅう風邪をひく。それは、彼らの世界が広がるにつれ、新たな病原体に出会うから。その度に風邪をひくが、なにせ若いから抗体産生能力が高い。大学生の頃、風邪をひくとタバコを吸うとまずかったが、それでも吸っていた。それはニコチン中毒だったからだが、タバコを吸っても平気だったし、2、3日でタバコが美味しく感じられる様になって、風邪もやれやれ治ったと感じていた。私が今、20歳代でこの新型コロナウイルス、COVID-19にかかったとしても、あのころかかったほかの風邪と大同小異、大した症状もなく2、3日したら美味しいタバコを吸うことができる様になっただろう。一方、大人はそんな感染に即応する抗体産生能力はない。初対面のウイルスの前になすすべがないのだ。それというのも、反応は若者の半分以下。これじゃあ、抗体ができる前に参ってしまう人が出てきてもしょうがない。
視力聴力筋力のみならず、免疫力も老化する。体の各細胞はおしなべて歳をとる。新型のウイルスが出現したことで、大部分の大人が危機にさらされているということになる。報道でも、感染者として報告されるのは40代以上の人がほとんどだということが、そのことを如実に示している。

なお、タバコの話云々のくだりは娘には話さなかった。
歳を自覚する

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雨がひどいから、早く戻っておいで!

2020年03月08日 | 犬との暮らし
ここ数日、ペットロスの症状というのか、ナイトのことを思い出して悲しくなってしまうことが多い。

今日は朝から大雨。
ベランダに出て、ゼラニウムやチューリップの鉢を雨宿りさせて、部屋に戻るとき、つい、家の横のドッグランから顔を出し、
「ナイト、雨がひどいから早く戻っておいで!」と声を出しそうになってしまった。
ナイトは、もちろんそこに居なくって、それでも、青森のヒバチップのおかげで雑草はほとんど生えていない。
また、寂しさと悲しみが胸の底から沸き起こってきて、思わず妻にそのことを話して、ふたりでしみじみしてしまう(ドッグランに青森のヒバチップ - 2012年6月10日)。
これがペットロスというものなのだと実感する。心の中に生きているのだと思っても、なかなか上手にコントロールできない。ごめんねナイト。

室外機カバーはその時のままだが、グミの木は随分と大きくなった。
一日中大雨

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結婚記念日のお祝い

2020年03月07日 | 家族のこと
”結婚記念日”といっても、私の親の。

早いもので、金婚式のお祝いをしてからもう7年経った。
幸い二人とも元気だが、親父はだいぶ気弱になってきている。

お祝いにとバラの花束を奮発して、家まで持って行ったが、なんのお祝いか急には思い出せず、お袋はちょっと残念そうだった。
あと何度祝ってあげることができるかわからないが、こういう機会は大切にしたい。

こうして、親が年を取っていくのをみると、昔、厳しく育てられたことを忘れてしまうのだから不思議なものだ。
実家といえどもマスク着用

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新型肺炎、ヤマ場の二週の一週目がまず終わり

2020年03月06日 | 自然災害・事故・感染症
雨は降ったり止んだり、三寒四温。花粉症で鼻はムズムズするし、皮膚もチクチク埃っぽく、いよいよ春らしくなってきた。
夜明けはほんのりと美しく、ムスカリの花が次々と顔を出し始めた。


今週は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症についての話に終始してしまった。
何か大きなことが起こった時、すべての人が納得できる様な解決策というのはなかなかない。あとから、検証するのは当然のことだから、原発事故、津波被害についてと同様、この新型コロナウイルス感染感染症についても将来検証することになるだろう。そのための記録を逐一残していくことが大事で、専門家会議の議事録(音声データも!)の保存などを極力行う義務が、政府にある。政治家、役人には寿命、任期があるが、国は未来に続く。その未来のために行なった対策を忘れず、検証していくことが大切だ。勇気を持ってそうしてほしい。人間はミスを起こすものだから恥じることはない。これは政治というよりは、感染症対策なのだから、政治は結果がすべてなどという必要はないだろう。

これだけ、感染拡大の危機に瀕しているにも関わらず、これまで爆発的な広がりを呈していないということは、日本人の衛生意識の高さ、国民性によるところが大きいと思う。ほうぼうで感染クラスターの形成があって、状況は予断を許さないが、感染拡大対策の一週目が終わる。免疫力の低下した中高年者が狙い撃ちにされているという状況ではあるものの、致死率の高い疾患ではないということもわかってきた。罹ったら最後というわけではないので、落ちついて対応したらいい。
通勤電車内での感染の不安は依然拭えないものの、うがい手洗い咳エチケットで、国民一緒に来週を乗り越えたいものだ。
その先のことはその時に考える

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だって、やることないんだもん

2020年03月05日 | 自然災害・事故・感染症
もしかしたらとは思っていたが、彼らの行動はよほど早かった。先週の金曜から急に朝夕の通勤時間帯における若者の割合が逆転しておかしな感じだと思っていた。今度の私の職場への通勤路線沿線には大学が多く、普段は朝に多く学生を見かけるのだが、帰宅時の方が学生らしき若者が多い。都心で乗り換えるターミナル駅でも外国人観光客が減っただけで、若者の数は相変わらずだ。夜夜中というわけではないだろうが、学生が繁華街に繰り出しているらしい。
そんな学生へのインタビューで、彼らは、”全然平気”、という感じ。
「だって、(家にいたって)やることないんだもん。」
確かにそうだ。学校もなく、経済活動の停滞でバイトすらない。閉門蟄居自宅謹慎といわれても若者にとっては酷な話だ。カラオケ・ゲーセンに入れないようにしたところで、それぞれの家に集合して一緒にいたら大して変わらない。
そもそも、彼らは新型コロナウイルスに感染しても、症状は軽度だ。ちょっと熱っぽいなと思ったところで、すぐに治ってしまう。

テレビも新型コロナウイルス関連のことをワイドショーで知らせているばかりでなく、若者向けの番組・映画を流すとかして家から出なくて済むような努力をしてみてはいかがだろう。もちろん、ネットを使った在宅学習だって急いで考えるべき。「全国の若者の皆さん」にお願いするばかりではなく、ハイリスクグループにあたる中高年層にも努力が必要だ。
どんな努力が必要か?それは私を含め、中高年層自身が考えなくてはいけない。感染拡大の責任を若者に転嫁してはいけない。
一理ある

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鎌倉市役所が大変だ

2020年03月04日 | 鎌倉暮らし
鎌倉市役所が大変なことになった。

こういう場合も想定しなくてはいけないとは、感染症とは恐ろしいものだ。
自分自身注意を払いながら生活せねばと改めて思う。

鎌倉市は高齢化率の高い街。
感染拡大は深刻な問題になりかねない。
感染拡大防止が成功することを祈るばかりだ。
なりたくてなるのではないだけに

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ちょっと安心、でもまだまだ心配

2020年03月03日 | 自然災害・事故・感染症
カミュの”ペスト”が人気で大増刷となっているという記事が朝刊にあった。ところがどうやら、今度の新型コロナウイルスはペストほどの脅威とはならないようで、ちょっと安心した。この新型コロナウイルス感染症、未知のウイルス(COVID19)だったが、疫学的データが揃ってきておおまかなことがわかってきたみたいだ。

厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」からの見解が発表された(文末参照)。これまでのデータでは感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっているそうで、重症化した人も、約半数は回復していて、それほど致死率の高い疾患でない。現在、問題なく日常生活をおくっている人はかかっても軽症ですみそうなので今後は少し落ち着いて対応しても大丈夫そうだ。
若者が感染を拡散させている可能性が高いという見解には驚いた。今後の感染の拡がりは若年層の行動によるところが大きい。病院というところも若い先生が主戦力となって働いてくれている。彼らのうちの誰かが感染しても、本人は軽い風邪で済むが、患者さんは重症化する恐れがある。医療従事者としてそれは許されないことだから、院内の若手には気をつけてほしいところだ。

これからの卒業式・送別会シーズン、”健康”だけどじつは、”症状の軽い”若者が集まって様々な会を開くだろう。それぞれの人は感染者である意識が無いか、とても低いだろう。そういうところでの感染拡大がとても心配だ。ならばまず若者にマスクを優先して配ったらいいように思うが、カラオケで歌うときは外してしまうだろう。
意外な形で表面化した世代間の健康格差といえるだろう。中高年者にできることを考えたい。

少し落ち着ける

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厚生労働省ホームページ新型コロナウイルス感染症対策専門家会議より抜粋(1, 6)(2020年3月2日)
1.この一両日で明らかになったこと
(1)症状の軽い人からの感染拡大
これまでは症状の軽い人からも感染する可能性があると考えられていましたが、この一両日中に北海道などのデータの分析から明らかになってきたことは、症状の軽い人も、気がつかないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられることです。なかでも、若年層は重症化する割合が非常に低く、感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染が及んでいると考えられます。
(2)一定条件を満たす場所からの感染拡大
これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていません。
一方で、一定条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。 具体的には、ライブハウス、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント等です。このことから、屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で、一定時間以上交わることによって、患者集団(クラスター)が発生する可能性が示唆されます。そして、患者集団(クラスター)が次の集団(クラスター)を生むことが、感染の急速な拡大を招くと考えられます。
(3)重症化する患者さんについて
これまでにわかってきたデータでは、感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。しかし、重症化した人も、約半数は回復しています。
重症化する患者さんも、最初は普通の風邪症状(微熱、咽頭痛、咳など)から始まっており、その段階では重症化するかどうかの区別がつきにくいです。
重症化する患者さんは、普通の風邪症状が出てから約5~7日程度で、症状が急速に悪化し、肺炎に至っています。
    
6.全国の若者の皆さんへのお願い
10代、20代、30代の皆さん。
若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。
でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、
重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。
皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、
多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。