例年ならすでにチョウゲンボウの繁殖活動が始まっているはず。実は、10日ほど前、今季初でチョウゲンボウ観察に行ったのだが、鎮守の森はいたって静か。3回ほど上空をチョウゲンボウが旋回したり通過したりしたが、一度も降りる様子が見られなかった。まだ、繁殖行動は見られなかったのだ。今年の2月は春のような暖かさで、これなら例年よりも早くチョウゲンボウが繁殖地にやってくるはず・・・と、予想していたのだが。たしかに、3月に入ると時折降雪があり、寒の戻りのような感じもあったが・・・。という訳で、実際は今季2回目の観察だ。車から降りると、チョウゲンボウの鳴き声が聞こえる。これでちょっと一安心。見ると、早速巣のある洞にちょこんといるではないか。よく見ると、雄だ。もう巣作りが始まっているのか。あるいは、巣穴の品定めか。何羽来ているのかチェックすると、雄が3羽と雌が2羽いるのが確認でき、すでに2ペアできているようで、巣の割り当てもできているみたいだった。もしかすると、雄1羽だけのところもすでにお相手の雌は決まっているのかもしれない。たまたまこの日は確認できなかっただけかも。
<雄>
雌も時折洞に入った。あとで画像を見ると、足にモグラを掴んでいた。
<雌>
2度ほど雄が交尾を仕掛けたが、雌が拒絶して、あえなく撃沈する場面を見た。まだその気にはなれないという事か。がんばれ、雄くん。
近くにカラスも巣を作っているのかもしれない。ハシボソガラスのペア?がチョウゲンボウにちょっかいを出してきた。チョウゲンボウのペアは、威嚇の声を上げたり、飛び出して威嚇したり、逆にカラスから攻撃されて雌が巣穴の洞に逃げ込んだりする場面が見られた。
<カラスへの威嚇場面>
カラスが退散し、一息ついたところで、飛び出しをプロキャプチャで撮ってみた。
<飛び出し場面>
もう少しカメラを大きく振らないとどん詰まりになってしまうなぁぁぁ。
さらに修業は続くのでした。
本日はここまで。また来週あたり、チョウゲンボウ観察にいってみよう。
山形は猛禽やフクロウの仲間が多い印象です。タカのマンションもありますし。
ところ変われば鳥変わる,ですが,うらやましいです。
コメント、有難うございます。
確かに、おかげ様で、こちらは猛禽類が多いと思いますね。
でも、私からすれば、そちらの方が羨ましいです。
山形ではなかなか見られない鳥さんが見られるますからね。特に、シギチなど、水辺の鳥さんが見られるのは羨ましい限りです。あと、ガル類も。
やっぱり、yamameさんのおっしゃる通り、「ところ変われば、鳥も変わる」ですね。