Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

守備面の進境(梶山陽平)

2009-11-12 18:11:01 | 他チーム
今回、ナビスコ杯決勝と浦和戦で2試合続けてFC東京の試合を見ました。最初は新人米本の動きを楽しみにしていましたが、米本のことは以前にだいたい書いたので、他に目に付いたことを書きます。それは米本とダブルボランチを組んでいた梶山陽平選手の動きでした。

以前から、梶山が前を向いてボールを受けたときの攻撃センスはさすがのものがありました。ただ、若手時代はトップ下タイプでボランチには不向きと思っていました。理由は攻守が切り替わったときの戻りの遅さと守備力の不足でした。

2005年、ポンテが来日初ゴールをミドルシュートで決めたときに、抜かれていたのは梶山でした。あの当時は梶山の守備力は90分持たないと思われていたらしく、当時の原監督が交代選手を準備していた矢先の失点でした。

また、梶山の戻りの遅さは五輪代表でもわかりやすい欠点でした。カウンターを食ったときに梶山が戻っていることはほとんどなく、大抵ダブルボランチを組んでいた細貝に任されていました。なぜFC東京の歴代監督が梶山をトップ下でなくボランチで使うのか理解できませんでした。

しかし、この2試合を見る限り、梶山がバイタルエリアでバランスを取り、米本の方を上がらせる場面は何度も見られました。ボールを落ち着かせることもできます。この選手、うまくバランスを取っているから米本かな?と思っていると、背番号を確認すると梶山だったことは何度もあります。

また、昨日の天皇杯草津戦を見る限り、ボール奪取能力も上がっています。ようやくボランチを自分のポジションにした印象です。もはや、前に行って戻りが遅れる今までのイメージは通用しないでしょう。

このレベルに達したならばボランチで代表入りの期待もあります。今の代表は遠藤と長谷部で固定という印象がありますが、パスの出せる選手をボランチに置きたがる岡田監督が好きそうなタイプです。たとえ南アフリカは無理でも、次の時代を担う選手になれるかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする