Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

9年前の11/19

2009-11-23 11:34:29 | 浦和レッズ
過去のサッカーノートを見てみたら、ちょうど9年前の今頃、浦和レッズのJ2最終戦のサガン鳥栖戦がありました。日付は忘れていましたが、ノートによれば11/19です。当時は出勤日だったのですが、こんな大事な試合を見ないわけにはいかないと思い、休暇を取って参戦しました。

浦和のスタメンはGK西部、DF室井、ピクン、西野、右アウトサイドに山田暢久、左アウトサイドに路木、ダブルボランチに石井と阿部敏之、トップ下に小野伸二とアジエル、1トップに大柴です。こうして見ると、今でも浦和でプレーするのは山田暢久一人ですが、西部(現清水)、石井(現J2熊本)、アジエル(現J2湘南)と他チームで現役の選手もいます。

ノートを見る限り、試合展開は浦和が押し気味だったようです。しかし、最終ラインの安定性はいまひとつで、15分には西野のヘディングのクリアミスを石谷に拾われて矢部にシュートまで持ち込まれています。ただ、この最終ラインはもっと致命的なミスをしています。

後半8分、西野がGK西部との連係を誤り、ヘディングのパスが相手に渡るミスで同点に追いつかれると、20分にはピクンがクリアミスで石谷に独走され、室井がバックチャージで止めざるを得ずにレッドカードを出されています。このPKが決まれば事実上この試合は終わりでしたが、このときに駒場スタジアムの「史上最大の応援」が出ます。

この大声援に気圧されたルシアノは、このPKをバーに当て、跳ね返りのボールもクロスバーの上に外します。これで少し望みが出てきた浦和ですが、左サイドに入っている大柴の守備が苦しく、このままではもたないと思われました。ここでベンチに入っている唯一の守備的選手の土橋が効いてきます。

この土橋が左SBに入り、最初DFラインに入っていた石井を本来のボランチに戻すことで何とか対応が効きます。しかし、大分市陸上競技場で行われていた大分対大宮の試合で他力は起きず、浦和はこの試合を延長でもいいですが、勝つしかなくなります。

今でも弾道を思い出せる、土橋のVゴールは延長前半5分でした。阿部敏之のFKが壁に跳ね返され、これを鳥栖の選手が拾ったらカウンターでピンチだと恐れていたときに土橋にボールが渡り、これを思い切り良く放ったら入ったという展開でした。あのとき、駒場のスタンドにいた、現役サポはだいぶ少なくなったかもしれませんが、この記憶は語り継がれるべきものと思います。
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昨日の九石ドーム

2009-11-23 11:19:21 | 他チーム
私のような他チームサポにも、昨日の九石ドームでの結果(大分が川崎Fに1-0で勝利)には大いに驚きました。たまたま自宅にいて、この試合をテレビで見ていたので、ちょっとこの試合について書いてみます。

メンバー的に見れば、川崎Fは中村憲剛もジュニーニョもいるベストメンバーです。しかし、BSの中継で解説の山野氏が強調していたのは中村憲剛の運動量の少なさでした。確かに、中村憲剛は右足内転筋を痛めて代表の南アフリカ遠征を辞退しています。

いわば、この大分戦で起用するのは賭けだったわけです。しかも、中村憲剛はもともと柔らかい筋肉を持っているらしく、29歳にして筋肉系の怪我は初めてだったそうです。浦和レッズの山田暢久も、32歳で初めて肉離れを経験しますが、このときはアスレチックトレーナーが本人の混乱を鎮めるのに時間がかかったそうです。

そのため、どこまで治れば出られる状態になるか、中村憲剛本人もわかっていなかった面もあると思います。しかも、CKやFKはレナチーニョに任せていましたから、ロングキック一発で展開を変える中村憲剛らしさは出しにくい状況でした。

それでも、大分が普通の出来だったら川崎Fが勝てたと思いますが、この日の大分は急造4バックが見事にはまり、ボランチで起用した家長が初めてとは思えないボールさばきを見せて、大分が常にボールを支配していました。これが最初からできたらこの順位(最下位)にはいないはずと思わせる、会心の出来でした。

浦和も大分に負けたことがありますから、心情的にはよくわかりますが、大分というチームは去年、1-0を守り切るノウハウは蓄積しているチームです。CKを一旦跳ね返し、こぼれたところにエジミウソンを置いて流れを切るというプレーの連続に、川崎Fは次第に焦りの色を濃くしていきました。

川崎Fは九石ドームで勝ったことがないという、ゲンの悪さも、こういう展開になると焦りの要素になります。結局、1点を守り切られた川崎Fは優勝争いの中で痛恨の黒星を喫します。しかし、次の試合は鹿島とG大阪の直接対決です。これが引き分けもしくはG大阪の勝利に終われば、まだ川崎Fにもチャンスはあります。次の新潟戦での勝利は必須として、まだできることはあるはずです。
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