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球際の強さ(10/12韓国対日本)

2010-10-13 19:08:19 | ワールドサッカー
まずはお詫びすると、朴智星の代表引退という誤報を流して失礼しました。負傷で出場こそしませんでしたが、ベンチには入り戦況を見つめていました。韓国はベテランのGK李雲在こそ引退しましたが、3トップに李青龍(左FW)、朴主永(真ん中のFW)、崔成国(右FW)とW杯組が残っていました。

日本はアルゼンチン戦と同じ布陣で、負傷の岡崎に代わって前田が入っていましたが、オランダ的な強気な3トップです。しかし、韓国の方もウイング勝負なら負けないという強気の考え方で、3-4-3という布陣を組んできました。

この試合は最終スコアこそ0-0でしたが、強気な両者のぶつかり合いは見ごたえがあり、両者とも得るものがあった試合だと思います。日本は、本田圭佑の球際の強さが最大の収穫です。この日は香川の調子が今ひとつで、香川経由の突破は効かないと判断したらしく、本田圭佑は自分でボールを取りに行きました。

これで実際にボールを取る場面が多く見られたことが、日本最大の収穫です。守備には課題があると言われ続けた本田圭佑ですが、これだけ動いてくれれば、後ろの遠藤、長谷部にも余裕ができますし、フォローに飛び出すこともできます。4-3-3でトップ下を置くのは中盤がきついため一つの賭けですが、ザッケローニはその賭けに勝ったと思います。

それでも、試合はスコアレスドローですから、課題も指摘しなければなりません。3トップの真ん中に入った前田がシュートゼロに終わったことは、前田自身の問題もありますが、サイドのウイングプレーヤーが思うようにボールを供給できなかったこともあります。3トップはクロスに何人もが飛び込んでいく形がベストですから、それができなかったことは課題です。

韓国は朴主永がエースストライカーらしい動きを見せました。若手だと思っていたらもう25歳とのことですが、強引にシュートに持っていく強さは健在です。ウイングの李青龍も高い位置でボールをキープしていたと思います。ただ、韓国が良かった時間は日本に比べて短かったです。前半は日本ペースでしたし、後半の立ち上がりにしばらく韓国の時間がありましたが、韓国の課題はそれを長くすることでしょう。
コメント (2)
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