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ボランチ対決(10/16浦和対C大阪)

2010-10-16 19:41:17 | 浦和レッズ
この試合のポイントは、両チームのボランチの出来だと思っていました。浦和は細貝も柏木も、阿部勇樹が去った危機感からか急激に成長して、浦和躍進の原動力になりました。C大阪も、守備的なアマラウとパスの出せるマルチネスのコンビはバランスが良く、開幕当初から動かされていないところを見ると彼らが攻守の中心と想像がつきます。

この日は、ここまで好調を維持してきた細貝が、球際でボールを奪われるシーンが目につきました。カウンターを食わないのが、浦和好調の要因でしたから、この試合はC大阪ペースでした。しかし、落ち着いてボールをキープでき、決定的なパスを送れると絶賛していたマルチネスが、実は1点目の失点の原因を作っていた(高橋峻希にボールを奪われる)ので、C大阪も良かったとは言い切れません。

そのため、浦和の勝因は別のところにあります。それは、徹底的にサイド攻撃にこだわったことです。柏木のところでためて、平川、高橋峻希、原口らが次々サイドを突っ込んでくる攻撃で、真ん中を固めていたC大阪のDFが次第に耐えられなくなってきました。

エジミウソンも、有効なプレーは先制点のシュートだけなのですが、サイドに起点を作ろうとはしてくれました。ただ、田中達也の負傷で急遽投入された高崎は、C大阪のDFに「格負け」してしまいました。やはり相手は元日本代表の茂庭ですから、単純な高さ勝負で勝とうとしても無理で、もう少し引いて受けるとか、エジミウソンの近くを衛星のように動くとかの工夫が必要だったと思います。

2-0の勝利は、正直言えば実力以上でしょう。内容的にはC大阪の方が見所のある場面はありました。ただ、相手のサイド攻撃を受けたことで、アドリアーノが自陣に引かされるなど、C大阪の攻撃は乾、家長らの個人技頼みになっていました。それでも決まるときは決まるのでしょうが、この日は浦和にツキもあったと思います。

これで勝ち点41まで来て、雲の上の存在かに思えた川崎F、C大阪あたりと勝ち点差3まで来ました。この調子を維持すれば、ACL出場権も決して夢ではなくなってきました。夏場の負けで優勝を狙えないのは残念ですが、まだ目指すものがある以上、それに向かって進んで欲しいものです。
コメント (2)
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