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作戦勝ち(10/2大宮対浦和)

2010-10-02 22:33:41 | 浦和レッズ
証拠写真は撮り損ねましたが、今日は埼スタ帰りです。

この試合は、前半の19分までにほぼ勝負を決める2点が入ったことで、浦和の試合の入り方が良かったと思います。攻撃陣も確かにすばらしかったですが、李天秀をうまく消した守備陣が良かったと感じます。以前のプレビュー記事で、李天秀はスペースを使うのも使わせるのもうまいと書いていましたが、それをさせないように坪井と山田暢久でバランス良く守っていました。

また、サイドに持ち出す浦和の攻撃パターンも健在でした。昨日、たまたまスカパーでRマドリード対オセールの試合を見ていましたが、RマドリードではJリーグではありえないような厳しいパスが通るところがレベルの差かなと感じていました。今日の浦和は、後ろを見ていないはずの柏木が平川のオーバーラップを察知してパスを出せるあたり、少しは「ありえない」領域に迫って欲しいなと思います。

先制点の形もサイドをうまく使ったもので、平川のパスで田中達也が走り込み、クロスのこぼれ球を柏木が拾って再度クロスになった形に、高崎が得意の頭で押し込んだものです。あの狭いスペースに飛び込んで行けるのは一つの才能ですから、これからもそういうプレーを見せて欲しいと思います。

2点目もサイド突破で、エジミウソンのドリブルからのマイナスのパスをもらった柏木が、ミドルを利き足でない右足で決めたものです。柏木はようやく調子が出てきたようで、ボランチというポジションを自分のものにしようと意欲的に取り組んでいるように感じます。

また、エジミウソンと高崎という2トップは面白い形だと思いました。理由は、浦和の攻撃パターンではありえなかったロングボールが可能になるからです。エジミウソンの1トップのときは、山岸も通らないのを承知でゴールキックを蹴っていましたが、高崎が入ると、どちらかが受けに戻り、どちらかが裏を狙うという、ポストプレーヤーだからこそ持っているお互いを生かす感覚が出るのではと思います。

大宮はラファエルが1点を返し、後半も意欲的にゴールを狙いました。しかし、頼みの李天秀が消されてしまい、ラファエルもスピードには難があるということで、金沢のミドルが頼りでしたが、これは結構強力で、山岸も処理に苦労していました。去年までの大宮の弱点は金沢の「味方にやさしくないパス」だったと思っていましたが、だいぶイメージは違うようです。
コメント (2)
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