また昔話ですが、浦和サポには嫌な名前だった元新潟のFW、鳴尾直軌選手の思い出です。鳴尾はサッカーでは無名の岩手大学を出て、当時J2の新潟でエースストライカーでした。鳴尾は浦和サポには忘れられない、2度のハットトリックを浦和相手に決めた選手です。
1度目の試合は新潟市陸上競技場まで行って生で見ていました。今では考えられないですが、当時は最も見やすいメインスタンドの中央がゾーン指定席で、一時間前に行ってもほぼベストの位置に座れました。
この試合で、一番気になったのはCB西野とピクンの連係でした。二人ともスピードには不安のあるCBで、しかも4バックですからラインを引かないといけません。ピクンはウルグアイ代表8試合の経験があるDFでしたから、個人技で勝負してくるFWなら格の違いを見せていました。
しかし、この試合で発覚してしまったのは、ピクンは4バックができないという致命的な弱点でした。どうやら3バックに慣れているDFらしく、4バックのCBに入るとどうしても余り気味のポジションを取ってしまいます。
そうすると、浦和のオフサイドラインは揃っていない訳ですから、スピードのある選手を走り込ませればチャンスになります。この攻撃に一番向いていたのが鳴尾でした。長い距離を走るタイプではなく、瞬間的な切れで勝負するFWですから、鈴木慎吾のアーリークロスに点で合わせる攻撃には一番向いていたのです。
さらに悪いことに、浦和は前半で永井が暴力行為で一発退場になります。浦和の陣内に空いたスペースに飛び込まれた結果、前半で0-4と一方的にリードされ、サポーターは試合の途中で横断幕を片付け、相手の応援を始めるほどでした。長いサポーター歴になる私ですが、敵の応援をしたのを生で見たのはこのときだけです。
新潟との2度目のアウェイ戦も鳴尾にはハットトリックを決められ、鳴尾はこの活躍を評価されてJ1の磐田に移籍します。磐田では活躍できませんでしたが、この新潟時代の活躍が評価されて、新潟レディースの監督をやっていたこともあります。私にとっても新潟のアウェイ戦はよく負ける(1勝2敗1分)ので、チームは新潟には相性がいいようですが、新潟遠征にあまりいいイメージはありません。
1度目の試合は新潟市陸上競技場まで行って生で見ていました。今では考えられないですが、当時は最も見やすいメインスタンドの中央がゾーン指定席で、一時間前に行ってもほぼベストの位置に座れました。
この試合で、一番気になったのはCB西野とピクンの連係でした。二人ともスピードには不安のあるCBで、しかも4バックですからラインを引かないといけません。ピクンはウルグアイ代表8試合の経験があるDFでしたから、個人技で勝負してくるFWなら格の違いを見せていました。
しかし、この試合で発覚してしまったのは、ピクンは4バックができないという致命的な弱点でした。どうやら3バックに慣れているDFらしく、4バックのCBに入るとどうしても余り気味のポジションを取ってしまいます。
そうすると、浦和のオフサイドラインは揃っていない訳ですから、スピードのある選手を走り込ませればチャンスになります。この攻撃に一番向いていたのが鳴尾でした。長い距離を走るタイプではなく、瞬間的な切れで勝負するFWですから、鈴木慎吾のアーリークロスに点で合わせる攻撃には一番向いていたのです。
さらに悪いことに、浦和は前半で永井が暴力行為で一発退場になります。浦和の陣内に空いたスペースに飛び込まれた結果、前半で0-4と一方的にリードされ、サポーターは試合の途中で横断幕を片付け、相手の応援を始めるほどでした。長いサポーター歴になる私ですが、敵の応援をしたのを生で見たのはこのときだけです。
新潟との2度目のアウェイ戦も鳴尾にはハットトリックを決められ、鳴尾はこの活躍を評価されてJ1の磐田に移籍します。磐田では活躍できませんでしたが、この新潟時代の活躍が評価されて、新潟レディースの監督をやっていたこともあります。私にとっても新潟のアウェイ戦はよく負ける(1勝2敗1分)ので、チームは新潟には相性がいいようですが、新潟遠征にあまりいいイメージはありません。