Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

山形戦プレビュー

2010-10-28 19:12:23 | 浦和レッズ
今週末、浦和はホーム埼玉スタジアムで山形と対戦します。昨年の対戦ではエスクデロの開始直後のゴールで試合を優位に運んだ浦和が4-1の快勝を収めています。山形の小林監督が、山形の選手が埼玉スタジアムの雰囲気にビビっていたというコメントを残しており、サポーター冥利に尽きる試合でもありました。

しかし、今季は2度目ですから、山形の選手も埼玉スタジアムの雰囲気は覚えたでしょうし、埼玉スタジアム慣れしている鹿島から移籍の田代や増田がチームの中心選手です。今季はスタジアムで勝たせるという訳にはいかないと思います。

それでも、浦和としては目標がACL出場権なら、残り試合全勝に近いペースが求められるはずで、この山形戦も勝ち点3がノルマになるでしょう。山形は最小得点差を守り切るサッカーを得意にしており、1点リードして全員守備に徹したときの集中力はJ1ではトップレベルだと思います。

ただ、山形の得失点差はマイナスです。勝つときは1点差、負けるときは大敗という展開が予想され、浦和は山形に攻めざるを得ない展開にさせたいところです。

浦和は前節の磐田戦の黒星は痛かったですが、エスクデロがゲームメーカーの適性を見せたという収穫がありました。ポンテが間に合わなければ、前節エジミウソンのゴールをアシストしたという結果を残したエスクデロにもう一度賭けてみたくなります。

また、サヌが出場停止から戻ってくるので、左サイドに宇賀神とサヌを縦に並べる攻撃が久しぶりにできます。フィンケ監督の好みは、宇賀神が前(MF)、サヌが後ろ(SB)というパターンですが、これをやることで湘南戦で成功したように相手の右SBの攻撃参加を減らしたり、どちらが攻撃参加しても威力ある、面白いコンビになると思います。

高橋峻希も原口も調子自体はいいので、どちらを外すかは迷うところですが、ベンチに強力な駒が置けなかった浦和にとっては、どちらがベンチに入っても切り札になれます。切り札を切って勝つような勝ち方も、たまには見てみたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10年前の今頃

2010-10-28 18:20:42 | 浦和レッズ
浦和の高橋峻希選手が初めて見たJリーグの試合が、埼玉スタジアムこけら落としの試合(2001年)と聞いて、今や浦和のJ2時代(2000年)を知らない選手がプロになる年齢なんだと思うと時の流れを感じます。若いサポには申し訳ありませんが、今日は昔話です。

ちょうど10年前の今頃、祖母の四十九日を終えて駒場スタジアムに向かった私が見たのが、当時J2だった浦和の対山形戦でした。今日と同じような寒い日で、駒場は冷たい雨が降っていました。

J2なら40試合で5敗以下で勝たなければいけないだろうと開幕前は強気の読みをしていましたが、この時点で既に8敗を喫し、首位の札幌からは大きく離された2位で、3位大分の足音がすぐそこまで来ている状況でした。

前節の大分との直接対決に勝利して、少し余裕があった浦和ですが、それでもこの山形戦は勝たなければいけない試合でした。当時の私にとって、山形は初めて見るチームだったので、山形がどんなチームかチェックしたいという思いもありました。

当時の山形は植木監督が指揮を執っていましたが、1トップの根本を前線に残して、残り10人で引いて守るサッカーでした。水戸が開幕戦で10人で引くサッカーをやっていたので、驚きはしませんでしたが、またこの手かとJ2の現実を見せられました。

前線が一枚しかいないから、山形の攻めは全然通りませんでした。これなら、ボール支配率で上回る浦和はいつかチャンスをつかめるだろうと思っていたときに、中盤に下がっていた永井がトラップミスをしました。

この瞬間こそ、山形が狙っていたときでした。湧きだすように複数の選手が上がってきた山形は、狙い通りの先制点を得ます。浦和も福永の直接FKで同点に追い付くのですが、当時のJ2には延長戦があり、その延長戦で西野がクリアボールを味方選手の背中に当てる信じられないミスでVゴール負けとなり、駒場を埋めた浦和サポは沈黙するばかりでした。

また去年と同じぎりぎりの戦いかと思って、サポはとりあえず今は応援するしかないとまとまり、何とか残り試合を無敗で乗り切った浦和はJ1に昇格します。しかし、このシーズンの迷走は多くのサポが不満だったようで、天皇杯の埼玉SC戦で「今のサッカーで満足できるの?」という横断幕が出ます。

あさっての天気予報は雨です。冬の入り口、雨、山形と当時と同じ状況が並ぶ今週末の試合は少し不安も感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする