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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大垣夜行の思い出

2013-03-05 20:28:47 | 雑記
駅に貼ってあった、普通列車なら2000円ちょっとで全国乗り放題という青春18切符のポスターを見て、少年時代にこの切符で何度も旅をしたことを思い出します。当時、学校の図書館に時刻表があって、昼休みにいろんな仮想旅行をしていました。

大垣夜行鈍行に乗れば理論的には青春18切符一枚で九州へも行けるという事実を知ったときは面白かったですが、当時の私は初めて一人で電車に乗ったのが小学6年と遅い世間知らずで、本当にこういう旅をするとは思っていませんでした。

そんな私に友人が持ち掛けたのは大垣夜行に乗る旅でした。一人で電車に乗るのはせいぜい都内までだった私に名古屋より向こうへ行く旅は無理と、両親は反対しました。友人の母親が電話を変わって私の母を説得して、実現した旅は今でも覚えているくらいですから印象的でした。

当時、大垣夜行は急行型の165系電車を使っていました。普通の鈍行とは違って座り心地はいいから安心していいと友人は私を落ち着かせてくれましたが、座席車で夜を過ごすのは初めてだった私には、なかなか過ごし方をつかめませんでした。

ただ、沼津、静岡、浜松と大垣夜行が長時間停車した駅の名前を見ていると、本当に新幹線に乗らずに名古屋より向こうへ行けるという事実は初めて実感を持ってきます。その長時間停車中に静岡でしか買えない駅弁を買い、私にとっては未知の世界を切り開いた確信が芽生えました。

当時は駅のスタンプを集めていましたが、そのスタンプに刻まれた街の特徴も面白いものでした。大垣は「奥の細道むすびの地」で、松尾芭蕉が亡くなった地だと初めて知りました。この旅のハイライトは途中下車した弁天島駅から見た浜名湖でした。

普通に住宅街を走ることが多い東海道線で、この浜名湖は一気に見晴らしが開ける場所で、当時は感動のあまり、席を立って窓際で景色を見たほどです。駅を下りて見た浜名湖は鳥居も確認して、少年時代のいい思い出になりました。

のちに大学生になってからも東海道線の鈍行には乗りましたが、静岡県の東西のあまりの長さに退屈してしまうほどでした。初めてだから楽しかった旅とも言えます。もう今ではできないでしょう。
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時代の変わり目

2013-03-05 18:30:59 | 雑記
今日は書類整理をしていました。ペーパーレス化がすっかり浸透して、仕事の成果は全てパソコンに入るようになった現代を生きる私には、そういう書類はまさに前世紀の遺物で、ちょっとしたノスタルジーを感じました。今の若い社員はそういう書類は持っておらず、私が時代の変わり目を生きてきたことを実感します。

私が就職活動をしていた90年代は、インターネットはまさに始まったばかりの頃です。連絡は取りたいけれど手紙を書くほどの要件ではないと思うことはよくありましたが、そういう条件を一気に解決する電子メールは新しい時代の幕開けでした。

ただ、まだ当時は画像圧縮技術が発達しておらず、インターネットで動画を送ることはできない時代でした。就職した会社でも、当時はパソコンの信頼性が低く、重要な情報は紙ベースで処理をするのが常識でした。

しかし、時代は急速に変わり、今やスマホで誰もが瞬時にインターネットにアクセスできる時代です。当時は珍しかったハイビジョンも、地デジの普及とともに当たり前になりました。私が今書いているブログもそんな時代の変化で出てきた便利なツールです。

もっとも、私の世代は大人になってからこういうIT技術が出てきたので、そういうものとどうやって付き合うべきかはある程度わかります。今年中学生になる姪っ子の世代は生まれた時点でインターネットがあるので、大人になったときにものすごい活用法を見せる可能性もある反面、最近話題の遠隔操作ウィルスのような悪の道に踏み込み危険性もあると思います。

そういう世代のことをソーシャルネイティブと呼ぶらしいですが、時代をさらに変えられるポテンシャルを持った彼女たちの世代の成長には期待しています。私達旧世代はついて行くのがやっとの時代かもしれませんが、どういう時代になるかの楽しみの方が大きいです。
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