Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

苦にしない無駄走り(エルシャーラウィ)

2013-03-21 21:54:50 | ワールドサッカー
昨日の午前中は時間があったので、セリエAのACミラン対キエーヴォを見ていました。今回の注目ポイントは今季ブレイクしてイタリア代表にも入った20歳のFW、エルシャーラウィです。エルシャーラウィは名前だけ聞くとアラブ系のように見えますがイタリア国籍を持っています。

3トップを引くACミランでエルシャーラウィは左のウイングで起用されています。今季はセリエAの得点ランキングでも上位を走るなど好調で、イブラヒモビッチが抜けて得点力の低下が危惧されたACミランで、その穴を十分埋めています。

エルシャーラウィはスピード型ですが、ゴールシーンの映像を見る限りでは長い距離も短い距離も両方速い、優れた脚質を持っています。特に評価したいのは無駄走りを苦にしないことで、カウンターのチャンスがあればたとえ自分にボールが来なくても腐らず、何度でも走り直せるところは素晴らしいです。

また、周りもよく見えていて、速いクロスを送るアシストもできます。こういうタイプだからこそ、シュート力は強烈ですがあまり走らないバロテッリとACミランでもイタリア代表でも組めると納得しました。

このキエーヴォ戦はいつの試合かわからないほど前の試合で、冬の移籍市場でACミランが獲得したバロテッリはまだマンチェスターC在籍で、加入していませんでした。

ホームのサンシーロスタジアム(ミラノ)での試合でしたが、1996年に行ったときはまだ世界的に屋根付きスタジアムは珍しく、屋根ができる前と比べて風通しの悪くなったサンシーロの芝生はイタリアで最悪と酷評されていました。

当時は日本には埼玉スタジアムも横浜国際競技場もない時代で、国立競技場が日本で数少ない巨大なスタジアムだった頃です。1990年イタリアW杯の開幕戦、アルゼンチン対カメルーンの会場だったサンシーロは、イタリアという国をアピールするための技術の粋を集めたスタジアムです。当時はその規模だけで圧倒された記憶があります。
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カナダ戦プレビュー

2013-03-21 18:31:48 | ワールドサッカー
日本時間の土曜未明、カタールのドーハで合宿を張っている日本代表は、当地にカナダ代表を呼んで親善試合を行います。この週末は国際Aマッチデーで主要国のリーグ戦は休みですが、普通に考えると地球を半周して中立地のカタールに移動して、がらがらのスタンドで試合をするカナダのモチベーションが高いとは思えません。

カナダは以前、元浦和監督のオジェックが代表監督をしていたことがあります。当時はゴールドカップ(北中米カリブ海選手権)で優勝に導くなど結果も出しましたが、W杯予選の通過はなりませんでした。この地域は予選が楽でメキシコがほぼW杯出場を約束されているなど決してレベルの高い地域ではありません。

日本との対戦は記憶にある範囲では一回あります。日本で開催された2001年コンフェデ杯のグループリーグ初戦(新潟)で、オジェックも来日しています。スコアは忘れましたが、小野伸二のFKが決まったことと日本が勝ったことは覚えています。

日本代表は本田圭佑と長友佑都が負傷で招集されていません。今野泰幸も発熱でカナダ戦は欠場が濃厚という報道です。前回のラトビア戦とは異なり、今回はJリーグが既に開幕しているため、負傷者の代役は国内組でも十分対応可能です。

中村憲剛がミニゲームでは本田圭佑の位置に入ったという報道ですが、3次予選では代役のトップ下は経験していますし、最終予選でもヨルダン戦で本田圭佑に代わって途中出場しています。このヨルダン戦の中村憲剛の内容が良かったので、そのレベルのプレーをしてくれれば十分だと思います。

長友佑都の代役候補の左SBは酒井高徳、駒野友一がいます。長友佑都の持っている強靭な身体能力は真似できませんが、二人ともクロスの精度なら十分あるので、このカナダ戦ではアピールしたいところです。

もちろん、今回の中東遠征はヨルダンに勝ってW杯の出場権を得ることが目的です。このカナダ戦はいろいろ試しながら本番のヨルダン戦で使える形を一つでも見つけたい試合で、結果より内容を見たい試合です。

p.s.どうしてカナダのスケジュールが空いていたかは興味がありましたが、カナダは北中米カリブ海3次予選でホンジュラス、パナマ、キューバの組に入り、3勝2敗1分けの3位で敗退していました。ホンジュラスには1-8で敗れるなど、勝ち点だけ見ると惜しいですが、完敗だったようです。
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