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Kobby loves 埼玉&レッズ

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アジア最終予選他カード動向

2013-03-28 20:08:34 | ワールドサッカー
昨日載せる予定だった記事のサルベージなので、一部おかしいところはありますが、ご容赦下さい。

この原稿を書いている時点では、日本代表のヨルダン戦の映像は見ていないので、とりあえずのつなぎネタでアジア最終予選の他カード動向を書きます。日本が引き分けでも予選通過が決まると強調していたので、皆さんご存知でしょうが、豪州対オマーンは2-2で引き分けました。

豪州にとってはホームで、格下のオマーンからは確実に勝ち点3を取っておきたかった試合なので、この引き分けは非常に痛いです。この結果、勝ち点13の日本はほぼ予選通過は決まりでしょうが、2位争いはヨルダン勝ち点7、豪州とオマーンが勝ち点6、イラクが勝ち点5と全チーム可能性がある大混戦になりました。

日本にとっては、次の豪州戦で相手がどういう心理状態でくるかは重要でしたが、豪州がなにがなんでも勝ち点3が必要という状況でくることになったのは痛い逆風です。豪州はまだケーヒルが代表に入っているので、パワーサッカーを挑んできそうです。日本にとっては正念場でしょう。

反対のA組は韓国がロスタイムの決勝点で2-1でカタールを下し、ウズベキスタンは最下位レバノンに苦しんだものの1-0で勝利しました。この結果、A組は大混戦で、首位ウズベキスタン勝ち点11、2位韓国勝ち点10をイランとカタールが勝ち点7で追う展開になりました。

残りのカードを見ると、韓国がホーム戦2試合、唯一のアウェイ戦は格下レバノンで有利な立場です。もっとも、韓国は3次予選ではレバノンのアウェイ戦を敗れたこともあるので、まだ油断はできません。

ウズベキスタンはW杯初出場が少し見えてきました。もともと、ウズベキスタンはパワーを持つ長身選手が多く、豪州のパワーサッカーにパワーで対抗できる能力を持つ、アジアでは数少ないチームです。ただ、アジアカップの時点では組織が整備されていなかったので、このチームに組織サッカーを植え付けてW杯に出せば監督の価値が上がるだろうと思っていました。

そんなサッカーファンの冗談がもう少しで実現するのは面白いですが、イランもこのままでは引き下がれないはずで、A組はまだ一波乱あるでしょう。
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格下戦術に徹する(3/26ヨルダン対日本)

2013-03-28 18:43:53 | ワールドサッカー
日本代表のことはいろんな方が書いていると思うので、私はマニアックにヨルダン側から見たゲームレポートを書きます。ヨルダンと日本の対戦成績は日本の1勝2分けですが、W杯常連の日本とW杯に出たことがないヨルダンの力関係を考えると日本は苦戦しているということを、このデータは物語っています。

ヨルダンは徹底した格下戦術のリトリートサッカーで戦うチームです。日本戦の映像をテレビで見る限りでは、SBをほとんど上げず最終ラインが常に4人残るサッカーです。埼玉スタジアムの対戦では、この格下サッカーが徹底していなかったので、CBのポジショニングのバランスが悪いという弱点を日本に突かれ0-6の惨敗を喫しています。

ヨルダンの攻撃は4-2-3-1の前4人にすべて任せています。右MFサイフィー(9番)や1トップのハイエル(10番)が個人技で突破を狙う攻撃パターンで、日本が落ち着いて数的優位を作れば確実に止められる相手のはずです。

また、日本もヨルダンがカウンター狙いなのはわかっていて、カウンターに来たところを取って逆にカウンターで攻めれば有効という戦い方でした。バイタルエリアに人数をかけていたヨルダンが、日本のボールコントロールが乱れたところをカットして難を逃れていましたが、内容だけ見ればいつ日本に点が入ってもおかしくない試合でした。

そうならなかったのは前田遼一のシュートミスとヨルダンGKシャフィーの好守が理由です。前田遼一に関しては、確かにCBのバランスに課題のあるヨルダン相手ならポジショニングのいい前田遼一の良さが生きるという理由の起用だと思います。

ただ、前田遼一はカナダ戦の内容が良くありませんでした。後半投入したハーフナーマイクがパワープレーでヨルダンDFに勝っていたことを考えると、最初からハーフナーマイクの頭狙いならどうだったかという悔いは残ります。

また、シャフィーは2004年のアジアカップ準々決勝で対戦してPK戦にもつれ込んだときもゴールを守っていたベテランです。至近距離を奇跡的なセーブで止めていたシャフィーの活躍がなければ、ヨルダンの勝利はなかったでしょう。

ヨルダンは体力レベルも日本にはかなわず、最後の10分は一方的に押す日本の前に、最終ラインがずるずる後退して跳ね返すのがやっとでした。この勝ち方がいつもできるとは思っていません。ただ、アウェイは何が起こるかわからないのはヨルダンが豪州も破っている事実に現れています。日本は決して悲観する必要はないと思います。
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