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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

真ん中を使った新潟(3/30新潟対浦和)

2013-03-30 18:41:53 | 浦和レッズ
今日の新潟戦、スコアこそ2-0と一見完勝したかのように見えますが、内容は決していいとは言えず、負けていてもおかしくない試合でした。4-4-2でサイドハーフを高く張らせる新潟の戦い方は、去年研究された鹿島やG大阪が思うように勝てなくなったシステムで、サイド攻撃にこだわってくれれば浦和の特殊なサッカーなら空く選手は出てくるはずと予想していました。

しかし、新潟は普通の4-4-2から戦い方をモデルチェンジしていました。守備は柏木、興梠、原口にマンマークをつけ、攻撃陣もレオ・シルバの高い身体能力からのボール奪取から田中達也がトップ下気味に引いてきたり、田中亜土夢や成岡はサイドにこだわらず浦和のバイタルエリアを中心に仕掛けてきました。

この攻めで、浦和はクリアした後のセカンドボールが全然拾えなくなりました。頼みのアウトサイドは自陣に引かされ、原口や柏木がマンツーマンで消されている展開では、どこを使って攻めるべきかの意思がチームで徹底していませんでした。

たまたま、最初のCKで槙野が会心の動きをして1点先に取っておきましたが、浦和の攻撃パターンのアウトサイドを使うか、2シャドーの高いキープ力を使うか、どちらも出来ておらずアバウトなロングボールを蹴りこんでしまった、ミシャのミーティングが長くなりそうな試合でした。

永田の負傷も痛かったです。太ももの肉離れが予想され、急遽那須をCBに入れましたが、那須では永田のように前に出てチャンスにつながるボールを配給するまでは要求できず、守ればいいと言わざるを得なかったと思います。そんな劣勢の試合で、とにかく勝ち点3を取っておいたことは大きいです。

新潟は攻撃陣を大幅に入れ替えているので、まだ連係がつながっておらず、これはまずいと頭を抱えるような大きな決定機の数はそれほど多くありませんでした。ブルーノ・ロペスがあまり当たっていなかったのも浦和が勝てた要因でしょう。

最後、マルシオがGKとの1対1を落ち着いて決めたので、ようやく勝てそうと思いましたが、誰に当てるか、どこを使うかの攻撃の約束事を確立しないと、全北戦は苦しむ可能性が高いとちょっと不気味です。また、チーム1000点はマルシオになりました。浦和に長くいる選手が決めて欲しいと興梠は言っていましたが、この試合で一発回答したことが最大の価値だと思います。
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カウンターをしない(バルセロナ対ACミラン)

2013-03-30 11:54:36 | ワールドサッカー
スカパーのワールドサッカーパックは高すぎて契約できないという貧乏人の私は、何とか無料で海外のサッカーを見られるチャンスはないか探っています。今回、欧州CL決勝トーナメント1回戦、バルセロナ(以下バルサ)対ACミラン2ndレグの映像がBS12chで手に入ったので、ブログネタにします。

この試合は1stレグでミランが格下戦術を機能させて2-0で勝利し、2点を追うバルサは攻めなければいけないという状況でした。1stレグのミランは相手にボール支配はされてもいいと割り切って、自陣にコンパクトに3ラインを引くリトリートサッカーを見せて金星を得ました。

特に、メッシがこれほどまで目立たない試合はなかなかなく、メッシがボールを持つと4人、5人かけてもいいから突破させないと守りを固めたことが1stレグの金星につながりました。しかし、今回の2ndレグではミランにとってはありえないことが起きてしまいました。

それは、メッシが前半5分という早い時間で、5人に囲まれた状況で左足のダイレクトボレーで先制点を入れたことです。ミランとしてはチームとしてやるべきことはやったはずですが、ほとんど自由が利かない状況で点まで取ってしまえるメッシはさすが4年連続バロンドール(最優秀選手)の名手で、ミランのアレグリ監督が必死で考えた策の上を個人で行ける、さすがのプレーでした。

バルサは最終ラインが驚異的に高い、強気のボール支配率が売り物のチームで、今回もボール支配率66%とミランを圧倒しました。バルサがポゼッション、ミランがカウンターを狙ったこの試合では、ミランがスピード型の若手ニアンをFWに置き、逆にバルサは本来ボランチでカバーリングを得意とするマスケラーノをCBに置く、策の打ち合いを見せました。

ミランは縦パス一本でニアンが抜け出し、GKと1対1になる絶好機を作ったので、策としては成功だったと思いますが、このシュートをニアンがポストに当ててしまいました。これが決まっていれば、逆転には3点が必要になる状況を作れたので、勝負というのは微妙なものです。

バルサはミランが攻め込んだタイミングは攻撃に入れる絶好のタイミングと思いましたが、意外にもバルサはカウンターの速攻はめったにしません。たぶん、バルサほどのタレントを誇るチームならカウンターをやろうと思えばできると思いますが、あえてそのタイミングで球を回し、たとえ相手が戻ってこようとも決める自信はあるという強気のチームらしい策です。

ミランが封じようとしたメッシに2点目を食らって同点になると、あとはバルサの戻りの早さに攻めるタイミングを得られませんでした。現時点での世界最強チームのバルサといえども、ミスをまったくしない訳にはいきませんが、失った後の帰陣の早さとミスをカバーする粘りはさすがバルサで、シャビ、セルジ・ブスケツらボランチ陣の危機管理の徹底はこのチームの強さを物語っています。

最終スコアは4-0と一方的になったこの試合ですが、バルササッカーの真髄は十分見せてもらった面白い試合で、次にいつバルサを見られるか楽しみにしています。
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東北地方鈍行の旅

2013-03-30 11:29:37 | 雑記
高校時代の私にとっては、普通列車乗り放題の青春18切符でどこまで旅ができるかを考えることは面白い遊びでした。今の18切符は一枚の切符に5回分が印刷されるようになり、切符の分割ができなくなったので、もうできませんが、当時は5枚の切符だったので5人が別行動することが可能でした。

当時の旅はそのルールを最大限に利用した、東北地方の駅のスタンプを集める旅でした。目的地は友人の親戚のお宅がある秋田です。5人の仲間が別ルートで秋田を目指しました。私は仙山線で仙台から山形へ行き、一旦上山へ戻ってから当時走っていた福島発横手行きの長い距離を走る鈍行に乗って、陸羽東線経由や田沢湖線経由の仲間と少しずつ合流していく旅でした。

この旅は鈍行で秋田へ行くだけでも相当時間がかかる上、ローカル線の駅で途中下車する仲間もいたので、始発電車より早く着ける手段をと考えました。そのため、最終電車で水戸を目指して水戸で3時間待って始発電車に乗りました。ほぼ徹夜の旅で、今はもうできませんが、当時は若さゆえの行動力がありました。

仙山線は面白い路線でした。作並駅と山寺駅で途中下車しましたが、仙台の街を過ぎて、分水嶺をトンネルで越していく、日本の典型的な風景が1時間という短い時間で見られました。作並駅では売店のおばさんと会話をしましたが、当時(12月30日)は例年なら雪で、雪がないのは珍しいというコメントでした。

当時の旅はスタンプを押すことがミッションだったので、山寺駅では名所の立石寺の正門を拝んだだけです。それでも、門前町独特のみやげ物店とか食事処とか雰囲気は、1時間の電車の待ち時間で十分感じることができました。

当時の旅で難しかったのは、夕食をいつ食べるかでした。まだ旅慣れていなかった私は、駅弁を売る店が夕食時に閉まってしまうことを知りませんでした。鈍行列車には当然、車内販売はありませんから、早い時間に弁当を買っておかないといけないのですが、それを怠ると私のように新庄駅のチーズバーガー一個しか食べられないという苦しい思いをすることになります。

それでも、当時の鈍行列車は特急の通過待ちで何度か長時間停車があったので、牽引の小豆色をした電気機関車を見に行って遊びました。また、帰りでは寝台特急だった583系改装の鈍行列車で乗り心地のよさも経験しました。もう一度これをやろうとは思いませんが、若さゆえの楽しみ方だったと思います。
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