大相撲春場所は横綱白鵬の全勝優勝に終わりました。千秋楽の結びの一番、日馬富士戦は最近の両者の力の接近を反映して、投げを打ち合う激しい相撲になりました。最後は白鵬の横吊りに痛めていた日馬富士の左足首が持ちこたえられませんでした。
ただ、優勝が決まった後の消化試合にしては面白い内容で、来場所(夏場所、東京場所)のチケットを入手することを本気で検討しています。サッカーがオフの初場所とは違って、シーズン中なので、空いている週末があるかどうか次第ですが。
今日は引退を表面した元大関、雅山の思い出です。先場所、幕尻だった雅山は売り物だった突き押しの威力の衰えは悲しいほどで、十両相手にも通用しなくなっていました。引退は時間の問題でしたが、本人がぼろぼろになるまで取りたかったので、今場所も土俵に上がりました。十両で3勝12敗という成績を見れば諦めもついたでしょう。
雅山は学生相撲出身の幕下付け出し力士で、幕下を2場所連続優勝で通過したのは武蔵川部屋の先輩武双山に並ぶ快挙です。180kgと恵まれた体形に、重い突き押しで相手を持っていく相撲は将来性を評価されていました。
大関にはすんなり上がりましたが、大関在位はわずか8場所と強い大関ではありませんでした。しかし、大関を陥落した後も腐らず懸命の土俵を続け、35歳まで取ったことは評価できます。雅山が立派なのは、大関を陥落してから関脇で14勝1敗の好成績を収め、白鵬との優勝決定戦こそ惜しくも敗れましたが、再度の大関挑戦の権利を得たことです。
大関陥落後、翌場所の10勝で復帰した力士は三重ノ海、武双山、貴ノ浪、栃東がいますが、それを逃すと再度大関昇進の条件、3場所33勝が必要です。この条件で復帰した力士は過去に平幕優勝の後二場所連続11勝の魁傑一人しかいません。
翌場所も10勝を挙げ、大関復帰にあと一歩まで迫った雅山の頑張りは今でも印象的です。こういう頑張りは将来親方になったときにきっと効いてくると思っていました。昨年、上位に上がったときに、これが最後の上位戦になるかもしれないと思って、連続ダッシュをして体を鍛え、大関琴奨菊を倒したのも印象的です。
最後は急速に衰えてしまいましたが、長い間三役や前頭上位を守り、実力者と呼ばれたことは忘れません。雅山関、お疲れ様でした。
ただ、優勝が決まった後の消化試合にしては面白い内容で、来場所(夏場所、東京場所)のチケットを入手することを本気で検討しています。サッカーがオフの初場所とは違って、シーズン中なので、空いている週末があるかどうか次第ですが。
今日は引退を表面した元大関、雅山の思い出です。先場所、幕尻だった雅山は売り物だった突き押しの威力の衰えは悲しいほどで、十両相手にも通用しなくなっていました。引退は時間の問題でしたが、本人がぼろぼろになるまで取りたかったので、今場所も土俵に上がりました。十両で3勝12敗という成績を見れば諦めもついたでしょう。
雅山は学生相撲出身の幕下付け出し力士で、幕下を2場所連続優勝で通過したのは武蔵川部屋の先輩武双山に並ぶ快挙です。180kgと恵まれた体形に、重い突き押しで相手を持っていく相撲は将来性を評価されていました。
大関にはすんなり上がりましたが、大関在位はわずか8場所と強い大関ではありませんでした。しかし、大関を陥落した後も腐らず懸命の土俵を続け、35歳まで取ったことは評価できます。雅山が立派なのは、大関を陥落してから関脇で14勝1敗の好成績を収め、白鵬との優勝決定戦こそ惜しくも敗れましたが、再度の大関挑戦の権利を得たことです。
大関陥落後、翌場所の10勝で復帰した力士は三重ノ海、武双山、貴ノ浪、栃東がいますが、それを逃すと再度大関昇進の条件、3場所33勝が必要です。この条件で復帰した力士は過去に平幕優勝の後二場所連続11勝の魁傑一人しかいません。
翌場所も10勝を挙げ、大関復帰にあと一歩まで迫った雅山の頑張りは今でも印象的です。こういう頑張りは将来親方になったときにきっと効いてくると思っていました。昨年、上位に上がったときに、これが最後の上位戦になるかもしれないと思って、連続ダッシュをして体を鍛え、大関琴奨菊を倒したのも印象的です。
最後は急速に衰えてしまいましたが、長い間三役や前頭上位を守り、実力者と呼ばれたことは忘れません。雅山関、お疲れ様でした。