名古屋戦プレビュー

あさって、浦和はホーム埼玉スタジアムで名古屋と対戦します。オフの間は週末は自宅でワールドサッカーのビデオを見ていましたが、そろそろ生観戦に餓えてきたので、久しぶりのスタジアムを楽しみにしています。

テレビで2試合見ているので、今季の浦和のイメージはある程度頭に入っていますが、生観戦でないとわからないこともあります。それは森脇と槙野がどうやってバランスを取っているかで、彼ら二人の攻撃力は申し分ありませんが、あくまでDFですから守備力がどれくらいかはチェックしてみたいと思います。

興梠も楽しみです。キャンプ中の練習試合では選手が興梠のくさびに入る動きを見て「興梠が入って変わった」と話しています。ミシャは広島時代に佐藤寿人を1トップに定着させたように、1トップにスピードを要求するようです。興梠はその条件は十分満たしていますが、相手DFを背負って受けるのかサイドに流れるかはテレビでは確認できなかったので、生観戦は絶好の機会です。

また、アウトサイド争いも見ものです。開幕戦は右に梅崎、左に宇賀神でしたが、平川が負傷から戻ってベンチに入れるようになり、開幕戦途中出場の関口もいます。誰を使うかで攻め方も変わると思うので、アウトサイドに誰が入っているかはスタンドから真っ先に確認しようと思います。

名古屋はケネディが開幕戦に間に合いませんでした。代わりに矢野貴章がFWに入っていましたが、現役豪州代表でJ1得点王経験者のケネディが持っている圧倒的な破壊力はないと思います。また、闘莉王が開幕戦で負傷交代しています。

闘莉王は気持ちで勝負する選手で、多少の負傷なら無理して出る根性は持っている選手ですが、まだ開幕2戦目なので、ストイコビッチ監督が止めると予想しています。代役候補には大卒新人の牟田や増川らもいるので、守備力が極端に落ちることはなさそうです。

名古屋は昨年の最終戦でACLを賭けて戦った因縁の相手です。名古屋にとってはリベンジの気持ちは強いでしょうが、開幕戦のストイコビッチ監督のコメントが冴えなかったので、チーム状態はあまり良くないと思います。もっとも、藤本淳吾のFKという飛び道具を持っているチームなので、チーム状態が悪くても点を取るポテンシャルは十分あります。あと２日、楽しみに待ちたいと思います。