Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

C大阪戦プレビュー

2013-06-27 20:20:57 | 浦和レッズ
今週末、浦和はホーム埼玉スタジアムで、ナビスコ杯準々決勝でC大阪と対戦します。アウェイの第1戦の内容があまりにも素晴らしかったので、サポーターの期待は高まっているはずで、年間チケットの対象外、日曜夜と悪条件が揃っている試合ですが、私も行こうと思っています。

勝っているチームは動かさないとよく言われます。浦和は第1戦で悪かった選手が思い付かないほどで、負傷などの不可抗力がなければ同じメンバーが基本になるでしょう。テレビ埼玉のGGRで福田正博氏が話していましたが、浦和の強さの秘密は高い位置でボールを取りに行けることで、第1戦もその良さがはっきり出ていました。

不祥事で謹慎していた原口が練習試合で2点取っていますが、これだけチーム状態がいいと替えにくいのが事実で、ベンチスタートを予想しています。興梠に当たりが出始めたのが明るい要素で、チーム得点王はFWが取った方が理想的だと思います。

C大阪は、森島寛晃氏の背番号8を受け継いだFW柿谷曜一郎がリーグ戦で得点ランキングトップと好調です。スピードを生かす技術が武器で、左足のアウトサイドでも正確に止められます。U-17代表時代はジダンを思わせる技術で勝負する選手でしたが、スピード型FWになってから結果を出すようになりました。

また、五輪代表コンビの山口、扇原のところもC大阪のストロングポイントです。セリエAのローマにも在籍したブラジル人シンプリシオをボランチに入れて、山口を右サイドハーフに入れた形は機能しています。

ただ、攻撃重視のチームなので、ミシャサッカーの攻撃力がはまる可能性がある相手です。しかもミシャサッカーと相性のいい4バックのチームで、浦和のアウトサイドの平川、梅崎は面白いように空くかもしれません。

注目ポイントは2点ビハインドのC大阪の出方です。普段の形を崩してでも前に出てくる可能性もあり、浦和は早い時間で失点するとチームが動揺する恐れもあります。時間帯によっては5バックにして引くこともある浦和は、落ち着いて戦うことが最も大事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13勝の沢村賞(大野豊)

2013-06-27 18:36:58 | 他スポーツ
先週の西武対横浜の交流戦では、始球式の代わりに行われた西武OB鈴木健と横浜OB野村弘樹の1打席対決は見応えがありました。野村のストレートは引退した今でもMax127km出ていましたが、鈴木健は何球かファウルで粘り最後は右中間に運びました。以前は日本のプロ野球はOBを大切にしないという批判がありましたが、こういうOBにスポットライトを当てる機会は作って欲しいです。

その1打席対決に、広島OB大野豊と西武OB石毛の対決もありました。残念ながら平日の夜なので見ることはできませんでしたが、大野といえば少年時代のヒーローで、アスリートタイプの身体能力の高さを持つので、今どんなボールを投げるかは見たかったです。

大リーグではノーラン・ライアンが引退後に始球式に登板して、低めいっぱいに140kmはありそうなストレートを放っていたので、大野なら今でもいいボールを投げる可能性はあると思います。大野の時代はカープが強かった時期で、北別府、大野、川口の3本柱は今でも思い出せます。

その中でも大野が印象に残っているのは1988年の沢村賞です。当時、カープ打席が援護できず、大野の勝ち星は沢村賞の最少勝ち星の13勝でしたが、投球内容を見れば文句なしの受賞でした。その年の大野の防御率は打高投低だった当時では驚異的な1.70で、今でこそダルビッシュが日本ハム時代に当たり前のように防御率1点台を出していますが、大野の数字は素直に尊敬できました。

大野は島根県の銀行勤務からテスト入団でカープに入った投手です。当時、「銀行のような堅い商売をしているならプロ野球のような危険な賭けはしなくてもいいのでは」と周囲に言われていました。もっとも、大野はリトルリーグの経験がなく、高校も軟式野球部であまり酷使されていなかったことが成功の要因でした。

また、大野は打者としても足が速く内野安打を稼げる特徴を持っていました。打率も2割5分近い数字で、今の時代なら大谷のような二刀流もできたと思います。大野の現役生活は長く、当時としては異例の42歳までプレーしました。

驚くべき事実は引退の前の年に防御率1位のタイトルを取っていることです。抑えをやっていた時代があったので、通算勝ち星こそ148勝でしたが、あの時代の強かったカープの記憶に結び付く、素晴らしい選手でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする