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ボール奪取能力(今野泰幸)

2013-06-04 14:59:12 | 他チーム
今日は埼玉スタジアムに行くので、日本代表豪州戦の即日更新は勘弁していただき、穴埋めネタを用意しておきます。代表戦の日なので代表選手を取り上げ、ザックジャパンの守備の要、今野泰幸選手のネタにします。

今でこそ今野泰幸といえばCBですが、2001年に東北高校を出て札幌入りした当時はボランチでした。今野は当時は自分の何が評価されてプロになれたかわかっていなかったですが、当時の札幌監督の岡田武史氏から対人の強さと帰陣の早さと指導を受け、岡田監督に認められた今野は1年目から出番を得ます。

若くしてポジションをつかんだ今野は年代別代表にも順調に選ばれます。2003年のワールドユースUAE大会はキャプテンを務め、U-20日本代表を8強に導くと、2004年アテネ五輪にも出場します。その頃に札幌からFC東京に移籍して、A代表にも呼ばれるようになります。

ただ、A代表では苦労しました。オシム、岡田の2代監督時代にも常に代表に呼ばれる存在でしたが、当時の今野は守備的なポジションならどこでもできる便利屋としての評価でした。今では信じられないでしょうが、SBとして出場したこともあります。

そんな当時、所属のFC東京で、チーム事情から今野はCBとして起用されます。当時の原監督は、代表定着のためにはボランチとしてアピールしたかったであろう今野をCBにしたのは悪いことをしたと話していましたが、それが今の代表CBにつながるのですから、人生はわかりません。

今野が代表CBに定着したのはザックジャパンになってからです。岡田監督はCBに高さと強さを求めたので、代表CBは中澤佑二と田中マルクス闘莉王でしたが、ザッケローニはCBからのゲームメークを期待したらしく、ボランチだった今野の経験が生きることになります。

代表歴は長く、キャップ数も多いですが、レギュラー定着はザック時代ですから遅咲きの選手です。しかし、今野は常に代表から必要とされ、その時と場合に応じてやるべきことをやってきたからこそ、今の今野があると思います。ブラジルW杯が彼のキャリアの集大成になるでしょうが、そこでいいプレーができるよう、とりあえず今日勝って決めて欲しいと思います。
コメント
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