今日は時間があったので、また写真で示す森の中へ行ってみました。ネタはコンフェデからで、ブラジル対ウルグアイの準決勝を取り上げます。
ブラジルは相手によって戦い方を変えるチームではなく、どんなチームにも基本的には同じ戦い方を貫くチームですが、ウルグアイがどう出るかは注目でした。南米の10ヶ国は19世紀に戦争を仕掛け合った間柄なので、お互いは仲が悪いのが常です。
この試合でもウルグアイのゴンサレス(20番)が交代するときにネイマール(10番)のそばを通ると、口げんかで何かやりあっている様子が見られました。そのため、コパアメリカはいつも熱い戦いになります。
このブラジル対ウルグアイも1950年ブラジルW杯の決勝戦のカードの再現で、当時はホームで優勝を義務付けられたブラジルがまさかの黒星を喫し、「マラカナンの悲劇」と言われた試合です。
今回の試合では、ウルグアイがロドリゲス(7番)、アルバロ(17番)、ゴンサレスを自陣に引かせてラインを下げ、攻撃はフォルラン(10番)、スアレス(9番)、カバーニ(21番)の3人に任せるという慎重な入りをしました。
スペースがなくなったブラジルが苛立って下がり始めたあたりはウルグアイの狙い通りで、こういう相手と戦うためにはポストプレーヤーのフレッジ(9番)を置いたブラジルのフェリペ監督の狙いも空回りしていましたが、フォルランが先制のチャンスだったPKをジュリオ・セザール(12番)にセーブされたあたりはまだブラジルにツキがありました。
ブラジルの先制点は、ボランチのパウリーニョ(18番)の縦パスからでした。わずかに空いたスペースに走り込んでいたネイマールの動きをよく見ていたパウリーニョは、ここしかない位置に正確にロングボールを蹴り込み、ネイマールもうまくコントロールして折り返し、フレッジが決めてブラジルが先制しました。
こういう個人技の組み合わせは、さすがブラジルでしたが、ウルグアイも後半の頭に、引いているばかりではらちがあかないと、思い切ってアルバロやロドリゲスや右SBペレイラ(16番)を上げたタイミングが同点ゴールに結びつきました。ウルグアイの圧力を感じたCBチアゴ・シウバ(3番)がまさかのパスミスで、カバーニのゴールでこのワンチャンスを決めたウルグアイが追いつきます。
攻めるブラジル、守るウルグアイの展開は後半続きましたが、ウルグアイが時折繰り出すカウンターは有効で、南米予選なら強豪国から勝ち点1を取りに行く慎重な戦略を見せます。試合は延長戦突入間際の41分、ネイマールのCKからパウリーニョが頭一つ抜け出したヘディングでゴールを決め、ブラジルが2-1で勝利しました。
結果こそ順当に見えた勝利でしたが、ブラジルとアルゼンチン以外の南米の国は、南米予選が全参加国の総当りになったので、強豪からアウェイで勝ち点1を取る訓練は普段からしています。そんなウルグアイの工夫が見られたという意味で、面白い試合だったと思います。
ブラジルは相手によって戦い方を変えるチームではなく、どんなチームにも基本的には同じ戦い方を貫くチームですが、ウルグアイがどう出るかは注目でした。南米の10ヶ国は19世紀に戦争を仕掛け合った間柄なので、お互いは仲が悪いのが常です。
この試合でもウルグアイのゴンサレス(20番)が交代するときにネイマール(10番)のそばを通ると、口げんかで何かやりあっている様子が見られました。そのため、コパアメリカはいつも熱い戦いになります。
このブラジル対ウルグアイも1950年ブラジルW杯の決勝戦のカードの再現で、当時はホームで優勝を義務付けられたブラジルがまさかの黒星を喫し、「マラカナンの悲劇」と言われた試合です。
今回の試合では、ウルグアイがロドリゲス(7番)、アルバロ(17番)、ゴンサレスを自陣に引かせてラインを下げ、攻撃はフォルラン(10番)、スアレス(9番)、カバーニ(21番)の3人に任せるという慎重な入りをしました。
スペースがなくなったブラジルが苛立って下がり始めたあたりはウルグアイの狙い通りで、こういう相手と戦うためにはポストプレーヤーのフレッジ(9番)を置いたブラジルのフェリペ監督の狙いも空回りしていましたが、フォルランが先制のチャンスだったPKをジュリオ・セザール(12番)にセーブされたあたりはまだブラジルにツキがありました。
ブラジルの先制点は、ボランチのパウリーニョ(18番)の縦パスからでした。わずかに空いたスペースに走り込んでいたネイマールの動きをよく見ていたパウリーニョは、ここしかない位置に正確にロングボールを蹴り込み、ネイマールもうまくコントロールして折り返し、フレッジが決めてブラジルが先制しました。
こういう個人技の組み合わせは、さすがブラジルでしたが、ウルグアイも後半の頭に、引いているばかりではらちがあかないと、思い切ってアルバロやロドリゲスや右SBペレイラ(16番)を上げたタイミングが同点ゴールに結びつきました。ウルグアイの圧力を感じたCBチアゴ・シウバ(3番)がまさかのパスミスで、カバーニのゴールでこのワンチャンスを決めたウルグアイが追いつきます。
攻めるブラジル、守るウルグアイの展開は後半続きましたが、ウルグアイが時折繰り出すカウンターは有効で、南米予選なら強豪国から勝ち点1を取りに行く慎重な戦略を見せます。試合は延長戦突入間際の41分、ネイマールのCKからパウリーニョが頭一つ抜け出したヘディングでゴールを決め、ブラジルが2-1で勝利しました。
結果こそ順当に見えた勝利でしたが、ブラジルとアルゼンチン以外の南米の国は、南米予選が全参加国の総当りになったので、強豪からアウェイで勝ち点1を取る訓練は普段からしています。そんなウルグアイの工夫が見られたという意味で、面白い試合だったと思います。