4月の織田記念陸上(広島ビッグアーチ)の男子100mで、京都の洛南高校3年の桐生祥秀選手が、日本歴代2位の10秒01を出し、一躍注目の的になりました。歴代1位の記録を持つのは、今でも伝説に残る伊東浩司元選手です。伊東もこの10秒00を出したときは日本人初の9秒台を期待されましたが、夢は桐生に引き継がれました。
もっとも、9秒台がどれだけ難しいか、歴史は証明しています。その理由は9秒台を達成した選手で、アフリカ系でない選手は過去に二人しかいない事実です。世界記録は確かに9秒台も半ばに迫る勢いですが、努力で克服しにくいスポーツだけに、一度は9秒台は見てみたいがという夢と思っています。
今日、調布の味の素スタジアムで行われた、陸上の日本選手権で、桐生は日本一を狙って自分以外は大学生や社会人というレベルの大会に挑戦しました。桐生の10秒01というタイムは100mの派遣標準記録をクリアしていて、世界選手権の代表は事実上内定ですが、こういう若い才能が日本一を狙うことは興味があり、100mを見てみました。
100mは一瞬で終わるスポーツなので、テレビのニュースでも流しやすく、陸上の華と言われています。こういうスポーツに突然出現したニューヒーローは話題性も十分でしたが、桐生は、ロンドン五輪に出た江里口(大阪ガス)や山縣(慶応大)といった日本のトップ選手は憧れの存在と公言し、まだ彼らに確実に勝とうとは思っていなかったのではと想像しています。
実際、桐生はスタートで山縣に少し出遅れます。そこからの加速とバランスの良い筋肉の使い方はさすが将来の逸材ですが、今回の日本選手権は山縣の予選トップのタイムが10秒15とレベルが高く、ディフェンディングチャンピオンの江里口が予選落ちするほどです。結果は山縣が抜け出して10秒11で優勝、桐生は2位でした。
桐生は山縣を意識して、少しバランスが崩れたことを話していましたが、世界選手権では戦前の「暁の超特急」吉岡選手の6位入賞(五輪)と、9秒台に挑戦することになります。このレベルになれば、桐生も自分の力を出し切ってようやく準決勝という厳しい戦いになると思いますが、100mが日本で注目されるよう、活躍を期待しています。
もっとも、9秒台がどれだけ難しいか、歴史は証明しています。その理由は9秒台を達成した選手で、アフリカ系でない選手は過去に二人しかいない事実です。世界記録は確かに9秒台も半ばに迫る勢いですが、努力で克服しにくいスポーツだけに、一度は9秒台は見てみたいがという夢と思っています。
今日、調布の味の素スタジアムで行われた、陸上の日本選手権で、桐生は日本一を狙って自分以外は大学生や社会人というレベルの大会に挑戦しました。桐生の10秒01というタイムは100mの派遣標準記録をクリアしていて、世界選手権の代表は事実上内定ですが、こういう若い才能が日本一を狙うことは興味があり、100mを見てみました。
100mは一瞬で終わるスポーツなので、テレビのニュースでも流しやすく、陸上の華と言われています。こういうスポーツに突然出現したニューヒーローは話題性も十分でしたが、桐生は、ロンドン五輪に出た江里口(大阪ガス)や山縣(慶応大)といった日本のトップ選手は憧れの存在と公言し、まだ彼らに確実に勝とうとは思っていなかったのではと想像しています。
実際、桐生はスタートで山縣に少し出遅れます。そこからの加速とバランスの良い筋肉の使い方はさすが将来の逸材ですが、今回の日本選手権は山縣の予選トップのタイムが10秒15とレベルが高く、ディフェンディングチャンピオンの江里口が予選落ちするほどです。結果は山縣が抜け出して10秒11で優勝、桐生は2位でした。
桐生は山縣を意識して、少しバランスが崩れたことを話していましたが、世界選手権では戦前の「暁の超特急」吉岡選手の6位入賞(五輪)と、9秒台に挑戦することになります。このレベルになれば、桐生も自分の力を出し切ってようやく準決勝という厳しい戦いになると思いますが、100mが日本で注目されるよう、活躍を期待しています。