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田辺監督代行の現役時代

2014-06-06 20:24:30 | 他スポーツ
西武の指揮は、当面田辺監督代行が執ることになりました。若い方は現役時代を知らない方もいらっしゃるでしょうから、私のようなオールドファンの昔話で、田辺氏の現役時代を振り返ります。田辺は山梨県の吉田高校から西武入りした内野手で、全身バネのような身体能力が評価されていた選手でした。

ちょうど、石毛が膝の負傷で遊撃を守るのが苦しくなっていたタイミングで、森監督が田辺を遊撃手に抜擢して出番を得ます。しかし、最初の頃はあまりにも身体能力が高過ぎて悪送球が多かった欠点があり、打つ方も平凡だったことから、守備のいい清家と併用していました。

田辺が活躍したのは90年から92年にかけての3年連続日本一の頃です。当時の田辺の打順は9番でしたが、森監督は1番とのつながりを考えて9番を重視する采配で、田辺が出塁して辻が送ってチャンスになることも多かったです。恐怖の9番打者と呼ばれた田辺は、最高で1億円の年俸をもらっていたこともありました。

老け顔だったので、現役時代の愛称は「オヤジ」でしたが、西武黄金時代を常に支え続けた名脇役でした。ただ、西武が優勝できなくなった東尾監督時代に、遊撃手に松井稼頭央が台頭して、田辺は控えに回されてしまい、最後は巨人に移籍して現役を終えました。

田辺が自主性を重んじた渡辺監督タイプか、緻密な野球を目指した伊原監督タイプかはわかりません。ただ、今の主力選手には田辺に二軍時代に指導を受けた選手もいるので、選手の特徴などは十分に把握しているでしょう。

昨日埼玉新聞を見ていたら、二軍ですが、今季のドラフト2位ルーキー、山川穂高選手が既に11本塁打を放っています。彼は「第二のおかわり君」と言われるメタボ体型なので、守らせるポジションがない可能性はありますが、11本塁打の長打力は魅力的で、代打要員で是非一軍に上がってきて欲しいです。

こういう監督交代は、今まで出番のなかった選手にはチャンスだと思って、チームが活性化することを期待したいと思います。
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