開幕戦がクロアチアの健闘で面白い試合だったので、W杯には期待しています。今回はこれも1次リーグで当たるのはもったいないカード、イングランド対イタリアのプレビュー記事です。NHK-BSでプレミアリーグやセリエAを放送するようになったので、この両チームには「誰だ?」と思うような選手はいません。
イングランドは欧州予選ではしばらくモンテネグロの後塵を拝するなど苦戦しましたが、ホームでモンテネグロ、ポーランドに連勝して1位で通過しました。イングランドは普通の4-2-3-1が基本です。1トップは適任者がいないので、背の高くないルーニーが務めることもあります。
イングランドは後ろからゲームを組み立てる能力が高いチームです。ジェラード、ランパードという夢のダブルボランチは守備力がたりず実現しないでしょうが、世界のサッカーはボランチはゲームメーカーの一人という考えが主流です。
対するイタリアは、組織にバリエーションを多く持っているチームです。ザックを知っている日本人ならお馴染みでしょうが、戦術的オプションはたくさん持っている監督が多いです。現在のプランデッリ監督が率いたコンフェデ杯でも4-3-3、3-6-1、4-3-1-2とバリエーションを見せました。
そのバリエーションは、誰を軸にするかで変わってきます。ボランチにピルロを使うときは守備の強いボランチをサポートに置く必要がありますし、FWがバロテッリだと守備をしないので、守備をする両ウイングで穴を埋める必要があります。
また、今のイタリア最強チーム、ユベントスの3バック(キエリーニ、ボヌッチ、バルザーリ)がそのまま全員イタリア代表なので、勝ちにこだわる勝負どころでは、このユベントスの戦術をコピーすることもあります。
バロテッリはたまに想像もできないような派手なロングシュートを決めてくれますが、いつ出るかわからないのがプランデッリ監督の悩みの種で、野球でいえば打率2割5分のホームランバッターのような存在です。ただ、これが出たら守備側は対応は不可能なので、いつまで信じて待てるか、プランデッリ監督は難しい判断を迫られます。
組織を作るイングランドの論理が勝つか、バロテッリが一人で何とかするか、面白い対決だと思います。
イングランドは欧州予選ではしばらくモンテネグロの後塵を拝するなど苦戦しましたが、ホームでモンテネグロ、ポーランドに連勝して1位で通過しました。イングランドは普通の4-2-3-1が基本です。1トップは適任者がいないので、背の高くないルーニーが務めることもあります。
イングランドは後ろからゲームを組み立てる能力が高いチームです。ジェラード、ランパードという夢のダブルボランチは守備力がたりず実現しないでしょうが、世界のサッカーはボランチはゲームメーカーの一人という考えが主流です。
対するイタリアは、組織にバリエーションを多く持っているチームです。ザックを知っている日本人ならお馴染みでしょうが、戦術的オプションはたくさん持っている監督が多いです。現在のプランデッリ監督が率いたコンフェデ杯でも4-3-3、3-6-1、4-3-1-2とバリエーションを見せました。
そのバリエーションは、誰を軸にするかで変わってきます。ボランチにピルロを使うときは守備の強いボランチをサポートに置く必要がありますし、FWがバロテッリだと守備をしないので、守備をする両ウイングで穴を埋める必要があります。
また、今のイタリア最強チーム、ユベントスの3バック(キエリーニ、ボヌッチ、バルザーリ)がそのまま全員イタリア代表なので、勝ちにこだわる勝負どころでは、このユベントスの戦術をコピーすることもあります。
バロテッリはたまに想像もできないような派手なロングシュートを決めてくれますが、いつ出るかわからないのがプランデッリ監督の悩みの種で、野球でいえば打率2割5分のホームランバッターのような存在です。ただ、これが出たら守備側は対応は不可能なので、いつまで信じて待てるか、プランデッリ監督は難しい判断を迫られます。
組織を作るイングランドの論理が勝つか、バロテッリが一人で何とかするか、面白い対決だと思います。