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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

新興勢力、無念(6/26エクアドル対フランス)

2014-06-26 19:35:43 | ワールドサッカー
今回はたぶん今までで一番情報を持った状態で迎えるW杯なので、逆に情報の少ないチームに惹かれます。日本ではなかなか見られないコスタリカが格下戦術を機能させて死の組を1位で通過したように、知らないチームが強いと理由を探りたくなります。

今回注目したのはエクアドルです。2002年が初出場という新興勢力で、ホームのキトの標高2600mで相手が動けなくなるのを利用して予選を通過しています。南米予選が9チーム総当たりのホームアンドアウェイで4位までが通過なので、ホームで全勝に近い成績なら通過できます。

こういうチームは毎回ブラジルやアルゼンチンを苦しめているのだから、何か理由があるはずだというのがエクアドルに注目した理由です。このフランス戦はエクアドルは同時刻キックオフのスイスの結果待ちで、結論から言えばスイスが勝ちエクアドルは引き分けて決勝トーナメントには出られませんでした。

それでも、私が見た後半はエクアドルはAバレンシアが退場して10人でしたが、エクアドルサッカーの長所は見ることができました。2008年のクラブW杯で当時世界最強のマンUを苦しめたエクアドルのLDUキトのイメージです。

当時のキトの監督は「エクアドルにはスターはいない」と公言して、全員攻撃全員守備の粘り強いサッカーを見せましたが、今回のエクアドル代表も1トップのEバレンシアだけ残して2ラインを引き、サイドに拠点を作ることを意識したサッカーをしていました。

目立っていた選手が左MFのモンテロ、左SBのアジョビ、右SBのパレデスだったあたり、エクアドルはサイドを使って、トップは最後の仕上げに専念するというスタイルは見えました。特にモンテロのスピードは面白い存在で、数的不利で相手はフランスという状況でエクアドルが攻める場面を何度か作りました。

結果は残念でしたが、エクアドルはこんなチームだというイメージは作れた戦いで、日本は今回のW杯で何かイメージを作れたかと思わず比較してしまいます。
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負傷者の歪み(6/25イタリア対ウルグアイ前半)

2014-06-26 08:19:48 | ワールドサッカー
なかなか平日に1試合全部見る時間を確保できないので、ウルグアイ対イタリアは前半だけのレポートです。コンフェデ杯で、イタリアは負傷者をたくさん出してその都度戦術を使い分けた柔軟性は評価できると思っていました。

今回はデロッシという、中盤の守備の職人タイプの大事な選手が抜けていました。イタリアのプランデッリ監督は、セリエA最少失点を誇るユベントスの3バック(キエリーニ、ボヌッチ、バルザーリ)をそのまま代表の3バックにする布陣を採用しました。

ただ、この布陣は守備に不安のあるピルロをカバーするボランチがベラッティ1枚になるので、相手がピルロを集中的に狙ってくればどうかと思っていました。事実、ウルグアイは5-2-2-1の布陣で、スアレスを前に残して本来FWのカバーニに「ピルロ番」を命じてきました。

確かに、セリエAの試合を見ると、FWの1枚をピルロ番にすることでユベントス相手に接戦に持ち込む戦術はあります。ただ、このウルグアイの5バックはイタリアの3トップを予想した可能性があり、勝たなければ決勝トーナメントに行けないウルグアイがどこで仕掛けてくるかはゲームのポイントの一つでした。

浦和レッズの試合で、相手が5バックで来る手は慣れてきたので、この戦術をどうやって機能させるかはわかってきました。それは中盤の4人が重要です。ウルグアイはその4人をボックス型に組んで、アレバロ、ロデイロの2枚がボールを引き出して、Cロドリゲスがドリブルで持ち上がるのが攻撃パターンでした。

前半は0-0の試合だったので、どうしても戦術ネタになってしまいますが、後半を見たらまた書くつもりです。
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