Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

新星候補、山川穂高(6/22横浜対西武)

2014-06-22 20:53:28 | 他スポーツ
長友佑都の体幹トレーニングが趣味と化している私にとっては、野球の攻守交代の時間がちょうどいいトレーニング機会になるという理由で、このW杯の季節にも野球は見ています。野球に関してはスカパーの完全中継を見るほどのマニアではないので、BS-TBSが放送する3時間枠の中だけですが今日の交流戦、横浜対西武は見ていました。

西武の最大の注目は、二軍で本塁打、打点の二冠王になって堂々と一軍に上がってきた新星、ドラフト二位の新人山川穂高選手です。彼は体重109kgというメタボ体型で、第二のおかわり君と注目を集める存在です。昨日、今日と5番DHでスタメン出場する大抜擢を受けましたが、残念ながらノーヒットに終わりました。

ただ、アウトコースのボールの見送り方が良く、凡打の中にも相手右翼手多村の好プレーに阻まれたライナーもあったので、本家おかわり君復帰後はスタメンは厳しいとしても、代打要員なら一番手のはずです。この内容なら、間違いなく今期中にプロ初本塁打は打てるはずと確信しています。笑顔で打席に入ったり、facebookの知り合いから仕入れた情報ではベンチでも声がよく出ているらしく、次世代のスター候補生でもあります。

先発の菊池雄星は不安定な内容でした。せっかく初回に栗山のタイムリーで先制してもらいながら、ストレートが明らかにボールとわかる制球難と金子のエラーで足を引っ張られ、2回に3点を失います。その後もストレートが荒れていましたが、スライダーなら何とかストライクが取れると捕手の炭谷が気付いて決め球をスライダーにしてしのぎ、しばらくするとストレートも決まり出してきます。

ただ、球数の多かった菊池を7回のマウンドに送ったのは、西武の苦しいブルペン事情を表しています。7回を任せられる中継ぎが確立していれば交代を考える場面でしたが、昨日ウイリアムスと増田が打たれて中継ぎに不安を抱える西武は、菊池続投を決断しました。これが裏目に出て内野安打で勝ち越され、西武は2試合続けて1点差ゲームを落とす流れの悪さで、このゲームを3-4で落としました。

また、決勝点の内野安打の場面で、記録には残らないもののメヒアが金子の送球を後逸していることは指摘したいです。確かに低いショートバウンドですが、普通の一塁手なら取ってあげないとかわいそうなボールです。あれを取れないのなら、今後一塁手での起用は厳しいかもと考えざるを得ません。
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バイエルンシステム(6/22 ドイツ対ガーナ)

2014-06-22 17:38:48 | ワールドサッカー
今日は雨で一日自宅に缶詰なので、W杯のドイツ対ガーナを見ていました。ガーナはアフリカ最強チームの呼び声が高く、個人技主体のアフリカの中で最も組織的なチームとして知られます。エースのギャン(3番)も、最初の2006年では頼りない印象でしたが、今やそのスピードで攻撃の中心で、代表キャプテンにもなっています。

一番の注目点はドイツの戦術でした。ドイツ代表のスタメンには、右SBボアテング(20番)、アンカーのラーム(16番)、MFのクロース(18番)、ゲッツェ(19番)、FWのミュラー(13番)とバイエルンから5人も選ばれていました。今や欧州最強クラブの一つであるバイエルンから多く代表に呼ばれるのは必然とも言えますが、ドイツのレーブ監督はそれを最大限利用した采配を見せました。

それは、戦術的にグアルディオラのバイエルンを真似て、4-1-4-1の布陣にすることです。以前は右SBだったラームも所属チームと同じ戦術はやりやすいようで、ちょうどバイエルンでロッベンやリベリーという外国人が占めているポジションに、Rマドリードのケディラ(6番)、アーセナルのエジル(8番)を置くとしっくり行くところが面白いです。

これは決して世界的には珍しい例ではなく、過去にも何度か成功例があります。特に顕著なのは、前回のW杯のスペイン代表がバルセロナの戦術で優勝しました。ヒディンク監督がオランダ代表時代にファンハールのアヤックスをコピーしたり、ルイス・フェリペがポルトガル代表時代にモウリーニョのFCポルトをコピーした例もあります。

これがうまくはまってポルトガルに4-0で勝てたのかなとも思いましたが、ガーナは強いチームでした。ドイツCBメルテザッカー(17番)がスピードに難があるのを利用して、DFライン裏へのスペースを使った攻撃で2点を取って一時逆転に成功します。

そんな窮地を救ったのは大ベテランのクローゼ(11番)でした。前回のW杯で通算得点記録(ロナウドの15点)にあと1点まで迫りながら3位決定戦を欠場して記録達成を逃した記憶が鮮明ですが、36歳の今回のW杯に出てきた意欲は買えます。まだ代表レベルのストライカーなんだという事実だけでも嬉しかったですが、途中出場で本当に点を取って記録を達成したのは奇跡的です。

彼は決して世界トップレベルのチームに在籍し続けた選手ではありませんが、ドイツ代表が強く4強は安定して進出することと、彼自身がW杯に強いことがこの記録を生みました。2002年5点、2006年5点、2010年4点、2014年1点と、彼の長い全盛期がこの記録から語られることになるでしょう。
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