Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

併用が吉(6/21フランス対スイス)

2014-06-21 22:30:30 | ワールドサッカー
今日は午後が空いていたので、W杯1次リーグのフランス対スイスを見ていました。今大会ではフランスは優勝候補ではなく、シード国スイスとの対戦は正直、不利も予想されていました。ただ、初戦の内容はスイスがエクアドルに辛勝に対し、フランスはホンジュラスを3-0で倒している勢いはあると思っていました。

その通り、この試合は5-2という大差でフランスが勝利しましたが、その理由はフランスの4-3-3布陣採用も一つの理由と思います。この試合ではフランスの大黒柱、リベリーが欠場していましたが、4-3-3にしたことでフランスが誇るワールドクラスのFW、ベンゼマ(10番)とジルー(9番)の同時起用が可能になりました。

その分、守備はアンカーにカバイエ(6番)を起用し、前目にもマチュイディ(14番)とシソコ(18番)と守備の強い選手を入れて後ろをカバーして、ベンゼマとジルーに思い切って攻撃に専念して欲しいとしたデシャン監督の判断は正解でした。予選中は4-2-3-1なので、どうしてもベンゼマとジルーはどちらか一方しか使えなかったからです。

特に、ベンゼマが持ち味のスピードで前に仕掛けたときはフランスのチャンスでした。Rマドリードでも活躍するベンゼマにはどうしてもスイスDFは警戒するので、2点目のマチュイディのゴールはまさにベンゼマが相手ボランチ、ベーラミ(11番)のパスを拾って走り、引きつけてフリーになったマチュイディが決めた、事実上ベンゼマのゴールと言ってもいいものです。

ポストプレーヤーのジルーも、この日はよく走っていました。ゴールはセットプレーからのヘディングでしたが、カウンターでドリブルができる良さは現れていて、試合を決めた3点目ではバルブエナ(8番)のゴールをアシストする活躍でした。

スイスはベーラミのミスも痛かったですが、2009年U-17W杯優勝メンバーを多く並べた若手がまだワールドクラスまでは行っていない様子で、FWのセフェロビッチも一人で何とかできるレベルではありません。FIFAランキングは6位ですが、正直そこまで強いチームではないのかなとも思います。
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サイドのチーム(6/21エクアドル対ホンジュラス)

2014-06-21 11:36:03 | ワールドサッカー
今日は病院に行く前に、エクアドル対ホンジュラスの前半を見てから出かけました。シビアに見ると南米予選4位通過のエクアドルと、北中米カリブ海予選3位通過のホンジュラスの対戦は決してレベルの高い試合ではないと思っていましたが、見ると面白くて何か書きたくなります。

ホンジュラスは一度キリンカップで来日しましたが、あまり印象に残っていないので、初めて見るようなものです。今回のチームは2トップに高さがあり、アーリークロスでもロングボールでもチャンスを作れる可能性を持っています。フランスにこそ0-3で敗れましたが、エクアドルなら少なくとも格負けはしない力があります。

対するエクアドルは、サイドアタッカーがいいチームです。有名な選手こそマンU所属の右MF、Aバレンシア(16番)だけですが、左MFのモンテロ(7番)のスピード、左SBアジョビ(10番)の安定したクロス、右SBパレデス(4番)のドリブルなど、サイドのタレントは多いチームです。

ダイジェスト映像で見ると、どうしてもゴールを決めるカイセド(11番)やEバレンシア(13番)の方が目立つでしょうが、彼らはいいボールに反応するタイプで、むしろそのボールを供給するサイドアタッカーの方がチームの中心と言えるチームだと思います。

前半はエクアドルCBのポジショニングミスからホンジュラス13番に決められて先制されますが、パレデスのクロスからEバレンシアのゴールで追い付いて1-1です。後半戦はビデオ録画したので、病院から戻ればまた何か書くかもしれません。

以下追記。

結果は2-1でエクアドルの勝利に終わりました。ここまで書いた以外にもエクアドルにはいいところがあって、それはセットプレーの精度が高いことです。決勝点のEバレンシアのゴールは、アジョビからの正確なFKを頭で合わせたものです。また、エクアドルは南米予選のアウェイは3分け5敗でしたが、ホームで7勝1分けと負けておらず、リードする展開を勝ち切る能力は持っています。

無理をせずゆっくりつないだり、ベンチワークでボランチを3枚にしたり、しっかりポゼッションして時間を使うのはさすが試合巧者で、これがあったから激戦の南米予選を勝って出てきたんだなと、ちょっと発見した気分です。
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点が取れない理由(6/20日本対ギリシャ後半)

2014-06-21 10:41:26 | ワールドサッカー
今朝、ようやく日本対ギリシャの後半戦を見ました。数的優位のはずの日本が攻めあぐねて、痛恨のスコアレスドローに終わりましたが、こういう結果は何かギリシャ側の理由があるのではと、相手チームを見るのが私のいつもの観戦スタイルです。

ギリシャはボランチのカツラニス(21番)が前半で退場して、ゲカス(17番)を1トップに残して4-4-1の2ラインサッカーで来ました。このシステムは日本が得意とするバイタルエリアからのゲームメークを封じようとする意図です。

ただ、ギリシャの2ラインは戻り切れない場面もあり、バイタルエリアを完全に封じ切った訳ではありません。カウンターで本田圭佑や香川真司がバイタルエリアで持つ、日本のチャンスは十分ありました。それでも点にならなかったのは、ギリシャの4バックの位置も理由だと思います。

ギリシャは4バックを中央に寄せて、内田や長友には上げられてもいいと割り切った守り方をしてきました。日本に高さのあるタイプのFWがいないことを考えて立てた作戦でしょう。今思えば、内田も長友も単に上げるだけでなく、思い切ってドリブルで勝負しても良かったと思います。

Jリーグのレベルなら、退場者を出すと守備に意識が集中するので、意外と一人多いチームは攻めにくいことがあります。日本代表ならそのレベルは超えていると信じたかったですが、残念な結果に終わってしまいました。

この結果、日本の決勝トーナメントは最終戦のコロンビア戦の勝利が絶対条件で、かつギリシャ対コートジボワールが引き分けまたはギリシャの勝利に終わる必要があります。得失点差が絡むので、1点差の勝利では敗退の可能性もありますが、日本はとにかく目の前の試合を勝って朗報を待ちたいです。
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ゴールへ押し込む(岡崎慎司)

2014-06-21 09:20:00 | ワールドサッカー
今日は穴埋めネタで、日本代表の通算得点ランキング上位につけるFW、岡崎慎司選手を取り上げます。岡崎慎司は兵庫県宝塚市の出身で、高校は名門滝川二高でした。子供の頃はヘディングの練習ばかりやらされたそうで、それが今のプレースタイルの原点になっています。

岡崎はプロとしてのキャリアは清水でスタートしています。尊敬する元日本代表FW、中山雅史とは静岡ダービーで何度か対戦して、後継者のお墨付きをもらっています。埼玉スタジアムにも何度も来ているので、プレーのイメージはあります。

当時の岡崎は上背もさほどでなく、スピード型でもないので、最初は何が良くて使われているのだろうと思っていました。しかし、試合を見ていればわかってきました。それは、狭いスペースだろうと強引に体をねじ込んで、取れないだろうと思うようなボールをチャンスにできることです。

岡崎のゴールで印象に残っているのは、2009年のW杯最終予選のアウェイのウズベキスタン戦で決めた決勝点です。一旦弾かれたシュートのこぼれ球に、粘り強く足を伸ばして決めたゴールは、日本をW杯に導く重要なゴールになりました。

その後、岡崎は活躍の場をドイツのシュツットガルトに移します。このチームは名門で、元浦和のブッフバルトや元磐田のドゥンガも在籍した、優勝争いもできる強豪です。ここで岡崎は左のMFに回されます。シュツットガルトにはボスニア代表のポストプレイヤーのイビセビッチがいて、この選手がいる限り岡崎は1トップには入れないと思えました。

それでも、相手のカウンターを食らったら一番早く戻る献身的な動きを見せて、代表でもMFに定着します。それでも、岡崎は1トップをやりたかったらしく、同じドイツの下位チームのマインツに移籍します。マインツでは岡崎は自己最多の15点を取り、移籍の決断が正しかったことを自ら証明しました。

最近、岡崎は「鈍足バンザイ」という本を出していましたが、サッカー選手はすべてか優れている選手より、欠点はあっても他の長所でカバーする選手が成功する例が多いです。もちろん、岡崎の場合は並外れた運動神経があるので点が取れるのですが、真面目でチームに地味な貢献ができるところは監督も見てくれているでしょう。
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