昨日はNHK総合で交流戦の巨人対西武が生中継だったので見ました。巨人先発が杉内、西武先発が岸という二人ともノーヒットノーランの経験者という理由で、投手戦を予想していましたが、その通りの展開が序盤は見られました。
岸という投手は、ストレートの球速は142km前後と、そんなに速くないですが、逆球が少ない制球力とカーブでタイミングを外すのが売り物の投手です。カーブをうまく見せ球に使って巨人打線がストレートに差し込まれるのを見て好調と思いましたし、栗山が2点目になるソロ本塁打を打ったときに、解説の宮本慎也さんが「試合を決める点になるかもしれない」と言うほど、岸は好調でした。
そんな展開は、アクシデントで一変します。岸が右肩に違和感を訴えて5回で交代し、西武は課題のブルペン陣の力を6回から試される緊急事態になります。3-1と2点リードはありましたが、1イニング一人としても4人、そのうち一人でも出来が悪ければ逆転の恐れがある緊迫した展開です。
昨日登板した中継ぎ抑え投手は皆、課題は明白な投手です。140km台後半は安定して投げられますが、ボウデンは落ちる変化球のなさ、ウイリアムスはストレートが高めに浮く制球ミス、増田と高橋は無駄な四球が多いことです。それでも、伊原前監督が増田と高橋はある程度継投パターンを確立しています。
田辺監督代行も、そのパターンは尊重する意向ですが、その前の6回、7回の中継ぎは課題とNHKのインタビューに答えていました。昨年8回を任されて防御率1点台と活躍したウイリアムスが今季良くないので、ボウデン、ウイリアムスに頼らざるを得ない6回、7回をどうしのぐかの課題がいきなり現れる試合になりました。
この試合のポイントは、ボウデンが先頭打者亀井に四球を出して、続く片岡を迎えた場面です。ボウデンが乗り切れていないと読んだ片岡はカウント3-2まで粘ります。変化球を得意としていないボウデンなら、ストレートが絶対に来ると片岡は確信していたようです。
しかし、ここでボウデンが選んだ球はフォークで、偶然高めからストライクゾーンに落ちてくるボールだったので、片岡はまさかの空振りで、盗塁を狙った亀井が刺された三振ゲッツーで流れが巨人に行くのを食い止めました。もちろん、思い切ってボウデンにフォークを要求した捕手炭谷の勝利ともいえますが、たまたま高めに来て盗塁を刺しやすい球になったのは偶然で、この勝ちは決して西武が意図通りに運んだ勝ちではないという自覚は必要でしょう。
それでも、何とか田辺さんに勝利をとチームのまとまりは見せることができました。そうやって少しずつゲームを拾いながら、後半戦で中村、浅村あたりで一気に快進撃ができることを期待しています。
岸という投手は、ストレートの球速は142km前後と、そんなに速くないですが、逆球が少ない制球力とカーブでタイミングを外すのが売り物の投手です。カーブをうまく見せ球に使って巨人打線がストレートに差し込まれるのを見て好調と思いましたし、栗山が2点目になるソロ本塁打を打ったときに、解説の宮本慎也さんが「試合を決める点になるかもしれない」と言うほど、岸は好調でした。
そんな展開は、アクシデントで一変します。岸が右肩に違和感を訴えて5回で交代し、西武は課題のブルペン陣の力を6回から試される緊急事態になります。3-1と2点リードはありましたが、1イニング一人としても4人、そのうち一人でも出来が悪ければ逆転の恐れがある緊迫した展開です。
昨日登板した中継ぎ抑え投手は皆、課題は明白な投手です。140km台後半は安定して投げられますが、ボウデンは落ちる変化球のなさ、ウイリアムスはストレートが高めに浮く制球ミス、増田と高橋は無駄な四球が多いことです。それでも、伊原前監督が増田と高橋はある程度継投パターンを確立しています。
田辺監督代行も、そのパターンは尊重する意向ですが、その前の6回、7回の中継ぎは課題とNHKのインタビューに答えていました。昨年8回を任されて防御率1点台と活躍したウイリアムスが今季良くないので、ボウデン、ウイリアムスに頼らざるを得ない6回、7回をどうしのぐかの課題がいきなり現れる試合になりました。
この試合のポイントは、ボウデンが先頭打者亀井に四球を出して、続く片岡を迎えた場面です。ボウデンが乗り切れていないと読んだ片岡はカウント3-2まで粘ります。変化球を得意としていないボウデンなら、ストレートが絶対に来ると片岡は確信していたようです。
しかし、ここでボウデンが選んだ球はフォークで、偶然高めからストライクゾーンに落ちてくるボールだったので、片岡はまさかの空振りで、盗塁を狙った亀井が刺された三振ゲッツーで流れが巨人に行くのを食い止めました。もちろん、思い切ってボウデンにフォークを要求した捕手炭谷の勝利ともいえますが、たまたま高めに来て盗塁を刺しやすい球になったのは偶然で、この勝ちは決して西武が意図通りに運んだ勝ちではないという自覚は必要でしょう。
それでも、何とか田辺さんに勝利をとチームのまとまりは見せることができました。そうやって少しずつゲームを拾いながら、後半戦で中村、浅村あたりで一気に快進撃ができることを期待しています。