Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

意外性が売りだった(香川真司)

2014-06-24 18:18:55 | ワールドサッカー
明日の日本代表戦に関連して、代表選手を取り上げます。今回は代表10番、香川真司選手です。香川は兵庫県の出身ながら高校時代を仙台のクラブチーム、FCみやぎバルセロナで過ごしました。この縁で震災復興活動には積極的ですが、実はJ1での実績はそれほどではありません。

所属のC大阪が当時低迷期で、香川のキャリアの多くがJ2だったので、C大阪での香川を埼玉スタジアムで見た記憶はありません。ただ、J2では群を抜く存在でMFでありながら27得点を挙げてダントツの得点王にもなっています。

そのため、香川の思い出は代表ばかりになってしまいます。最初に香川の名前が頭に刻まれたのは、2008年の北京五輪壮行試合のアルゼンチン戦です。当時、香川は代表当落線上の立場で、このアルゼンチン戦も途中出場でした。キープ力があるという情報は持っていましたが、この試合で香川は中盤左サイドから誰も予想していなかったロングシュートを放って見せました。

相手GKがぎりぎり間に合って得点にこそなりませんでしたが、香川がボールを持つと何をやるかわからないという強烈なインパクトは受けました。そういう下地は持っていましたが、香川のブレイクはドイツのドルトムント移籍からです。

2010年のザックジャパンの初戦、アルゼンチン戦で左MFで出場した香川は、深い切り返しとシュートフェイントで、すっかりアルゼンチンのDFを手玉に取って見せました。当時、香川がドルトムントで試合に出ているのは話題になっていましたが、ここまでうまくなっていたのはびっくりでした。

ドルトムントでの香川は順調に点を取って見せました。本人は「自分はチャンスメーカーではない」と得点にこだわりを持っています。ドルトムントでの13ゴールは当時日本人最多記録でした。今年、マンUで試合に出られないのは彼が味わった最初の挫折です。

それでも、ほとんどの試合で本田圭佑とコンビを組んだ香川の実力は認めています。何とかコロンビア戦でそれを発揮して欲しいと、今は祈るような気分です。
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らしくないロナウド(6/23アメリカ対ポルトガル後半)

2014-06-24 08:39:54 | ワールドサッカー
今日は早起きしてメキシコ対クロアチアを見る予定が、寝ぼけていて試合内容を覚えていないミスで、今回はアメリカ対ポルトガルの後半のネタにします。アメリカは本来MFのデンプシーが1トップという、FWアルティドールの負傷で厳しい布陣になっています。

しかし、この布陣でしっかり戦えるのが、さすが名将クリンスマンで、2ラインを自陣に引いて、攻撃のときは中盤の4人が押し上げてデンプシーは最後の仕上げだけに特化する、狙いがしっかりできていました。前回のアメリカ代表はリトリートサッカーでベスト16と結果を出しましたが、今回はそのサッカーをベースにしながらも攻撃的な要素も加えた印象です。

逆にポルトガルは、負傷者の続出がかなりチーム編成に影響を与えていて、1トップは二人負傷者を出して3番手のエデルです。このエデルがかなりチームの足を引っ張っていて、トラップが足につかずにポストプレーができないミスが目立ちました。

それでも、スウェーデンとのW杯予選プレーオフの映像を見る限りでは、1トップはおとりで、苦しくてもロナウドが何とかしてしまえるチームです。カウンターでロナウドをフリーにする形を作れば、ほとんど外さない信頼感は得ている、世界トップレベルのFWのはずです。

しかし、この日はそのロナウドが良くありませんでした。おあつらえ向きのカウンターはありましたが、彼にしては珍しい、枠を外すミスでチャンスを逃し、チームも逆転されたポルトガルの命運は尽きたかに思えました。

しかし、ロスタイム5分の最後のプレーで、ロナウドの速いクロスを途中出場の18番が決めて、ポルトガルは2-2の引き分けに持ち込んで、わずかながら可能性を残しました。もちろん、最終戦のガーナ戦で大差で勝つ必要がある厳しい条件ですが、可能性が残った以上ロナウドが本来のプレーを思い出せばの期待はできます。

ポルトガルはポゼッションのチームですが、予選からチームの戦いが安定しておらずロナウドに救ってもらった印象はあります。またロナウド頼りなのは残念ですが、この希代のエースストライカーをもっと見たい気持ちはあります。
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