Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

もはや格下戦術ではない?(コスタリカ対ギリシャ)

2014-06-30 18:28:07 | ワールドサッカー
NHKのスポーツニュースで、元日本代表戸田和幸氏が今回のW杯を「トランジションサッカー」と表現していました。カウンターよりは積極的で、攻守の切り替えの早さで勝負するサッカーを指します。このサッカーは最初に見たのは5バックのコスタリカで、格下戦術と思っていました。

しかし、チリ、ウルグアイ、オランダら強豪チームがこの手を使った事実を見ると、もはや格下戦術ではないという印象を受けます。一見守りの戦術のような5バックですが、実は攻め方の方が重要です。確かに最終ラインが5人なら、プロレベルなら相手のスペースを消せますが、守ってばかりでは持たないことは1998年フランスW杯の岡田ジャパンで明らかになっています。

この戦術で重要なのはボランチです。ボランチが的確なポジションを取り、確実に攻守をつなぐことがこの戦術を成功に導きます。コスタリカの場合は5バックの両サイドが攻撃のときに上がる約束になっていて、エリア内に決定力のあるキャンベルとルイスが揃うことで、少ないチャンスをものにする戦略です。

このサッカーで勝つにはセットプレーの強さも重要です。セットプレーはうまく相手を出し抜けば1点取れますから、リードして守りながら、ボランチが機能して時間を使えば勝利に近づけます。今回コスタリカは8強という結果を残したので、世界から大きく注目を集めるでしょう。中米の小さな国ですが、サッカーは戦略が大事という好例です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西武青ユニの思い出

2014-06-30 08:11:45 | 他スポーツ
昨日までの西武対ソフトバンク3連戦では、西武が1979年から1995年まで着用した全身青のビジター用ユニフォームを復刻して試合をしました。もちろんビジター用ですから、本拠地西武ドームでこのユニフォームを見るのは初めてです。

このユニフォームは西武が強かった時代のユニフォームです。当時、広岡監督で日本一2回、森監督で日本一6回とまさに黄金時代でした。交流戦がなかった当時は、セリーグの球場にこのユニフォームが登場すると、相手が「日本シリーズだな」と実感したエピソードもあります。

このユニフォームの記憶では、秋山幸二氏(現ソフトバンク監督)のバック宙ホームインが一番大きいです。1986年の広島との日本シリーズ第8戦で、ホームランを打った秋山が、チームを盛り上げようとしたパフォーマンスは、「あの真面目な秋山が面白いことをやった」とチームメイトが驚いたエピソードです。

それでも、昔のことは美化されがちなので、このユニフォームだから縁起がいいとは思っていません。栗山キャプテンが言うように、今のユニフォームで勝って縁起のいいユニフォームにするのが本来の姿です。また、勝つところを見に西武ドームに行こうと思わせて欲しいです。

P.S.応援団の歌まで黄金時代を復刻していたのは楽しめました。あれは石毛だ、平野だ、辻だと振り返るきっかけになりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする