Kobby loves 埼玉&レッズ

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ピルロ、バロテッリシステム(6/15イタリア対イングランド)

2014-06-15 15:32:48 | ワールドサッカー
W杯の1次リーグ屈指の好カード、イングランド対イタリアも見ていました。結果はイタリアが前半にマルキージオ(8番)のゴールで先制するもすぐにイングランドがスターリッジ(9番)のゴールで追いつきますが、後半にバロテッリ(9番)がヘディングでゴールを決めて2-1でイタリアが勝利しました。

イタリアのチーム作りを見ていると、パスセンスは抜群だが1対1の守備に弱いピルロ(21番)と、決定力はあるが走らないバロテッリを何とかしてチームに組み込もうと、他の選手にカバーさせるサッカーをしています。4-3-3は必然ともいえる布陣で、ピルロの前に守備のスペシャリストのデロッシ(16番)とベラッティ(23番)を置いてカバーし、バロテッリが守備をしない穴はサイドのFWのマルキージオとカンドレーバ(6番)でカバーさせます。

バロテッリは野球でいえば打率2割5分のホームランバッターのような選手で、いつ爆発するかはわかりませんが、一人で試合を決めてくれる可能性を持った選手です。結果的に、そのバロテッリが決勝点を取ったことで、イタリアのプランデッリ監督の判断は正解ということになりました。

逆にイングランドの方は、戦術が適材適所でなかった印象を受けました。それはルーニー(10番)の1トップです。ルーニーは高いテクニックと運動量の多さが売り物の選手で、マンUの前監督のモイーズがボランチで起用したほどです。逆に言えば、いいボールを待っているのは得意ではなく、ボールが来ないと下がり出してしまいます。

今のイングランドには、1トップ向きの選手はいないので、思い切ってトップ下を置かない2トップにして、ルーニーに広い範囲を動かした方が持ち味は出るのではと思います。また、注目のダブルボランチは、ジェラード(4番)とヘンダーソン(14番)でした。今季はリバプールがプレミアリーグで2位と躍進したので、彼ら二人もリバプールの選手ですし、トップ下のスターリッジ、右MFのスターリング(19番)、右SBのジョンソン(2番)もリバプール所属です。

リバプールの速いカウンターを再現できれば良かったですが、リバプールの快進撃はチーム得点王のウルグアイ人のスアレスに支えられたことも事実です。同じサッカーをやろうとしてもできないのは仕方ないでしょう。
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流れを変えたドログバ(6/15日本対コートジボワール)

2014-06-15 11:57:49 | ワールドサッカー
もちろんテレビ観戦ですが、今日の日本対コートジボワール(以下コート)戦は見ていました。前回のW杯が、チーム状態が悪く守備的な戦いで現実的に勝ち点を拾おうとしたので、今回は世界を相手に攻めて勝つところを期待していました。ザックならそういうチームを作る期待もありました。

しかし、この試合は本田(4番)の豪快なミドルで先制点を取り、後半途中まではリードする展開でしたが、日本らしい攻撃サッカーはできなかった印象が強いです。今回の会場が赤道に近い位置なので、いくらフロリダで暑さに慣らしたといっても、少なくともW杯予選で見せたような連動性や次々選手が上がっていく攻撃サッカーは出せなかった印象です。

それでも、現実主義に徹してその1点リードを守り切れば、おそらく賞賛のコメントが並んだことと思いますが、コートが追う展開になってエース、ドログバ(11番)を投入してきたのが効いてきました。結果的にドログバ自身の得点はなかったものの、ボールキープの能力は高く、日本はどうしても人数をかけて守らざるを得なくなります。

結果的に1-2の敗戦で、しかもその2点の時間が接近し、失点パターンも右SBオーリエ(17番)のクロスからのボニ(12番)、ジェルビーニョ(10番)のヘディングと似ているだけに、どちらか一回でも長友(5番)にオーリエをマークさせれば止められたかなとの思いもあります。オーリエが2度ともフリーだったので、誰かがついてフリーで上げさせなければの反省はもちろん残るでしょう。

それでも、内容的には勝てる試合ではなかったと思います。本田の先制点の場面以外では、決定機と言えるのは内田(2番)が相手CB(22番)を振り切った場面くらいで、決して日本らしいサッカーはできていません。本田や香川(10番)が孤立して奪われて相手に逆襲を食らい、岡崎(9番)や大迫(18番)にはほとんどボールが入らないなど、暑さに慣れている度合ならコートの方が上と感じざるを得ません。

これで、日本は残り2戦に逆転を賭けることになりますが、とにかくチームコンディションを上げる調整をしてほしいと思います。追い越して上がる、日本らしい攻撃サッカーを見せないで負けたら、きっと悔いが残るはずと思って、皆で走るいいときの日本を思い出して欲しいです。
コメント (2)
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