W杯の1次リーグ屈指の好カード、イングランド対イタリアも見ていました。結果はイタリアが前半にマルキージオ(8番)のゴールで先制するもすぐにイングランドがスターリッジ(9番)のゴールで追いつきますが、後半にバロテッリ(9番)がヘディングでゴールを決めて2-1でイタリアが勝利しました。
イタリアのチーム作りを見ていると、パスセンスは抜群だが1対1の守備に弱いピルロ(21番)と、決定力はあるが走らないバロテッリを何とかしてチームに組み込もうと、他の選手にカバーさせるサッカーをしています。4-3-3は必然ともいえる布陣で、ピルロの前に守備のスペシャリストのデロッシ(16番)とベラッティ(23番)を置いてカバーし、バロテッリが守備をしない穴はサイドのFWのマルキージオとカンドレーバ(6番)でカバーさせます。
バロテッリは野球でいえば打率2割5分のホームランバッターのような選手で、いつ爆発するかはわかりませんが、一人で試合を決めてくれる可能性を持った選手です。結果的に、そのバロテッリが決勝点を取ったことで、イタリアのプランデッリ監督の判断は正解ということになりました。
逆にイングランドの方は、戦術が適材適所でなかった印象を受けました。それはルーニー(10番)の1トップです。ルーニーは高いテクニックと運動量の多さが売り物の選手で、マンUの前監督のモイーズがボランチで起用したほどです。逆に言えば、いいボールを待っているのは得意ではなく、ボールが来ないと下がり出してしまいます。
今のイングランドには、1トップ向きの選手はいないので、思い切ってトップ下を置かない2トップにして、ルーニーに広い範囲を動かした方が持ち味は出るのではと思います。また、注目のダブルボランチは、ジェラード(4番)とヘンダーソン(14番)でした。今季はリバプールがプレミアリーグで2位と躍進したので、彼ら二人もリバプールの選手ですし、トップ下のスターリッジ、右MFのスターリング(19番)、右SBのジョンソン(2番)もリバプール所属です。
リバプールの速いカウンターを再現できれば良かったですが、リバプールの快進撃はチーム得点王のウルグアイ人のスアレスに支えられたことも事実です。同じサッカーをやろうとしてもできないのは仕方ないでしょう。
イタリアのチーム作りを見ていると、パスセンスは抜群だが1対1の守備に弱いピルロ(21番)と、決定力はあるが走らないバロテッリを何とかしてチームに組み込もうと、他の選手にカバーさせるサッカーをしています。4-3-3は必然ともいえる布陣で、ピルロの前に守備のスペシャリストのデロッシ(16番)とベラッティ(23番)を置いてカバーし、バロテッリが守備をしない穴はサイドのFWのマルキージオとカンドレーバ(6番)でカバーさせます。
バロテッリは野球でいえば打率2割5分のホームランバッターのような選手で、いつ爆発するかはわかりませんが、一人で試合を決めてくれる可能性を持った選手です。結果的に、そのバロテッリが決勝点を取ったことで、イタリアのプランデッリ監督の判断は正解ということになりました。
逆にイングランドの方は、戦術が適材適所でなかった印象を受けました。それはルーニー(10番)の1トップです。ルーニーは高いテクニックと運動量の多さが売り物の選手で、マンUの前監督のモイーズがボランチで起用したほどです。逆に言えば、いいボールを待っているのは得意ではなく、ボールが来ないと下がり出してしまいます。
今のイングランドには、1トップ向きの選手はいないので、思い切ってトップ下を置かない2トップにして、ルーニーに広い範囲を動かした方が持ち味は出るのではと思います。また、注目のダブルボランチは、ジェラード(4番)とヘンダーソン(14番)でした。今季はリバプールがプレミアリーグで2位と躍進したので、彼ら二人もリバプールの選手ですし、トップ下のスターリッジ、右MFのスターリング(19番)、右SBのジョンソン(2番)もリバプール所属です。
リバプールの速いカウンターを再現できれば良かったですが、リバプールの快進撃はチーム得点王のウルグアイ人のスアレスに支えられたことも事実です。同じサッカーをやろうとしてもできないのは仕方ないでしょう。