Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

昇格プレーオフ観戦記(千葉対山形)

2014-12-07 21:48:07 | 他チーム
昇格プレーオフ、千葉対山形を見ていました。来年のアウェイ旅がフクアリ日帰り旅になるか、山形温泉旅行になるかという、浦和サポの私にはお気楽な試合でした。それでも、勝てば昇格という大事な試合は緊張感あふれるもので、山形のプレスを千葉がどう外すかという、激しい勝負になりました。

会場は調布の味の素スタジアムでした。千葉のサポが大量に押しかけ、巨大な味スタがバックスタンド2階を除きほぼ満席という入りには驚きましたが、山形のゴール裏も負けておらず、山形の応援もスタジアムに十分響いていました。

こういう、選手の特徴をあまり知らないチームを見るときは、どこかに注目ポイントを絞る見方をします。私の注目ポイントは山形のボランチ、宮阪政樹選手でした。私は日刊スポーツのインターネット版のサッカー記事を愛読していますが、日刊スポーツが仙台に支局があるらしく、仙台と山形の情報はよく入ってきます。

その情報によれば、宮阪は明大出で、女手一つで苦労して育ててくれた母に恩返しをという気持ちでサッカーをしている選手です。実際に何度かプレーを見た限りでは、売り物はそのパス精度で、セットプレーのキッカーも任されています。山形の石崎監督は、大分、川崎、柏とチームの基礎を築いた監督で、宮阪はその基礎の重要な要を担う役割です。

特に、山形のサッカーはプレスと運動量で勝負するサッカーなので、動いたところに後ろからパスを出す宮阪の役割は重要です。結果的に、先制点の山崎のゴールは、宮阪が上げたクロスからでした。3-4-3でプレッシングサッカーという、選手にとってはきついサッカーでありながら、日本で一番多くの試合を消化するチームは、どうやら(ACLを除くと)山形になりそうです。

GK山岸のゴールという、奇跡的な勝利で上がってきた山形は、久しぶりのJ1を実現しました。山形は予算的には苦しくても、前回のJ1時に工夫と努力で3シーズンJ1を守ったこともあるので、またそれに近い活躍を期待しています。
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日本人対決のミラノダービー(ミラン対インテル)

2014-12-07 21:08:50 | ワールドサッカー
浦和の検証記事は明日以降に回し、今日は典型的オフネタで、本田圭佑と長友佑都の対決になったミラノダービー、ミラン対インテルのビデオを見ていました。ミラノダービーはサッカーファンにとっては夢の世界で、まさかここに日本人が立ち、しかも対決する日が来るとは、カズが初挑戦した1994年はもちろん、ヒデや名波が活躍した1999年でも想像すらできませんでした。

しかし、そんな感慨とは別に、シビアに試合を追うと、こういうビッグマッチにありがちな潰し合いのサッカーでした。コンタクトプレーの激しさはさすがセリエAで、ぶつかるのを恐れたらこのレベルではプレーできないということを見せてくれました。展開としては、監督が攻撃サッカーのマンチーニに代わったインテルが攻め、ミランがしのぐ展開でした。

特に、インテルは前任のマッツァーリ監督が導入した3バックをやめ、長友(55番)を4バックの右で起用してきました。監督が代わっても出番を得るところはさすが長友ですが、3バックのときに見せた奔放な攻撃参加は制限されます。それでも、空走りを苦にしないという特性を持つ長友は、この試合でもよくボールを引き出し、インテルのオビ(20番)の同点ゴールにも絡んでいます。

昨日、鈴木啓太がパスミスをして浦和が決勝点を献上した瞬間を見てしまいましたが、そんなプレーもセリエAのレベルでもたまにはあります。このミラノダービーで、ミランのボランチ、ムンタリ(4番)が出したパスはなんと相手のイカルディ(9番)に渡り、イカルディは独走しますが、GKロッシ(23番)が判断良く飛び出して止めました。

ムンタリは本来攻撃的MFの選手で、難しいプレーを低い確率でプレーする選手ですから、こういう「安全第一」の状況に慣れていないとも言えますが、鈴木啓太には「ムンタリだってやるんだから」と声を掛けてあげたい気分です。そういう状況を、GKが救うこともチームプレーともいえます。

本田は後半28分からの途中出場でした。トーレス(9番)との交代で右のMFに入りました。トーレスが全盛期と比べて力が落ちていて、消えていた時間が長かったのと比べれば、本田はボールを引き出してシュートを放つなど、存在感は見せたのではと思っています。夢の日本人対決、またホームとアウェイを入れ替えてもう一試合できるので、楽しみにしています。
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勝てる内容ではなかった(12/6浦和対名古屋)

2014-12-07 14:34:24 | 浦和レッズ
昨日の名古屋戦、ようやく書ける気分になってきました。MDPを見る限りでは、ミシャはG大阪戦と鳥栖戦の内容にはそんなに悲観しておらず、ちょっとした試合の流れが向こうに行ってしまったのだろうと言っていました。しかし、この名古屋戦はシビアに見れば負けるべくして負けた試合です。

浦和のチーム全体の動きは硬く、優勝を意識したときの戦い方がうまくできていませんでした。もちろん、その結果を生んだのは名古屋の戦術もあります。1トップの川又を残して中盤を厚くして、バイタルエリアでボールを取って素早くショートカウンターという、名古屋のゲームプランを見抜けなかった、浦和の戦術意識のまずさもあったと思います。

そのため、名古屋が攻めた後のセカンドボールをほとんど浦和が拾えず、いくら流れを切っても相手ボールにされる、非常に内容の悪い試合になりました。しかも、たまにマイボールになっても、青木あたりの縦パスが相手に渡る、ありえないような凡ミスで試合の流れを向こうに渡してしまいました。

ただ、浦和は本来、中盤に頼ったチームではありません。アウトサイドを使ってフィールドを広く使ったり、ロングボールを1トップに収めて展開することもできるはずです。しかし、この日はその両方ともできていませんでした。特に、1トップの李の不振はミシャにも指摘されたはずで、ここにボールを収めることができなかったことが、この日の試合を苦しくした理由だと思います。

たまたま、相手のシュートが何本もポストやバーを叩いたり、川又のゴールがオフサイドになったりした幸運で、終盤までリードしていましたが、サッカーでも幸運ばかりが続くことはないです。鳥栖戦の不運と帳消しになるくらい、幸運が来ればと思いましたが、この内容は勝利には値しなかったと思います。

課題も明白になりました。興梠離脱後の低迷を見れば1トップと、ボランチからの展開、ベテランが多くなった選手層など、これからオフに浦和がやるべきことはたくさんあります。この試合の結果、2位なのでACLにも予選なしで出場しますから、アジア各地を転戦できる選手層は必要になってきます。もちろん、ACLで上位に進んでくれた2007年の面白さをもう一度の夢もあります。ミシャの集大成になる、来年こそいいシーズンになりますように。
















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