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三者三様のホームランバッター

2015-05-06 17:36:16 | 他スポーツ
昨日の西武プリンスドームでは、メヒアと森に本塁打が飛び出し、中村おかわり君もビデオ判定で取り消された幻の本塁打を放っています。今年は打線で勝負すると誓った田辺監督の野球が、まさに表に出た試合でした。ただ、その本塁打の打ち方は、三者三様で異なります。

森の本塁打は、2死走者なしという状況で出ました。本人も「狙っていた」と明言していますが、確かに決め球が荒れ球のストレートという相手の中継ぎ、マエストリにはストレートを待っていい場面です。森は強い下半身からの鋭いスイングスピードから、ライナーで持っていく本塁打を得意にしており、その弾道を生観戦できたことは刺激的な経験でした。

森はヒーローインタビューで「背の低い自分でも本塁打が打てる」ことを野球少年に贈る言葉に選びました。ただ、それを実現するためには、森のように低い姿勢をキープできる筋力が要ります。もし、このブログを読んでいる野球少年の親御さんがいらっしゃれば、それを実現するには相当の走り込みか筋力トレーニングの基礎があるということは注釈しておけば目標になるかもしれません。

メヒアの本塁打は左中間に飛びました。彼の場合は詰まった当たりでも強引にスタンドまで持っていける腕力で勝負します。事実、メヒアの本塁打には右に打った本塁打のイメージはなく、ほとんどがレフトです。アウトコースの変化球を強引に振り過ぎて空振りすることもありますが、この場面ではカーブを狙いすましてレフトスタンドに持っていきました。

この事実から見ると、どうもカーブは相手が来るとわかっていれば打てる球のようです。かつて、超スローカーブで一世を風靡した中日の今中投手も、カーブを待たれると本塁打を配給することもあったと聞きます。緩急は大事と言いますが、それを生かすには速球がもっと大事ということは事実のようです。

中村おかわり君はこの両者の中間のイメージです。高い弾道でアーチを描くことも、ライナー気味に持っていくことも両方が可能です。現在、本塁打王通算5回と既にパリーグを代表するホームランバッターで、おそらく彼がお立ち台だったら「メタボ体型でも野球はできる」と野球少年を勇気づけるコメントを残していたかもしれません。



















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