Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

サイドの崩し(5/28なでしこ対イタリア)

2015-05-29 20:06:52 | レディース
昨日、なでしこジャパンが長野県でイタリア女子代表と親善試合をしていました。この試合は結果だけを見ると、W杯の予選で敗退しているイタリアに1-0の辛勝で大丈夫?に見えるでしょうが、非常に有意義な親善試合になりました。

なでしこがアメリカやドイツといった強豪と対戦するときは、いつも相手の高い身体能力の前に押され気味の展開からスタートします。相手のスピードに慣れて、序盤をしのげれば強豪と互角に戦えますが、その序盤で失点するとなかなか立て直せません。

今回のイタリアは、その身体能力を持っている相手でした。細かいつなぎより、アーリークロスを放り込んでくる相手でしたが、その攻撃になでしこの守備が破綻せず、次第にチャンスを作れるようになってきました。

イタリアの布陣は4-3-3でした。女子で3トップは珍しいですが、ボランチタイプの選手を中盤に3人置いて守備をカバーしていました。なでしこはそのイタリアの守備を攻略できました。イタリアのボランチは、比較的近い位置にポジションを取っていたので、どうしてもサイドのケアは難しくなりました。

なでしこの4-4-2は、サイドで数的優位を作れる戦術なので、イタリアのサイドがSB一枚になるところを狙って仕掛けました。そのため、サイドは何度も崩せており、ポストを叩いたものの大儀見のパスから大野が抜け出したシュートなど、なでしこらしい崩しの形は見られました。

決勝ゴールは、左SB宇津木のクロスを大儀見がダイレクトで合わせたものです。前回大会では不完全燃焼だった大儀見ですが、今回はブンデスリーガ得点女王の実績を誇る堂々たるエースです。澤中心のチームから、大儀見中心のチームに代わっていく大会になることと予想しています。

また、前回課題に挙げた、澤と組むアンカー候補ですが、阪口が復帰して単純なプレーに特化することで対応していました。やはり、長年澤と組んでいるだけに、阪口なら安心して見ていられそうだと、ほっとしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする