Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

森対策に苦しむ(5/27巨人対西武)

2015-05-27 22:15:17 | 他スポーツ
今日は交流戦、巨人対西武を見ていました。社会人の私は試合開始からは見られませんでしたが、西武が不振のメヒアをスタメンから外し、新外国人のセラテリを6番1塁で起用した田辺監督の采配が当たり、満塁からセラテリの貴重なタイムリーで4-1とリードしました。

交流戦は、セリーグの野球の特徴が見られるのが面白いです。巨人は、代打と代走にスペシャリストを用意しています。試合出場のほとんどが代打の矢野のほかにも、この日はスタメンを外れた阿部慎之助、橋本や大田といったいい選手が代打に控えていました。パリーグを見慣れている私は、代打で試合の流れを変えることが少ない(代打で結果を出すような打者はDHでスタメンで出る)ので新鮮でした。

逆に、西武の方はDHに合わせてチームを作っているので、どうしてもDHなしのセリーグ本拠地ではその歪みが出ます。投手の打順で強力な代打がいない、交流戦限定のギャンブルである森友哉の右翼手での起用など、一つ間違えば大きく破綻するリスクも抱えています。

それでも、この試合は西武にうまく流れが来ました。理由は田辺監督の継投で、四球を出した武隈に代えて、7回2死から増田を投入したのが成功しました。強力な巨人打線ですが、増田と高橋朋己のストレートは通用しており、増田のストレートは多少コントロールをミスしても、勢いで抑えられる威力があります。

今日は高橋朋己が珍しく失点しました。打たれた安打は詰まり気味の不運なものでしたが、ストレートを待っている巨人打線のタイミングを外そうと、スライダーを多投したので、勢い余って叩きつけて暴投になった場面もありました。最後、代走鈴木が出て、打者大田の場面は「この場面は三振を取れないと苦しい」としびれる展開でした。勝てたのは少し運もあったと思います。

この試合で気になったのは、森の当たりが止まっていることです。低い姿勢からのスイングスピードの速さで一大旋風を起こしている森ですが、ここのところ低めいっぱいに変化球を投げ込まれる相手投手の対策に苦戦しています。ストレートなら鋭い打球を飛ばせる森なので、変化球のじらし作戦になかなか会心の当たりが出ていません。

森ほどの打者なら、きっと何か対策を打つはずだと信じていますが、プロで成功するためには通らなければいけない壁で、打ち破った瞬間を見られたらファン冥利に尽きると思います。
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大相撲夏場所総括

2015-05-27 18:39:35 | 他スポーツ
私のここ最近の忙しさ?の理由、大相撲夏場所が日曜日に終わりました。本命白鵬のまさかの失速で、優勝は12勝3敗の関脇照ノ富士でした。照ノ富士は大関昇進に向けた理事会を開催されており、過去に理事会で否決した例がないことから大関昇進を確実視されています。

この場所は、ひょっとしたら時代の転換期を象徴する場所になるかもしれません。白鵬が、考えられないような軽い負け方で土俵に落ちたからです。もちろん、豪栄道戦、稀勢の里戦は白鵬が攻めていましたが、今までなら土俵際の詰めは磐石だったはずで、白鵬時代から世代交代するきっかけになる場所かもしれません。

過去にも、そんな時代の転換期を感じた場所はあり、貴花田が千代の富士に勝った平成3年夏場所、千代大海が若乃花に勝った平成10年初場所はそんな時代の変化を感じました。もちろん、白鵬がまた巻き返す可能性はありますが、もし世代交代すればこの場所がきっかけだったと思い出すことでしょう。

大関に昇進する照ノ富士には期待しています。今の段階でも既に豪栄道や琴奨菊よりは強そうなイメージで、もちろん横綱を狙うのは時間の問題と感じます。まだ相撲に雑なところがありますが、その上体の強さで力を比べるダイナミックな相撲は見ていて面白いです。

また、東西の前頭筆頭の宝富士、栃ノ心がともに9勝6敗と勝ち越し、来場所は三役昇進が濃厚です。最近は三役に張り出しを置かなくなったので、関脇は常に二人、小結も常に二人が定着しています。小結の栃煌山、逸ノ城が8勝7敗と勝ち越して地位を守っていますが、照ノ富士の大関昇進で関脇が一つ空くのが思いがけない追い風で、宝富士、栃ノ心ともに関脇昇進もあるかもしれません。

下位では、東幕下3枚目の御嶽海(みたけうみ)が6勝1敗と勝ち越し、新十両が確実です。この御嶽海は東洋大学の出身で、学生横綱、アマチュア横綱の二冠で幕下10枚目付け出しデビューをして2場所目です。東洋大学に彼の学生横綱を祝う垂れ幕が下がっていたので、本名の大道も覚えています。今回の夏場所は幕下の相撲は見られなかったので、秋場所で十両に上がった彼の相撲を見ることを楽しみにしています。
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