Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

練習方法の革命(西川周作)

2015-05-11 22:00:23 | 浦和レッズ
先日のガンバ大阪戦の試合前、時間があったのでGK練習を観察していました。浦和の場合、サブGKはあくまで正GKの練習台という扱いと決まっているのは、現GKコーチ土田尚史さんの現役時代から変わっていません。しかし、今回西川周作選手の練習を見ていると、今までの練習とは異なる点がありました。

それは、土田コーチが中央からシュートを放つのは従来通りですが、西川はそれをセーブした後、さらに両サイドにコーチとサブGKを置いて、間髪入れずに次のシュートを放ってもらうことです。もちろん、2本目が強烈なシュートでは物理的に間に合わないので、グラウンダーのシュートを西川が足で止める練習でしたが、なるほど神がかり的と言われる西川の足でのセーブは、こんな練習から生み出されるんだと発見した思いでした。

西川は、北京五輪代表時代に一つの快挙を成し遂げています。それは、それまで本大会の3人のオーバーエイジは決まってGKで、シドニー五輪では楢崎正剛、アテネ五輪では曽ヶ端準がゴールを守っていました。西川は、GKにオーバーエイジはいらないと、当時の反町監督(現J1松本山雅監督)に決断させたGKでした。

西川は、大分ユースから大分、広島を経て浦和に移籍しています。大分ユース時代は、元パラグアイ代表GKチラベルトの向こうを張って直接FKを蹴っており、ゴールも決めていました。山形GK山岸範宏が持っている、GKのPK以外のゴール記録を達成する可能性を持っている選手です。もちろん、J1レベルなら柏木の方がうまいでしょうから、よほどのことがないとやらないとは思いますが。

西川が目指すのは代表正GKということになります。これまでの正GK、川島が32歳になり、定位置奪取のチャンスです。ハリルホジッチ監督は常にGKを4人呼んで競争させる方針で、直前で調子が良ければ可能性はあります。Jリーグのパフォーマンスなら、権田や東口には負けていないと思うので、次のチャンス、W杯予選で安定感を見せて欲しいです。

もちろん、W杯予選は格下相手なので、GKの活躍の場は少ないでしょうが、少ないセーブだからこそ安定感を発揮できると期待したいです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする