Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

好セーブに救われた試合(3/2ルヴァン杯湘南対浦和)

2021-03-02 22:15:00 | 浦和レッズ
今日のルヴァン杯湘南戦は0-0の引き分けに終わりました。序盤、浦和はなかなかリズムを作れない展開でした。湘南の速いプレスの前に、攻撃的MFより前にパスがなかなか出せなかったことと、プロ初先発の左SB福島のところが狙われていたという要因が考えられます。一度、トップ下の伊藤涼太郎に入ったチャンスで、パスが田中達也に出ましたが、田中達也のシュートはサイドネットでした。

そんなゲームを引き締めたのは、プロ初先発のGK鈴木彩艶(ざいおん)でした。鈴木彩艶はユースから昇格した18歳ですが、プレーは十分トップチームのレベルで、CKの流れから湘南DF池田のシュートを止め、平松の直接FKも横っ飛びで止めました。鈴木彩艶は190cmの巨体ですが、決してその巨体を持て余しておらず、筋力でその体をより大きく見せることができていました。

また、こういうサブメンバーが出ている機会はなかなかないので、プレースタイルも見てみました。大分から移籍の田中達也は短い距離が速いタイプで、相手DFと1対1になったところにパスを出せば瞬間のスピードで何とかしてくれる攻撃的MFです。初先発の大卒新人大久保はボールテクニックがあり、サイドでボールを持って時間を作れる選手です。

今の浦和は決して選手層の厚いチームではないので、サブメンバーにはFC東京戦のスタメン組を置かざるを得ません。CBを槙野から岩波に代えたのは少しでも負担を軽くする意図でしょうが、左SBも山中を出さざるを得ませんでした。福島はスピードこそ見せたものの、守備では狙われており一枚イエローカードをもらっていたので、ロドリゲス監督にとってはやむを得ない決断でしょう。

山中が出てから、左サイドが崩せるようになってきており、浦和の速い攻めが機能し始めました。武藤がFWからトップ下に回ったことでボールが入るようになったものの、なかなか交代出場のFW杉本が真ん中でボールを受けられず、最後伊藤敦樹のパスが田中達也に通る決定機を迎えたものの、シュートを相手GK富居が止めて試合は0-0の引き分けに終わりました。

サブ組を出して実戦経験を積ませるという意味では有意義な試合でしたが、勝利という結果は出せませんでした。もっとも、この試合は6試合ある予選リーグの初戦で、1点でも勝ち点を確保しておけば次につながります。しばらく、リーグ戦が週2試合続きサブ組を試す機会はないですが、この試合で良かった選手のスタメン起用はあるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする