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Kobby loves 埼玉&レッズ

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元大関武双山の記憶

2021-03-16 21:20:39 | 他スポーツ
今日はどうしてもネタが思いつかないので、困ったときは昔の力士を思い出すことにして、元大関武双山の記憶を書きます。今は藤島親方として、正面審判長の席に座っていることもあります。写真は物言いのときに戻ってきたタイミングで撮れました。武双山といえば、学生相撲から入門して、幕下60枚目付け出しから2場所連続全勝優勝で十両に昇進し「平成の怪物」と呼ばれたことを思い出します。

その後の出世も順調で、ざんばら髪のまま幕内まで上がり、関脇まではあっという間にたどり着きました。相撲ぶりは下からじっくりと押す相撲で、体重こそあるものの動きの良さも持っていました。将来有望なのは間違いないと思われましたが、負傷が多く関脇で長く足止めを食らいます。

武双山は足の指が反り返る負傷を抱えており、足袋で強引に矯正しないと相撲が取れないというハンデを持っていました。また、関脇時代に肩の関節の脱臼という負傷もありました。同じように肩の脱臼で苦しんだ千代の富士(当時九重親方)も、「相談があれば受ける」と異例のコメントをNHKの放送で語っていました。

しかし、後輩千代大海の優勝と大関昇進で刺激を受けたようで、関脇で初優勝を果たすと、そのままの勢いで大関に昇進します。関脇が長かった魁皇も同様に大関に昇進しており、千代大海の台頭は時代を動かしたという印象を持っています。大関としての武双山は、大関での優勝はなく、一旦関脇に陥落して10勝で戻るなど苦労しました。

平成の怪物と呼ばれた当時を思えば横綱昇進の期待もあったでしょうが、それでもよく大関になれたと思います。彼の世代は、曙、貴乃花、若乃花と横綱がことごとく退職しており、次期理事長候補かもしれません。審判部が長く、彼のしゃべりを聞く機会はあまりないですが、取材などにも対応しており、これからも親方業での活躍を願いたいと思います。
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