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押し込まれた浦和(3/17浦和対札幌)

2021-03-18 22:30:58 | 浦和レッズ
ようやく、昨日の札幌戦のビデオを見ました。前節の横浜FM戦の惨敗を受けて、ロドリゲス監督はメンバーをいじり、ボランチの伊藤敦樹と右SBの宇賀神をスタメンから外し、ボランチに金子、右SBに阿部勇樹、トップ下の小泉をボランチに下げる起用をしてきました。しかし、前半はほぼ一方的に札幌に押し込まれる苦しい内容になります。

その要因になったのは、小泉のところが狙われていたのが考えられます。小泉は本来トップ下の選手ということもあり、ボールを受けると前を向いて、リスクはあるものの通れば決定的というパスを狙いたい傾向があります。その癖を読まれて、小泉が前を向いたところを取りに来た札幌に対し、何度かボールを失って苦戦の原因となります。

その結果、右MFの関根が自陣に押し込まれて5-4-1気味に守る時間が長くなり、相手が右サイドで持つと左MFの汰木も押し込まれて最悪6バックになった時間もあります。これでは、自陣から組み立てて攻撃を機能させるのは難しく、通らないボールを杉本が一人で追いかけるだけという、噛み合わない攻撃になってしまいます。それでも、山中のクロスからワンチャンスがありましたが、杉本のシュートは相手GK中野のファインセーブに阻まれます。

後半、浦和は小泉を下げて伊藤敦樹、関根を下げて田中達也、汰木を下げて大久保を入れてきます。どうしても、田中達也の右サイドは相手に押し込まれて5バックになっていましたが、大久保はドリブルを見せてアクセントになります。大久保のドリブルは圧倒的なスピードで振り切るタイプではないですが、ボールタッチの細かさで一人抜いて攻撃を演出することができました。

それでも、この苦戦のゲームで、0-0の引き分けで勝ち点1を取れたのは守備陣の頑張り故です。山中や阿部勇樹は、相手のスピードあるアタッカーに振り切られることもありましたが、何とかクロスを止めてCKに逃れることができていました。相手には何本もCKを蹴られ、GK西川やDF槙野らのクリアで何とかしのいだからこその勝ち点でした。

もちろん、このままの内容では、次節で対戦する首位川崎相手には苦戦は免れないでしょう。守りながらカウンターを機能させて、相手に連続攻撃をさせないようにできないと、川崎は三笘や家長の個人技があります。それでも、今年は4チーム降格で残留争いが激しくなるので、取れる勝ち点は1点でも大きかったと思うことにします。
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