Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

クライマックスシリーズ

2010-10-19 19:42:53 | 他スポーツ
今年はパリーグの優勝争いが最後までもつれ、クライマックスシリーズも連日激戦続きで、久しぶりに野球をよく見ています。長く続いたパリーグの日本シリーズ出場権争いも、いよいよ今日のソフトバンク対ロッテで決着がつきます。

何度かクライマックスシリーズを見てきた印象では、3回戦制の第一ステージの方がきつい印象があります。日本シリーズもきつい戦いですが、もちろん選手は4連勝するつもりで試合に臨むでしょうが、実際に4連勝できることはほとんどなく、ベンチも2敗くらいまでは計算していると思います。

しかし、クライマックスシリーズの第一ステージは、2勝1敗を狙ったら大抵失敗します。ローテーションピッチャーを中継ぎにしてでも、早めの投手交代の総力戦で、明日なき戦いをして2連勝を狙わないと勝てません。

両リーグとも2連勝の決着になりましたが、勝負はすべて接戦で、2連勝しなければ勝てないという執念がぶつかった試合は見応えがありました。私の応援する西武は先発投手の名前こそ豪華ですが、終盤戦で抑えのシコースキーが不振に陥ると代役を用意できず、ブルペンの弱さが敗因になりました。

これに比べると、ファイナルステージの6戦制は、6試合が連戦で行われるため、第1戦で一度投げた投手が最終戦で中4日で出てくる以外は、違う投手が先発します。レギュラーシーズンと同じ先発投手の層の厚さが試されるシリーズで、ロッテも大嶺が先発しましたし、先発5番手、6番手の投手も出番があるかもと準備をしておく必要があります。

そのあたりは、移動日を挟むため、第1戦の先発投手を中4日で第5戦に持ってこられる日本シリーズとは違います。日本シリーズは先発は基本3人で、第4戦だけ「谷間」ですから、5番手、6番手の先発投手は中継ぎになります。そのあたりの妙は、今回のクライマックスシリーズが最終戦にもつれ込んだことで初めて表に出ました。

結果はロッテの勝利で、3位チームがクライマックスシリーズを制するのは初めてと記憶しています。ロッテにはパリーグの代表として、大いにシリーズを盛り上げて欲しいものです。
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オプションの一つ(高崎寛之)

2010-10-18 18:59:14 | 浦和レッズ
サッカーでは途中出場した選手が途中で下げられると相当意気消沈すると聞きます。前半田中達也の負傷で途中出場した高崎が、堀之内を入れるための戦術的理由とはいえ、途中で下げられたのにはフィンケ監督によるメンタル的なケアが必要と思います。

確かにC大阪戦の高崎は良くありませんでした。それでも、大宮戦、徳島戦と良い出来だった高崎はチームの戦術的オプションの一つにはなれたと思います。今季ほとんど試していない2トップでエジミウソンと共存できるのは大きいです。

フィンケ監督は、以前はたとえ消化試合のナビスコ杯最終戦といえども、頑としてエジミウソンの1トップを動かそうとしませんでした。それだけ、控えの高崎が信頼を得ていない意味で、チームにとってはいいことではありませんでした。

しかし、負傷者続出のチーム事情で高崎にチャンスがやってきました。エジミウソンと2トップを組んだ高崎は、チーム事情を良く観察していたところを見せます。それまでのエジミウソンの1トップでは、山岸も半ば諦め半分で、通る可能性のほとんどないゴールキックをエジミウソンの頭めがけて蹴っていました。

しかし、高崎の登場で、このロングボールに通る可能性が出ました。エジミウソンが競るときは裏に走り、自分が競るときはうまく相手DFから逃げる動きで起点をうまく作っていました。しかし、C大阪は高崎とエジミウソンの2トップもあり得ると読んであらかじめ準備をしていました。

まずは高崎のヘディングの能力ですが、1対1の強さで勝つタイプではなく、動きながらフリーになれるポイントを見つけて勝つタイプです。そのため、高崎がロングボールを競るときは相手DFは体を密着させてきました。

これでは高崎の良さはかなり消されます。また、裏へ走る動きの方も、C大阪は外へ出させて、あまり得意でないクロスを上げさせようとしてきました。高崎には田中達也の切れはありませんから、ぎりぎりのところで競り勝ってマイナスのクロスを上げる動きを要求するのは厳しいです。

ただ、高崎が価値を見せるのはこれからです。相手が対策を打ってきた以上、それを乗り越えるだけのものが要求されます。スカウティング技術の発達した現在は、普段当たらないJ2の徳島が普段出ていない林の特徴を知っているほどです。俺も研究されるほどの選手になったかと、前向きに考えて新たな可能性に挑戦して欲しいです。
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C大阪戦マニアック分析

2010-10-17 19:55:18 | 浦和レッズ
セレッソは、開幕時点ではJ2で成功させていた、3-6-1システムで臨んでいました。しかし、現在は4-2-3-1と、普通のシステムになってしまいました。一般に4バックを3バックにするのは簡単ですが、3バックを4バックにするのは難しいと言われています。しかも、C大阪の場合、最終ラインの選手が移籍組ばかりの急造最終ラインです。

その割には、C大阪の最終ラインは弱くなかったというのが印象で、確かに結果は2-0で勝ちましたが、C大阪の最終ラインの弱さに付け込んだという印象はありません。高崎あたりはC大阪の最終ラインに仕事をさせてもらっていませんし、試合全体がC大阪のペースだったことは間違いありません。

C大阪で一番強力だったのは、やはりトップ下の3枚のところでした。後ろで組み立てていたのはボランチのマルチネスでしたが、特に家長にボールが入ったときは奪うのが難しく、相手にクロスを浴びる結果になりました。代表候補ということで乾には注目していましたが、家長ほどのインパクトはありませんでした。

それでも、浦和が勝てたのは、ほんのわずかなところの差だったと思います。両監督は「スピリット」を強調していましたが、確かに精神論に頼らざるを得なくなるほど、この結果は分析が難しいです。一つ挙げるとすれば、GK山岸の好守も一つのポイントだったと思います。

浦和側では、高崎が分析されて封じ込まれたのは一つの誤算ですが、相手ベンチがおそらく入らないと分析していたであろう、原口のミドルで点を取って勝てたのは快感でした。去年あたりも、原口はいくら打っても入らないと見抜かれて、ポンテのサイドよりマークがゆるいことがありました。

それを破り、原口のサイドはマークしなければいけないとこれからの相手に思わせたとすれば、このゴールは今後大いに効いてくる可能性があります。原口が磐田(次節の相手)からも点を取れれば完璧ですが。
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ボランチ対決(10/16浦和対C大阪)

2010-10-16 19:41:17 | 浦和レッズ
この試合のポイントは、両チームのボランチの出来だと思っていました。浦和は細貝も柏木も、阿部勇樹が去った危機感からか急激に成長して、浦和躍進の原動力になりました。C大阪も、守備的なアマラウとパスの出せるマルチネスのコンビはバランスが良く、開幕当初から動かされていないところを見ると彼らが攻守の中心と想像がつきます。

この日は、ここまで好調を維持してきた細貝が、球際でボールを奪われるシーンが目につきました。カウンターを食わないのが、浦和好調の要因でしたから、この試合はC大阪ペースでした。しかし、落ち着いてボールをキープでき、決定的なパスを送れると絶賛していたマルチネスが、実は1点目の失点の原因を作っていた(高橋峻希にボールを奪われる)ので、C大阪も良かったとは言い切れません。

そのため、浦和の勝因は別のところにあります。それは、徹底的にサイド攻撃にこだわったことです。柏木のところでためて、平川、高橋峻希、原口らが次々サイドを突っ込んでくる攻撃で、真ん中を固めていたC大阪のDFが次第に耐えられなくなってきました。

エジミウソンも、有効なプレーは先制点のシュートだけなのですが、サイドに起点を作ろうとはしてくれました。ただ、田中達也の負傷で急遽投入された高崎は、C大阪のDFに「格負け」してしまいました。やはり相手は元日本代表の茂庭ですから、単純な高さ勝負で勝とうとしても無理で、もう少し引いて受けるとか、エジミウソンの近くを衛星のように動くとかの工夫が必要だったと思います。

2-0の勝利は、正直言えば実力以上でしょう。内容的にはC大阪の方が見所のある場面はありました。ただ、相手のサイド攻撃を受けたことで、アドリアーノが自陣に引かされるなど、C大阪の攻撃は乾、家長らの個人技頼みになっていました。それでも決まるときは決まるのでしょうが、この日は浦和にツキもあったと思います。

これで勝ち点41まで来て、雲の上の存在かに思えた川崎F、C大阪あたりと勝ち点差3まで来ました。この調子を維持すれば、ACL出場権も決して夢ではなくなってきました。夏場の負けで優勝を狙えないのは残念ですが、まだ目指すものがある以上、それに向かって進んで欲しいものです。
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ジョホールバルのヘッド(城彰二)

2010-10-15 23:15:27 | 他チーム
今日はネタがないので昔話で、日本代表をフランスW杯に導いたメンバーの一人、城彰二さんの思い出です。城は鹿児島実業を卒業してジェフ市原に入団しますが、開幕戦からスタメンに抜擢されて3試合連続ゴールといきなり結果を残します。

ボールに対する反応の良さと、上背の割に打点の高いヘディングで、若いうちから有名な選手でした。城は日本高校選抜に呼ばれて、市原の試合を欠場してスイスに行くことになり、本人のためを思えばJリーグで試合に出た方がいいのではという議論が起こり、今ではJリーグの主力選手は高校選抜に呼ばないことになりました。

また、城といえばJリーグで初めての日本人主力選手の移籍(市原→横浜M)でも話題になりました。当時のルールでは年齢の若い城には多額の移籍金がかかったはずですが、まだJリーグバブルのはじける前の時代で、大物外国人選手より安い買い物だと思ったのでしょう。

代表入りは横浜M時代です。印象的だったのは、やはりフランスW杯予選を戦った加茂ジャパンの時期です。当時、ゴン中山は代表を外されていて、カズと2トップを組んだのは城でした。1997年のフランスW杯最終予選開幕戦のウズベキスタン戦、カズと城はボールにひざまずいて手でボールを触れてキックオフを待ちます。

この懐かしいポーズが、一昨年の城の引退試合で実現したのですが、カズが現役でこの試合に参加しているのは驚異的です。城のゴールと聞いて思い出すのは、第三代表決定戦のイラン戦の同点ゴールです。中田英寿のクロスを打点の高いヘッドで合わせたこのゴールは、今でも形を思い出せるほどです。

日本をフランスに導いた城ですが、その後のサッカー人生は苦難が続きました。フランスW杯本大会ではノーゴールの不振で、サポーターに水を掛けられる屈辱を味わい、1999年にはスペインリーグのバリャドリードに渡りますが、加入直後の2ゴール以降は鳴かず飛ばずに終わりました。

2001年では横浜FMで2ゴールしか挙げられず残留争いの戦犯に挙げられ、それ以降はJ2の横浜FCでプレーします。J2得点王などにも絡んだことはなく、地味な存在になっていきました。負傷を抱えながらのプレーだったので、もう限界とみて2006年シーズン限りで現役を引退します。華やかな時期は短かったですが、一時代を築いたFWだったのかなと思います。
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C大阪戦プレビュー

2010-10-14 19:06:08 | 浦和レッズ
まだ代表戦の余韻が残っていますが、あさっては浦和のC大阪戦(埼玉スタジアム)です。代表帰りの細貝とサヌの起用は、コンディションに依存します。細貝は韓国戦の途中出場だけだったので、出場に問題はないでしょうが、サヌはアフリカからの長旅の帰りなので練習をさせてみないと使える状態かどうかはわからないでしょう。

今のレッズは負傷者続出で選手の絶対数が足りないので、サヌの手も借りたいでしょうが、コンディションが悪ければベンチにも置かない方がいいと思います。また、徳島戦でポンテはベンチにも入っていませんでしたが、新潟戦での負傷のようです。

徳島戦で負傷交代した田中達也の状態は気になりますが、いない場合は高橋峻希を右MFに上げ、平川右SB、永田左SBという手もあります。ベンチの7人にユースの矢島を入れなければならないのは明らかに苦しいですが、エジミウソンが頑張っているので、何とかなっています。

対戦相手のC大阪は、3月に対戦したときは昇格チームだから確実に勝ち点3を取らなければと思っていましたが、今や立場は逆転して上位のC大阪に浦和が挑む構図です。C大阪が昨年J2を勝ち抜いた原動力は、J2得点ランキング1位の香川と3位の乾を誇る強力なトップ下でした。

その中から香川が抜けているのですが、大分から移籍の清武が穴を埋め、左SBには丸橋という新戦力も台頭しました。C大阪といえば西沢や森島がいた頃から毎年のようにDFが安定せず、常にDFは移籍組もしくは新外国人でした。今年も例に漏れず、茂庭(前FC東京)、上本(前大分)でCBを組むことが多いですが、あまりいじっていないところを見るとこのコンビでうまく行っているのでしょう。

また、クルピ監督が3年目で戦術が浸透しているのも好調の理由でしょう。C大阪の好成績を見て、ブラジル国内では名門クラブが動いているとの報道もありますが、本人は今季終了までは指揮を執ることを明言しています。今が一番強い時期ですが、こういうときだからこそ浦和は自らの力を試すつもりで思い切って戦って欲しいです。
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球際の強さ(10/12韓国対日本)

2010-10-13 19:08:19 | ワールドサッカー
まずはお詫びすると、朴智星の代表引退という誤報を流して失礼しました。負傷で出場こそしませんでしたが、ベンチには入り戦況を見つめていました。韓国はベテランのGK李雲在こそ引退しましたが、3トップに李青龍(左FW)、朴主永(真ん中のFW)、崔成国(右FW)とW杯組が残っていました。

日本はアルゼンチン戦と同じ布陣で、負傷の岡崎に代わって前田が入っていましたが、オランダ的な強気な3トップです。しかし、韓国の方もウイング勝負なら負けないという強気の考え方で、3-4-3という布陣を組んできました。

この試合は最終スコアこそ0-0でしたが、強気な両者のぶつかり合いは見ごたえがあり、両者とも得るものがあった試合だと思います。日本は、本田圭佑の球際の強さが最大の収穫です。この日は香川の調子が今ひとつで、香川経由の突破は効かないと判断したらしく、本田圭佑は自分でボールを取りに行きました。

これで実際にボールを取る場面が多く見られたことが、日本最大の収穫です。守備には課題があると言われ続けた本田圭佑ですが、これだけ動いてくれれば、後ろの遠藤、長谷部にも余裕ができますし、フォローに飛び出すこともできます。4-3-3でトップ下を置くのは中盤がきついため一つの賭けですが、ザッケローニはその賭けに勝ったと思います。

それでも、試合はスコアレスドローですから、課題も指摘しなければなりません。3トップの真ん中に入った前田がシュートゼロに終わったことは、前田自身の問題もありますが、サイドのウイングプレーヤーが思うようにボールを供給できなかったこともあります。3トップはクロスに何人もが飛び込んでいく形がベストですから、それができなかったことは課題です。

韓国は朴主永がエースストライカーらしい動きを見せました。若手だと思っていたらもう25歳とのことですが、強引にシュートに持っていく強さは健在です。ウイングの李青龍も高い位置でボールをキープしていたと思います。ただ、韓国が良かった時間は日本に比べて短かったです。前半は日本ペースでしたし、後半の立ち上がりにしばらく韓国の時間がありましたが、韓国の課題はそれを長くすることでしょう。
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徳島戦マニアック分析

2010-10-12 18:56:01 | 浦和レッズ
今日は代表の日韓戦ですが、平日夜の試合の即日更新は例によって勘弁していただき、穴埋めネタで失礼します。

若手にチャンスが与えられることの多い天皇杯では、普段出番のない選手の動きを追ってみたくなります。高崎のことは既に書いたので、濱田、林あたりのプレーを楽しみにしていました。スタメン出場した濱田は頭の良い選手のようで、チームバランスを意識したプレーが売り物です。

柏木が上がっていて空いている広いスペースを埋めているのが濱田で、鈴木啓太のようにがつがつと相手に当たりに行くタイプではありませんが、足元の技術もしっかりしていますし、可能性は感じる選手だと思います。

林は田中達也が負傷したらしく、プロ入りして最も長い時間を与えられました。40分近い時間があれば、アタッカータイプの林は最低一つは決定機に絡むことを求めたいです。林の売り物は身体能力の高さで、相手DFの間で受ければスピードでちぎることも可能です。

ただ、徳島が林のことを知っていたらしく、林は常に相手DFを背負ってのプレーを強いられました。この状況でも突破なりキープなり自分のプレーをして欲しかったですが、あまり有効なプレーができず課題を残しました。

浦和で良かったのは、最近のフィンケサッカーの定番になっているサイド攻撃です。高崎の起用で、エジミウソンか高崎のどちらかが中央に残っているので、サイドの選手はクロスを上げれば可能性はあると信じてプレーできています。

心穏やかでないのが自らの負傷離脱中に自分抜きの攻撃パターンを構築されてしまったポンテです。ポンテが復帰するならおそらく高崎に代わって入るでしょうが、今うまくいっている攻撃パターンが変わることになるので、フィンケ監督も迷うでしょう。

徳島で一番印象的な選手はFWの平繁でした。カウンターからの縦パスを受けられる位置にいて、足元でボールを受けてキープしたりパスを出したりできる選手です。

そのため、平繁がドゥグラスと交代したことには驚きましたが、ドゥグラスは個人技があって、持ちすぎる癖はあるものの、カウンターで数的同数になれば一人は抜く可能性があったので侮れない存在でした。

徳島でうまい選手は柿谷ですが、左MFが本当に向いているかは微妙で、U-17選手権のFWのイメージがあるので、もっと個人技を見せるのかと思っていました。
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韓国戦プレビュー

2010-10-11 18:29:52 | ワールドサッカー
代表戦とレッズが同時進行しているので、連日サッカーのことを書くことになりますが、明日は日本代表の韓国戦(アウェイ)です。会場は、おなじみソウル・ワールドカップスタジアムです。韓国も、南アフリカW杯で日本同様ベスト16に入り、2014年ブラジルW杯での躍進のきっかけにしたいという立場は一緒です。

メンバーは、未確認情報ですが朴智星に代表引退の噂があり、大宮所属の李天秀も代表から離れて久しく、おなじみのメンバーとはだいぶ違うメンバーになりそうです。今年5月に埼スタで0-2で完敗したリベンジを果たすには絶好の機会かもしれません。

ただ、アジア杯のどこかで当たるのを覚悟であえて日本と親善試合を組んだのですから、韓国サイドも日本のいいところは全て観察してやるとの意気込みで臨むでしょう。日本としては完璧に叩きのめすくらいの気持ちでかかった方がいいかもしれません。

昔は韓国サッカーといえば3バックのマンツーマンDFで根性と1対1の強さが売り物でしたが、今はすっかり戦術的にも整備され、普通の4-4-2のチームになっています。新監督は韓国人で、国際的にはそれほど有名な人ではないはずで、私も名前すら思い出せないくらいですからどんな監督かはわかりません。

ただ、ACLでJリーグ勢がKリーグ勢にことごとく敗れた事実を見ると、やはり韓国サッカーの底力は侮れず、今回も厳しい試合になるかもしれません。ザッケローニ監督が短期間で日本のDFを整備したように、手腕は確かそうですが、それでも本田圭佑のところが潰されたら日本の攻撃を組み立てるのは厳しいはずで、今回はザッケローニがどれだけの「引き出し」を持っているかを試される試合になるかもしれません。
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仕掛け続ければ(10/11浦和対徳島)

2010-10-11 18:29:37 | 浦和レッズ
今日は天皇杯3回戦の駒場まで行ってきました。写真だけをみるとさわやかな秋晴れに見えますが、実際は直射日光を浴びると暑いほどの陽気で、飲み物を売る売店には行列ができていました。観客は1万3千人と、最近の傾向では格下相手の天皇杯ならこんなものでしょうが、昔はこんな試合でも満員になった時代が懐かしいです。

スピードのある徳島が相手ということで、いかに中盤のミスを少なくするかがポイントだったこの試合ですが、それはほぼ合格点かなと思います。徳島はダブルボランチと4バックの6人でブロックを作って、縦パスを平繁がさばいて津田を走らせるというゲームプランでしたが、津田のところを浦和DFが抑えていたのでそれほど脅威には感じませんでした。

逆に浦和の方が、ボランチコンバートで逆にゲームメーカーに成長した柏木からの展開で、サイドの田中達也、原口が走るパターンを確立して、クロスまではだいたい上がるようになりました。それをシュートに持ち込む確率を上げるのはまだこれからの課題ですが、ブロックを作って慎重に前半を入った徳島の粘りに、なかなか最後のところが崩せませんでした。

しかし、サッカーというスポーツは何回失敗しても1回成功すれば勝てることもあるスポーツなので、それを続けることが大事でしたが、続けた結果達也が倒されてPKになり、格下相手には特に重要な意味を持つ先制点を取れました。相手が前に出ざるを得ない状況を作れば、J2チームは無理して攻めてカウンターを食っても守り切れる守備力はない可能性があります。

2点目は相手のオウンゴールでしたが、前半終了間際という一番いい時間に入りました。高橋峻希のクロスにスタンドからは高崎が胸に当てて押し込んだように見えましたが、実際は相手DFのクリアミスだったようです。それでも、このゴールが結果的にオウンゴールだとしても、高崎の価値はまったく落ちることはありません。

以前も書きましたが、浦和の戦略として今までできなかったロングボールが通る可能性が出たという意味で、高崎の存在は価値があります。ずっとエジミウソンの特徴を観察していたらしく、自分が受ける場面でもエジミウソンが受けやすいようにしていますし、エジミウソンが受けるときは裏へ走る動きをしています。

これで2-0と勝利した浦和は、次の相手は磐田もしくは甲府と決まりました。ベスト16まで来ればどこと当たっても強いですから、これからは五分五分の試合を僅差で拾っていく戦いになります。それでも、ACLを狙うなら一番の近道は天皇杯の優勝ですから、それをチームとしてはあくまで目指して欲しいものです。
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