Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ドイツ代表からオファー(酒井高徳)

2013-03-26 18:31:11 | ワールドサッカー
今日は勝てばW杯出場が決まる日本代表のヨルダン戦ですが、試合のビデオを見られるのは早くて明日の夜なので、今日と明日は穴埋めネタで勘弁してください。

今、代表で酒井といえば高徳(シュツットガルト)が先に浮かぶようになりましたが、以前は柏でリーグ優勝してクラブW杯4位と結果を残した酒井宏樹の方が知名度では上でした。酒井宏樹がドイツのハノーバーで試合に出られない間に、酒井高徳はシュツットガルトでポジションを取り、代表のオマーン戦で途中出場ながら値千金のアシストでアピールしました。

酒井高徳は日本での実績は新潟でプレーしただけでノンタイトルですが、彼は日本人とドイツ人のハーフなので、ドイツ代表から代表入りのオファーを受けたこともあります。幸い、本人が日本代表を選択したので、左右両SBができるユーティリティプレーヤーを日本代表で見ることができます。

彼の良さは左右両足で精度の高いクロスを上げられることです。ライバル長友佑都は身体能力の高さで勝負するタイプですが、酒井高徳も攻撃力なら決して負けていません。特に今回のヨルダン戦は、相手が攻めるより引いて守った方が力が出るので、酒井高徳の攻撃力は役に立つと思います。

今回の代表は本田圭佑、長友佑都と主力選手が二人欠けていますが、決して悲観する必要はありません。以前のオフトジャパンの最終予選では左SBの都並が負傷した穴を最後まで埋められませんでした。しかし、今の代表は誰が抜けても強力なバックアッププレーヤーが台頭してくるチームになっており、今回二人欠けている穴はきっと埋まると思っています。

日本代表のW杯予選は、埼玉スタジアムのホーム戦以外はテレビで見るだけの私でも、毎回緊張して見ています。特に代表の試合は1試合の重みが違うので、この試合を負けたらW杯に出られなくなるターニングポイントの試合は特に緊張します。ジーコジャパンでは最終予選のホームのバーレーン戦、岡田ジャパンでは3次予選のオマーン戦はスタジアムで緊張して見ていました。

しかし、今回のザックジャパンでは緊張していたのは最終予選の初戦のオマーン戦の最初の11分間だけです。もし、このヨルダン戦を落とすようなことがあると、次の豪州戦が相当しびれる試合になるので、何とか楽に終わらせて欲しいと思っています。
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雅山引退

2013-03-25 18:35:50 | 他スポーツ
大相撲春場所は横綱白鵬の全勝優勝に終わりました。千秋楽の結びの一番、日馬富士戦は最近の両者の力の接近を反映して、投げを打ち合う激しい相撲になりました。最後は白鵬の横吊りに痛めていた日馬富士の左足首が持ちこたえられませんでした。

ただ、優勝が決まった後の消化試合にしては面白い内容で、来場所(夏場所、東京場所)のチケットを入手することを本気で検討しています。サッカーがオフの初場所とは違って、シーズン中なので、空いている週末があるかどうか次第ですが。

今日は引退を表面した元大関、雅山の思い出です。先場所、幕尻だった雅山は売り物だった突き押しの威力の衰えは悲しいほどで、十両相手にも通用しなくなっていました。引退は時間の問題でしたが、本人がぼろぼろになるまで取りたかったので、今場所も土俵に上がりました。十両で3勝12敗という成績を見れば諦めもついたでしょう。

雅山は学生相撲出身の幕下付け出し力士で、幕下を2場所連続優勝で通過したのは武蔵川部屋の先輩武双山に並ぶ快挙です。180kgと恵まれた体形に、重い突き押しで相手を持っていく相撲は将来性を評価されていました。

大関にはすんなり上がりましたが、大関在位はわずか8場所と強い大関ではありませんでした。しかし、大関を陥落した後も腐らず懸命の土俵を続け、35歳まで取ったことは評価できます。雅山が立派なのは、大関を陥落してから関脇で14勝1敗の好成績を収め、白鵬との優勝決定戦こそ惜しくも敗れましたが、再度の大関挑戦の権利を得たことです。

大関陥落後、翌場所の10勝で復帰した力士は三重ノ海、武双山、貴ノ浪、栃東がいますが、それを逃すと再度大関昇進の条件、3場所33勝が必要です。この条件で復帰した力士は過去に平幕優勝の後二場所連続11勝の魁傑一人しかいません。

翌場所も10勝を挙げ、大関復帰にあと一歩まで迫った雅山の頑張りは今でも印象的です。こういう頑張りは将来親方になったときにきっと効いてくると思っていました。昨年、上位に上がったときに、これが最後の上位戦になるかもしれないと思って、連続ダッシュをして体を鍛え、大関琴奨菊を倒したのも印象的です。

最後は急速に衰えてしまいましたが、長い間三役や前頭上位を守り、実力者と呼ばれたことは忘れません。雅山関、お疲れ様でした。
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代役のトップ下(3/22日本対カナダ)

2013-03-24 17:58:03 | ワールドサッカー
日本代表のカナダ戦は本田圭佑欠場の代役のトップ下が最大の注目ポイントでした。前半に香川真司、後半に中村憲剛と有力候補を半分ずつ試したあたり、ザッケローニは迷っていると推察できます。能力的には両者ともトップ下は十分可能なので、どちらがザッケローニの要求を満たすかが選考基準だと思われました。

香川真司がトップ下に入ると、点を取りに行きます。岡崎の先制点はまさにそれを象徴した形で、長谷部のスルーパスにうまく反応した香川真司のシュートをGKが弾いたところに岡崎がループ気味に決めた点です。マンUではルーニーやファンペルシーがいるので香川真司はチームプレーに徹していますが、彼は得点力の高さでここまでのし上がってきた選手です。

ザッケローニの要求はどうやらそれではなさそうで、トップ下はボールを落ち着かせて欲しいようです。それなら、後半の中村憲剛の方が適任で、相手のカナダがあまりバイタルエリアを潰しに来なかった事情はありますが、しっかりトップ下の位置でワンクッション入れていましたし、前を向けないときは手堅くバックパスで味方につないでいました。

左SBは酒井高徳がいい動きを見せました。引いて守った方が力が出るヨルダン相手なら、左SBには攻撃力を求めたいので、この日の酒井高徳はハーフナーマイクの決勝点のアシスト以外にも積極的に前に出てシュートかクロスで終わっており評価できます。

1トップはハーフナーマイクが一歩リードの感です。強さのハーフナーマイクに対し、前田は相手を出し抜くポジショニングで勝負するタイプですが、前田の出た前半はボールをキープできず存在感は希薄でした。ハーフナーマイクも決定機を外すなど課題もありますが、確実に勝ちたいヨルダン戦を考えるとハーフナーマイクの頭狙いは十分考えられます。

カナダはW杯予選敗退が決まり、新しいチームを立ち上げている状態です。サイドからの個人技にはいい形もありましたが、得点もセットプレーで、チームとしてどう攻めるかはまだ熟成不足の印象はあります。厳しいプレスは掛けて来なかったので、ヨルダン戦に同じ気持ちで臨んだら失敗すると思います。
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山下公園→赤レンガ倉庫→日本丸

2013-03-24 13:39:18 | 雑記
みなとみらい線の元町・中華街駅は以前の横浜観光の拠点だったJR根岸線の関内駅や石川町駅に比べ、山下公園や港の見える丘公園や中華街に近い位置にあります。そのため、ちょっと歩けば港の見える丘公園だったのは便利になったと実感しました。

トップの画像は山下公園の桟橋に止まっている氷川丸です。横浜港には大型客船が止まっていることもありますが、私が行ったときはちょうど出て行ったばかりだったので、この氷川丸が港町横浜のイメージを表すものです。入館料を払えば氷川丸の中も見られるらしいですが、今回は行きませんでした。



山下公園のしだれ桜です。少し見え隠れしていますが、ホテルニューグランドの前です。以前、ホテルニューグランドの喫茶店に入ったことを思い出します。



「赤い靴はいてた女の子」の銅像です。この歌は横浜が舞台で、少年時代からおなじみの歌ですが、「異人さんに連れられて行っちゃった」がどういう意味かわかったのはだいぶ経ってからです。



山下公園からはだいぶ歩きましたが、横浜なら一度は行ってみたかった地の赤レンガ倉庫です。全体の写真がうまく撮れなかったので、入り口の脇を撮った写真にします。赤レンガ倉庫の中はいろいろな店が入っていて、リニューアルされているのはわかりましたが、非常に混んでいてあまり長居はしたくなかった雰囲気でした。



桜の花咲く汽車道です。この道には昔使われていた鉄橋の跡が歩道になって再現されており、レールを再現した道もあります。もっとも、説明しなければランドマークタワーを撮った写真だと思われると思います。



帆船日本丸です。母にみなとみらいができる前に連れて行ってもらった思い出の地で、当時はまだ現役で、練習用帆船として外洋航海もしていた記憶もあります。

ここからはちょっと先がみなとみらい駅で、駅の上が吹き抜けになっていて電車が上から見える構造になっていましたが、エスカレータに乗って初めてわかったことで不意を突かれたので写真は撮っていません。
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67kgからの出発(白鵬)

2013-03-23 18:11:28 | 他スポーツ
大相撲春場所は本命白鵬が13連勝と独走して優勝を決めました。格下相手に取りこぼさないのがこの横綱の強さで、対戦した経験のある元小結高見盛の振分親方の話では、相手の当たりを吸収するような柔らかさが売り物ということです。

関脇以下の力士では実力者と言われる豪栄道も栃煌山も白鵬には通用しておらず、対戦成績は一方的な差をつけられています。今回の優勝で白鵬の優勝回数は北の湖の24回に並びました。白鵬の横綱昇進後の勝率は9割を超える驚異的な数字を誇り、休場が少ないのも魅力的です。

そんな白鵬ですが、モンゴルから来日したときは受け入れ先の部屋が決まっていませんでした。今考えると無謀な話で、しかも当時の白鵬は体重がわずか67kgと一般人とあまり変わらない体でした。強くなる可能性はなさそうな素材でしたが、宮城野親方が助け舟を出して白鵬は無事入門できました。

もっとも、相撲というスポーツはある程度体重がないと取れないので、白鵬は入門の直後は稽古をさせず食べるだけの生活を送り、体重が80kgになった時点でようやく稽古が許可されました。今の155kgの体重は努力の成果です。

以前、明治時代に無敵を誇り、「狂える白象」と呼ばれた元横綱小錦の写真を見たことがありますが、印象は今の力士に例えると白鵬だなというものです。この小錦はあまりの強さゆえに以前は大関までだった番付に横綱という地位が載るきっかけになった伝説の力士です。

もっとも、小錦は「狂える白象」と呼ばれたくらいですから相手を圧倒して勝っていたはずで、白鵬のように相手がどういう手で来ても当たりを吸収して勝つ力士は史上でもそうはいないはずです。

白鵬は年齢的にも27歳とまだ若く、あと8回はまだ気が遠くなる話ですが、大鵬の優勝32回を更新する可能性を持っている力士です。いい場所と悪い場所の差が極端に大きい日馬富士とはまだ力の差はあり、明日勝って全勝優勝を実現すれば全勝優勝の最多記録(9回)になる白鵬には期待しています。
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横浜桜巡り

2013-03-23 14:40:25 | 雑記
写真は港の見える丘公園から見た横浜ベイブリッジです。今日は埼玉から副都心線、東横線が乗り換えなしで乗れるようになった記念に横浜まで行って来ました。詳細は家に帰ってから追記します。

以下追記。
行程は元町・中華街駅→港の見える丘公園→元町公園→山下公園→赤レンガ倉庫→汽車道→日本丸→みなとみらい駅です。写真はめったに撮らない私が今回のお出かけは気合?が入っていたのか、大量に写真を撮ったので記事を前半と後半に分けます。

この旅をやろうとしたきっかけは、やはり桜の季節に、どこか他の土地の桜も見ておきたいという気持ちからでした。横浜の桜は元町公園が基準らしいですが、大宮公園とは違って大量の桜が植わっているわけではありません。しかし、横浜は坂の街で、海からちょっと歩けば小高い丘にたどり着くので、その坂が作用して違った顔を持つ桜に見えてきます。

まずは元町公園の桜から載せます。



元町公園の坂の下、四角形の池の周りに植わる桜です。このレンガ作りがいかにも横浜らしい風景で、都市公園という文化を輸入した窓口が横浜だったのを反映している作りです。



この写真は背景がなく、単にソメイヨシノが満開という事実しか示していませんが、桜は曇り空の今回は比較的撮りにくいと予想していたので、一枚撮っておきました。



チューリップです。道端の花に目をやるのは、男性の私にはあまりない視点ですが、ああ春だなと感じられたので載せます。



坂の上側の桜です。この通りの反対側は教会やレストランになっている洋館が並ぶ一角ですが、写真にしにくかったので、この写真の左側にある年代物の電話ボックスでお茶を濁します。



坂の途中の桜です。横浜らしい坂と桜がうまくマッチしていると思います。



外国人墓地の一角です。ペリー来航時に客死した船員を葬ったのが最初とされる墓地ですが、通りから見ると生垣の陰で見えません。裏から見るとこのようになっています。

残りは明日書きます。
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ヨルダン戦プレビュー

2013-03-22 20:23:33 | ワールドサッカー
いよいよ来週の火曜日、日本代表のW杯出場権がかかるアウェイのヨルダン戦が行われます。ヨルダンの首都、アンマンのスタジアムは関塚ジャパン時代の五輪代表が試合をした経験があります。もっとも、このときの対戦相手は地元ヨルダンではなく、中立地開催を強いられたシリアだったので、スタンドはがらがらで今回の試合の雰囲気は当時とは違うでしょう。

ヨルダンはアジアの中では新興勢力ですが、イラク五輪代表を率いてアテネ五輪4強の実績を誇る名将ハマド監督が指揮を執るチームです。2011年のアジアカップではサウジアラビアを出し抜いて日本に次ぐグループ2位で決勝トーナメントに進出しています。

このときの日本戦は印象的です。ヨルダンは4-5-0-1と表記できる、中盤の5人を横に並べて日本のスペースをなくす、徹底的な格下サッカーを見せました。吉田の体に当たって入った幸運な1点をロスタイムまで守り引き分けに持ち込みました。

ヨルダンは昨年6月、最終予選で埼玉スタジアムに来ています。しかし、このときは直前のホームのイラク戦を引き分けに持ち込むことで力を使い果たしていた印象で、引くか攻めるか中途半端だった戦いぶりに加え、退場者まで出して日本に0-6で敗れています。

ヨルダンの注目選手はGKのシャフィーです。2004年にアジアカップで日本と対戦しPK戦までもつれた試合でゴールを守っていたベテランです。オマーンのGKアルハブシのように、プレミアリーグの正GKではありませんが、ヨルダンはシャフィーのチームと言える役割を担っています。

ヨルダンはザッケローニがセットプレーでボールウォッチャーになる癖を指摘しており、アジアカップの吉田の同点ゴールもセットプレーです。イラクとのアウェイ戦を見ましたが、シャフィーはそのセットプレーの弱さを補強する獅子奮迅の活躍で、DFが動いていないところに積極的に飛び出せています。

今回の最終予選B組は日本が勝ち点13と独走していますが、2位以下は混戦になっており、勝ち点4で最下位のヨルダンにもまだ予選通過の2位になる可能性があります。ヨルダンが勝ち点3を狙うか1を狙うかで日本の戦略は変わってきますが、ヨルダンは直前の親善試合でベラルーシに1-0と勝利しチームコンディションはいいでしょう。日本代表のことはカナダ戦の映像を見てから書きます。
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苦にしない無駄走り(エルシャーラウィ)

2013-03-21 21:54:50 | ワールドサッカー
昨日の午前中は時間があったので、セリエAのACミラン対キエーヴォを見ていました。今回の注目ポイントは今季ブレイクしてイタリア代表にも入った20歳のFW、エルシャーラウィです。エルシャーラウィは名前だけ聞くとアラブ系のように見えますがイタリア国籍を持っています。

3トップを引くACミランでエルシャーラウィは左のウイングで起用されています。今季はセリエAの得点ランキングでも上位を走るなど好調で、イブラヒモビッチが抜けて得点力の低下が危惧されたACミランで、その穴を十分埋めています。

エルシャーラウィはスピード型ですが、ゴールシーンの映像を見る限りでは長い距離も短い距離も両方速い、優れた脚質を持っています。特に評価したいのは無駄走りを苦にしないことで、カウンターのチャンスがあればたとえ自分にボールが来なくても腐らず、何度でも走り直せるところは素晴らしいです。

また、周りもよく見えていて、速いクロスを送るアシストもできます。こういうタイプだからこそ、シュート力は強烈ですがあまり走らないバロテッリとACミランでもイタリア代表でも組めると納得しました。

このキエーヴォ戦はいつの試合かわからないほど前の試合で、冬の移籍市場でACミランが獲得したバロテッリはまだマンチェスターC在籍で、加入していませんでした。

ホームのサンシーロスタジアム(ミラノ)での試合でしたが、1996年に行ったときはまだ世界的に屋根付きスタジアムは珍しく、屋根ができる前と比べて風通しの悪くなったサンシーロの芝生はイタリアで最悪と酷評されていました。

当時は日本には埼玉スタジアムも横浜国際競技場もない時代で、国立競技場が日本で数少ない巨大なスタジアムだった頃です。1990年イタリアW杯の開幕戦、アルゼンチン対カメルーンの会場だったサンシーロは、イタリアという国をアピールするための技術の粋を集めたスタジアムです。当時はその規模だけで圧倒された記憶があります。
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カナダ戦プレビュー

2013-03-21 18:31:48 | ワールドサッカー
日本時間の土曜未明、カタールのドーハで合宿を張っている日本代表は、当地にカナダ代表を呼んで親善試合を行います。この週末は国際Aマッチデーで主要国のリーグ戦は休みですが、普通に考えると地球を半周して中立地のカタールに移動して、がらがらのスタンドで試合をするカナダのモチベーションが高いとは思えません。

カナダは以前、元浦和監督のオジェックが代表監督をしていたことがあります。当時はゴールドカップ(北中米カリブ海選手権)で優勝に導くなど結果も出しましたが、W杯予選の通過はなりませんでした。この地域は予選が楽でメキシコがほぼW杯出場を約束されているなど決してレベルの高い地域ではありません。

日本との対戦は記憶にある範囲では一回あります。日本で開催された2001年コンフェデ杯のグループリーグ初戦(新潟)で、オジェックも来日しています。スコアは忘れましたが、小野伸二のFKが決まったことと日本が勝ったことは覚えています。

日本代表は本田圭佑と長友佑都が負傷で招集されていません。今野泰幸も発熱でカナダ戦は欠場が濃厚という報道です。前回のラトビア戦とは異なり、今回はJリーグが既に開幕しているため、負傷者の代役は国内組でも十分対応可能です。

中村憲剛がミニゲームでは本田圭佑の位置に入ったという報道ですが、3次予選では代役のトップ下は経験していますし、最終予選でもヨルダン戦で本田圭佑に代わって途中出場しています。このヨルダン戦の中村憲剛の内容が良かったので、そのレベルのプレーをしてくれれば十分だと思います。

長友佑都の代役候補の左SBは酒井高徳、駒野友一がいます。長友佑都の持っている強靭な身体能力は真似できませんが、二人ともクロスの精度なら十分あるので、このカナダ戦ではアピールしたいところです。

もちろん、今回の中東遠征はヨルダンに勝ってW杯の出場権を得ることが目的です。このカナダ戦はいろいろ試しながら本番のヨルダン戦で使える形を一つでも見つけたい試合で、結果より内容を見たい試合です。

p.s.どうしてカナダのスケジュールが空いていたかは興味がありましたが、カナダは北中米カリブ海3次予選でホンジュラス、パナマ、キューバの組に入り、3勝2敗1分けの3位で敗退していました。ホンジュラスには1-8で敗れるなど、勝ち点だけ見ると惜しいですが、完敗だったようです。
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シャドーストライカー(パウリーニョ)

2013-03-20 15:38:49 | 他チーム
今日はお彼岸の祝日で、浦和の試合は休みなので、穴埋めネタを用意しておきます。京都、甲府で活躍して、現在G大阪でプレーするブラジル人FWパウリーニョ選手の思い出です。パウリーニョは京都時代にJ1とJ2を行ったり来たりしていたので、J1通算得点こそ多くないですが、J1とJ2を合わせれば100点以上取っているストライカーです。

パウリーニョはスピード型のストライカーで、長い距離の方が速い脚質です。それでも、上背はさほど高くありませんが、CKやFKで一瞬の隙を突いてヘディングでゴールを決めるのも得意です。京都時代は埼玉スタジアムの試合で出場停止だったこともあり、なかなか浦和とは対戦できなかった相手ですが、甲府時代の浦和戦はこのパウリーニョの出来で勝敗が分かれたので印象的です。

最近行動力が落ち、昨年は年間観戦数がわずか22試合と悔しい限りですが、パウリーニョと対戦した2011年の浦和対甲府は運良くホームとアウェイの両方を見ることができました。最初の埼玉スタジアムの対戦では浦和GK加藤が退場して浦和は10人での戦いになりました。

交代枠は残っていたので、浦和はエスクデロを下げてサブGK山岸範宏を入れることができましたが、一人多い甲府はパウリーニョが一人でシュート10本を浴びせる猛攻を見せました。しかし、時の運はわからないもので、パウリーニョのシュートはクロスバーを2度もヒットするなど無得点に終わり、浦和はこの苦しい試合を2-0で勝利します。

しかし、さすがパウリーニョと記憶に残っているのは国立競技場のアウェイ戦できっちりリベンジされたからです。この試合では、監督が三浦監督から佐久間監督に代わっていたので、パウリーニョの起用法も変わっていました。

それは左MFに置いて浦和CBの視界の外から、持ち味のトップスピードを発揮する手でした。浦和ベンチもこの起用は情報としては持っていたらしく、右SB高橋峻希がパウリーニョをマークする手筈になっていたのですが、高橋峻希がパウリーニョにまったく勝てず、2得点1アシストと徹底的に崩されてしまいました。

昨年のG大阪戦でも、途中出場のパウリーニョに点を取られ、浦和にとって嫌な相手という意識は強くなりました。まだ年齢的には30歳と活躍できるので、もう一度埼玉スタジアムに来ることを期待しています。
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