Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

新潟戦マニアック分析

2016-05-15 14:34:35 | 浦和レッズ
昨日の新潟戦、生観戦恒例のマニアック分析をつけます。新潟の5-4-1、もちろん守ってカウンター狙いというのはすぐにわかりましたが、どういう形でカウンターを完結するかはチームによって違います。浦和と対戦するチームの多くがこの手ですが、新潟は山崎、田中達也、平松の3枚のスピードで攻撃を完結させるようだと、見て取れました。

この手は見たことがあります。今年のドイツブンデスリーガの首位攻防戦、ドルトムント対バイエルンです。ドルトムントはバイエルンが誇るウイングのロッベンのスピードを抑えるために、急造5バックを試しました。バイエルンの4-1-4-1の前5人に対して数的同数を保ち、攻撃はオバメヤン、ロイス、ムヒタリアンの3人で完了するというゲームプランです。

そういうプランが可能になったのは、ドルトムントがオバメヤンのスピードに自信があるからですが、新潟も山崎のスピードと個人技は相当のレベルでした。この日は浦和のボールの失い方が悪く、セカンドボールの「回収」の阿部勇樹、遠藤らにも時としてミスがあったので、田中達也や山崎がドリブルで独走を試みるシーンは何度か見られました。

私は、攻撃がシュートで終わったときに、ノートにメモを取っていますが、後半の頭10数分は新潟の攻撃がメモの多くを占めるほどでした。浦和が5-4-1の相手に勝つためには、セカンドボールをうまく回収して相手を「守り疲れ」させることが必要ですが、この日は新潟に攻撃を完結されたので、負けの可能性すらあったほどです。

もちろん、興梠が外したPKについては、もったいなかったです。興梠自身に少し迷いがあって、真ん中に蹴ってしまったようですが、真ん中に蹴るならば上を狙わないといけません。GK守田の残した足にボールが当たってノーゴールになりましたが、決して相手が真ん中に蹴ることを読んでいたわけではないので、少しでもボールを浮かせていればと悔いが残ります。

また、練習で「KLM」トリオの連携がうまく行っていなかったという報道もあります。それは武藤が早い時間で交代した事実にも現れています。武藤は相手の守備のバランスが崩れたところに侵入するのが売り物なので、こういう引いて守る相手にはどうだったかと、ミシャの起用も残念に思います。
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相手を機能させてしまった(5/14浦和対新潟)

2016-05-14 22:53:33 | 浦和レッズ
今日の新潟戦、0-0の引き分けでした。ボール支配率こそ高く、旗印の前から取りに行くサッカーはしていましたが、この試合の内容は良くなかったと思います。理由は、新潟の方がゲームプラン通りに戦えていたからです。新潟は普段の4バックで入るように見せておいて、実際は右MFの位置にいた小泉が最終ラインに入る、5バックで守りを固めてきました。

5-4-1の機能のさせ方は、2014年ブラジルW杯でのコスタリカ代表が「教材」です。4人の中盤がボールを引き出し、攻撃の際には苦しくても3人を上げてシュートに持ち込むことで守備一辺倒にならないようにしていました。今日の新潟は、クロスボールを頭で合わせたコスタリカとは違って、ドリブルで浦和守備陣に仕掛けることでシュートで終わることを狙ってきました。

新潟の1トップの山崎に対して、浦和は遠藤と槙野の2枚で対応していましたが、山崎は時には遠藤を置き去りにするようなプレーを見せてシュートまで持ち込んでいました。相手が5-4-1なら、一方的にボールを支配しておけば相手が消耗しますが、相手がシュートまで行けたことで休む時間を与えてしまいました。

これに対し、浦和も売り物のアウトサイドを使った攻撃を試みます。この日は皆が少しずつ良くなかった印象で、関根は相手が2枚マーカーを付けてきて消され、宇賀神もクロスが真ん中に合いませんでした。それならばと真ん中を狙っても、相手のダブルボランチのレオシルバと加藤がバイタルエリアをがっちり固めており、そのマークに苛立った武藤が下がってくるほどでした。

こういう相手には、ミドルシュートを連打するとか、サイドチェンジの長いキックで逆サイドを使うなどの戦術的な工夫が要ると思いましたが、今日の浦和はどちらもできていなかった印象です。ようやく、最後の方になって森脇が思い切って狙い始めましたが、それを最初からやればと惜しまれた引き分けです。

もちろん、ミシャがベストメンバーを固定したことによる主力選手の疲労はあるでしょう。主力選手に浦項戦を休ませたとはいえ、おそらくほぼこのメンバーでACLのFCソウル戦を戦うことを考えると、FCソウル戦は苦しむことになるかもしれないと嫌な予感がします。



























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マルチロール(牧田和久)

2016-05-13 22:39:46 | 他スポーツ
今日は会社を早めに上がれたので、テレビで日本ハム対西武を見ていました。結果は一時3点リードしながらの4-5でサヨナラ負けと、西武にとっては嫌な負け方になってしまいました。それを書くとネガティブな文章になってしまうので、中継ぎで好投した牧田和久投手のネタにします。

牧田は静岡県の静清工から平成国際大、日本通運を経て西武にはドラフト2位で入団しています。26歳と遅い入団だったこともあって即戦力の期待でした。1年目からローテーション投手になり、後半戦では抑えに抜擢されて22セーブを挙げて新人王に輝いています。

今季、牧田は中継ぎで起用されています。西武ライオンズがここ数年、ずっと抱えている問題がブルペンの弱さですが、今季は高橋朋己の二軍落ちで8回を任せられる中継ぎがいなくなってしまいました。そのため、先発でも十分に行ける実力のある牧田をロングリリーフもしくは8回の中継ぎで起用しています。

下手投げで球速は130km出るかどうかの牧田ですが、今日の解説の和田氏によれば「体感は145km」とのことです。それだけ速く見える理由としては、投球テンポの早さと緩い球を混ぜることだと思います。牧田のような投手が通用するためには、相手にやりにくいと思わせることが重要で、以前はランナーのいない場面でクイックで放るようなテクニックも見せています。

それが効いて、128kmの高めのストレートで内野フライを打たせるような投球が可能になり、牧田がいいときは相手が打ち損じて早めの攻撃が終わります。そうして、攻撃にもリズムを作ることもあり、今季勝ち星はチームトップの3勝です。

こういうタイプは海外にはいないので、WBCやプレミア12などの国際大会では頼りにされています。短期決戦だからこそ通用するとは思いますが、それでも日本野球の強さをアピールするのが牧田というのは面白いです。

もちろん、高橋朋己の復帰後は先発に戻って欲しい期待はあります。現在総崩れの西武投手陣で、もっとも頼りになる大事な投手、これからも頑張って欲しいです。
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新潟戦プレビュー

2016-05-12 22:15:37 | 浦和レッズ
あさっての土曜日、浦和はホーム埼玉スタジアムでアルビレックス新潟と対戦します。新潟には過去、J1での対戦では一度も埼玉スタジアムで負けたことがないことをサポとして誇りに思っています。私も参戦予定にしています。

浦和はここまで、ACLの都合上連戦が続いていました。思い切ってメンバーを落とせるナビスコ杯とは違って、ACLは勝負所だとアウェイの中国や豪州にベストメンバーを送る必要がありました。そのため、浦和の選手たちは疲れているようで、前節の大宮戦はそれが出ていたように感じます。久しぶりに、ミッドウィークに試合のない週だったので、リフレッシュできていることを期待したいです。

ACLのベスト16、FCソウル戦を18日に控えていますが、ここは勝負所なのでベストメンバーで新潟戦、FCソウル戦と戦うのではと予想しています。ミシャは一度決めたベストメンバーは可能な限り動かしたくないようですが、1トップのズラタンと興梠の併用は続くと思われます。どちらが新潟戦に出るかはわかりません。

新潟は昨年は柏を率いていた吉田監督が就任しています。現在2勝3分け6敗の勝ち点9で15位です。リーグ最多タイの20失点を喫しており、守備の立て直しが急務です。今季は、おなじみの田中達也がMFで出番を得ています。浦和時代のプレーの記憶では、田中達也は2トップの一角でこそ輝く選手で、MFとしての彼はあまり魅力がない印象でしたが、前を向いて仕掛ける能力はあるので使い方次第では面白いと思います。

また、ボランチのレオシルバの実力は確かです。守備の強さが光る選手ですが、インターセプトから奪っての攻撃参加も持っています。浦和も、柏木や阿部勇樹のところで取られると要注意です。

新潟が、普段の4-4-2を貫くか、浦和用に引いて守ってくるかで試合の流れは変わると思います。5バックもありうると、選手たちは考えて、そのときでベストのプレーを出して欲しいと思います。
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五輪代表の思い出(2004年日本対レバノン)

2016-05-11 20:10:07 | ワールドサッカー
今日は五輪代表の親善試合、ガーナ戦です。即日更新が出来ない場合に備えて、穴埋めネタを電車の中で考えていました。過去の五輪代表の試合で、一番印象的だった、2004年五輪最終予選のレバノン戦の思い出です。

当時、日本代表は埼玉スタジアムで行われたバーレーン戦を0-1で落とし、このレバノン戦の前に国立競技場で行われていた、バーレーン対UAEがバーレーンの完勝だったので、日本はレバノン戦の引き分け以下は絶対に許されない状況でした。

いつものあまのじゃくで、レバノンの出方を確認しました。レバノンは監督によれば、チーム作りの時間は「わずか20日」だったチームです。それはプレーに表れていました。レバノンのように、チーム作りの時間がないと、攻撃のオプションの少なさに表れます。この日のレバノンは、右サイドからしか攻撃できないチームでした。得意な形を、一つだけ機能させるのが精一杯だったのでしょう。

当時、大久保、平山の「国見2トップ」だった日本は、そんなレバノンの状況は読んでいたようでした。平山と大久保が交代で左サイドを前からチェックして、相手の右サイドさえ封じれば左サイドはあまり怖くないと見切っていました。先制点も入り、あとはミスさえしなければ勝てると思った後半、そのミスが出てしまいました。

右サイドでレバノンMFが上がったプレーに、ちょっとチェックが遅れましたが、真ん中は1トップのアトウィ一人です。大丈夫だと国立競技場のスタンドで思っていた私は、DF近藤のまさかのクリアミスにびびることになります。ボールはちょうどアトウィのところにこぼれ、同点ゴールという信じられない現実が待っていました。

こんなに弱い相手に引き分けてしまうのかと不安になっていた頃、左からのクロスを大久保が頭で決め、日本は2-1とリードして辛くもこの試合を拾います。最終戦のUAE戦も勝利した日本は、無事にアテネ五輪への出場権を獲得しました。

しかし、こういう「まさか」があるのがサッカーです。この経験は、その後何度も見たW杯予選を見るときに役立っています。相手のどこが長所か、どういう展開が怖いか予想しておくことは大事と思っています。
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U-23代表ガーナ戦プレビュー

2016-05-10 23:01:17 | ワールドサッカー
明日、U-23日本代表が佐賀のベストアメニティスタジアムでガーナ代表と親善試合を行います。ガーナのA代表の実力は2010年南アフリカW杯ベスト8の実績を誇る強豪です。今回の来日メンバーを、日本サッカー協会のHPで調べたところ、国内組ばかりのメンバーで若手主体との監督コメントです。

ガーナは日本協会には好意的なチームで、過去に親善試合で対戦したときは2度ともベストメンバーを連れてきた誠意があります。A代表はエシアン、ムンタリ、ボアテングら中盤にいい選手を誇るチームです。強力なFWで組織の脆さを乗り越えるのがアフリカサッカーというイメージですが、ガーナは中盤でつなぐスタイルです。

ガーナと聞いて、大学時代の友達がガーナに青年海外協力隊で派遣されたことを思い出しました。改修前の駒場スタジアムくらいの小さなグラウンドが、ガーナでは「国立競技場」だと聞いて驚いたと聞きます。当時はセリエAのトリノでプレーした元ガーナ代表FWアベディ・ペレが英雄でした。

当時、その友人は青年海外協力隊のメンバーで親善試合をやったところ、イギリスやアメリカには簡単に勝てたものの、ガーナチームはおじさんばかりながら圧倒的に強かったそうです。そんなアフリカの身体能力が、発揮されるようだと日本は苦しい戦いになります。

日本は主力の遠藤航が、浦和でACLの強行日程をこなしている理由で今回は招集外になりました。川崎FW大久保に打診するなどオーバーエイジの招集は確実なので、本大会では枠は15人と狭き門になります。その狭い枠に入ろうと、今回はアピールチャンスになります。手倉森監督が迷うくらい、いろんな選手に活躍して欲しいと願います。

また、ファン・ウェルメスケルケン・際というオランダのドルトレヒトでプレーする新戦力も話題です。ポジションはDFですが、もちろん見たことはなく、どんな選手なのかわかれば当ブログで報告したいです。
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義援金活動で会う(宮沢克行)

2016-05-09 20:53:57 | 浦和レッズ
先日の名古屋戦、元浦和MF宮沢克行さん(現浦和アカデミーコーチ)が義援金活動をしているのを見ました。周りを見た限りでは、宮沢に気づいていたのは私だけだったように思いますが、思い出すきっかけになったので、現役時代の思い出を一本ブログネタにします。

宮沢は、明大から1999年に浦和入りしています。おそらく当時の構想は、ベテランになっていた左MFベギリスタインの後継者だったと思います。瞬間的なスピードが武器のサイドハーフタイプでした。新人だった1999年にJ1でゴールを挙げています。

しかし、その年の浦和は、古株サポなら皆さんご存知の通り、J2に降格してしまいます。これで、1年でのJ1復帰が至上命題になった浦和は、ベギリスタインの後釜に若手を起用する余裕はなくなってしまいました。浦和は左MF候補として、鹿島から左利きのMF阿部敏之を獲得して、宮沢の出番は激減することになりました。

当時の宮沢の記憶は、ベンチ入り当落線上にいることが多かったものです。当時は今のように、ファンサービスが週1回しかない時代ではなく、毎日サポがサインを狙っていた時代でした。宮沢は、そんなサポに対する、ファンサービス要員になることが多かった印象です。

もちろん、そんな位置に甘んじている訳にはいかない宮沢は、新潟への移籍を決断します。もっとも、新潟時代の宮沢は、本来のポジションでないSBでの起用が多く、あまりいいところは出ていない印象でした。転機になったのは、4-4-2でサイドハーフを置くシステムだった山形への移籍でした。山形では宮沢は念願の左MFのポジションを確保して、背番号も「ミスターモンテディオ」高橋健二がつけていた7番になりました。

ちょうどその頃、山形は名将小林伸二監督が率いて、2ラインコンパクトサッカーを旗印にJ1に昇格してきました。宮沢はそのサッカーを左MFで牽引しました。ゴールも決め、10年ぶりのJ1ゴールという珍記録も作りました。本人は「名誉な記録ではないがサポーターに捧げたい」とコメントしていました。

宮沢は引退と同時に浦和のアカデミースタッフになって現在に至ります。浦和での現役時代は不遇でしたが、どこに成功のきっかけがあるかはわからないものです。
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悪いなりに頑張った(5/8大宮対浦和)

2016-05-08 20:41:11 | 浦和レッズ
今日のさいたまダービー、大宮対浦和は0-1でアウェイ、浦和の勝利に終わりました。浦和がボールを支配して大宮はカウンター狙いというのは予想できていましたが、この試合はどちらかといえばプラン通りに試合を運んでいたのは大宮という印象です。

その理由は、大宮が浦和のクロスの後のセカンドボールをかなり高い確率で取っていたからです。大宮は押され気味の展開を想定して、FWを家長、江坂、攻撃的MFを泉沢、横谷と動ける選手をスタメンで起用してきました。得点源のムルジャをベンチに置く思い切った手ですが、そのゲームプランが当たってカウンターが家長につながった場面が何度かありました。

事実、家長はフリーでシュートを放ち、ポストをヒットした決定的な場面もありました。4-4-2の後ろ2ラインで引いて守る大宮は、攻撃でボールを切らないと「守り疲れ」の恐れがありましたが、結果こそ浦和のシュートブロックに阻まれていますが、ボールを浦和ゴール前に運ぶことはできていました。

逆に、浦和の方はプラン通りに運んでいなかったと思います。大宮の2ラインコンパクトサッカーが相手なら、長いボールでサイドを変えればアウトサイドの関根か宇賀神が空くと予想していましたが、そういうボールはほとんど出すことができませんでした。持っても展開を変えられなかった、アウトサイドの二人が個人的にも良くなかった印象です。

しかし、浦和はここ数年、優勝を目前にしながら惜しいところで敗れてきた、苦い経験を生かして試合運びがうまくなっていました。得点になった場面は、FKを李が早くリスタートして、武藤が競ってこぼれたところを処理した相手ボランチ岩上のミスを柏木が拾って、武藤とのワンツーで右足を振りぬいたミドルシュートでした。

浦和が、その1点を守り切れたのも試合運びのうまさです。遠藤の加入で最終ラインが落ち着いており、前半積極的に上がっていた槙野もリードを守ることを意識して守備に徹しました。GWの強行日程の最終戦、暑さの影響で運動量はいつもほどではない、と悪条件の試合でしたが、こういう悪いなりに逃げ切るのも、浦和の強さではと思っています。
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パスの回し方(サンウルブズ対フォース)

2016-05-07 22:09:57 | 他スポーツ
今日はスーパーラグビー(SR)のサンウルブズ(日本)対フォース(豪州)を秩父宮ラグビー場で見ていました。今日はあまりの暑さで手持ちのコンパクトデジカメがオーバーヒートしてしまって動かなくなりました。家に帰って充電すると復活したので、それまでに撮った写真は無事でしたが、試合中の写真が一枚もないのは残念です。写真は試合前のウォーミングアップで撮っていた写真で代替します。

それはともかく、試合は22-40とサンウルブズの大敗でした。フォースは今季1勝8敗と負けが込んでいた相手ですが、この日の内容を見ると力の差があることは認めざるを得ません。サンウルブズが勝つためには、キックの成功率は100%近く、パス回しのミスは可能な限り少なくというのが必要で、2度もパスをインターセプトされるなどミスが出たこの試合の敗戦という結果は必然だったと思います。

フォースは、ブラーシェ(14番)の個人技が切れていました。プライアー(10番)、ブラーシェ、ヘイレット=ピティ(15番)には振り回された印象で、鮮やかともいえるステップワークでした。接点も強く、サンウルブズが倒された後のラックをターンオーバーされる場面は、残念ながら多かったと言わざるを得ません。

そんなフォースの強さは、パスの回し方ではないかと想像しています。走っている方向と同じ方向にパスを出すことは、オーソドックスな方法ではありますが読まれやすいです。この日のフォースは、走っている方向と逆にパスを出したり、真後ろにパスを出したりする動きでサンウルブズの守備網を混乱させていました。

また、オフサイドで得たFKをクイックリスタートさせて、逆サイドで待っていたウイングに正確に配球もしています。そんな、サンウルブズの想像を上回る工夫を、この日のフォースはしていた印象です。

もっとも、サンウルブズにできない手ではありません。途中から、ピシ(10番)とフィルヨーン(15番)で真後ろにパスを回すプレーを試したところ、フォース守備陣を少し惑わせました。集散を早めて、人数をかける攻撃ができれば、こういうバリエーションもサンウルブズも持っていると思います。この日のサンウルブズには、初めてのSRのシーズンの疲れが忍び寄っているようだとも感じます。

また、山田(14番)が2トライ、カーペンター(13番)もトライを決めるなど4トライを挙げています。守備は課題が残ったものの、攻撃は山田の復帰で上積みがあると感じました。あとは高い集中力で、確実にチャンスをものにするラグビーを目指して欲しいです。

































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ブラコビーin神宮外苑2

2016-05-07 21:16:27 | 雑記
今日は、秩父宮ラグビー場でのスーパーラグビーの試合前、ちょっと寄り道して神宮外苑を前回とはコースを変えて散歩していました。本家ブラタモリは「高低差ファン」「下を向いて歩こう」などの名言を残していますが、こちらは「寄り道は三文の得」です。試合には間に合うように早めに家を出ているので、ちょっと興味を持ったらすぐに脇道に入る寄り道をして写真を撮るのがいつものパターンです。



旧国立競技場の跡地です。今はただの草地ですが、ここに近代的な競技場ができて、いろんな試合が開催されるはずだと想像するのは楽しみです。



脇道を入って、神宮外苑の森の中に入ってみました。神宮外苑、森の美しさは知っていましたが、中に入れる道があるのは意外な発見でした。



その道の出口はここ、聖徳記念絵画館です。



なんじゃもんじゃの木という別名のある、ヒトツバタゴの白い花です。



少し進んでいくと、また森の中を寄り道できる道が見つかりました。







ここは、かつての陸軍の練兵場跡で、明治天皇がこのあたりで日露戦争の凱旋記念の観兵式で軍隊を見たと伝わる榎があります。



銀杏並木です。



旅のゴール、秩父宮ラグビー場です。試合内容は別記事で書きます。
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